全地球規模で猛威を振るっている新型コロナウィルス、COVID-19。
WHO(世界保健機関)によるとこの状況はパンデミックであると発表しています。
2020年2月頃から日本でも次第に危機的状況に陥り、2020年3月現在に情報を確認すると、東京での一日の感染者数が40人を突破し、オーバーシュートの危険性が高まっています。
そのような爆発的感染も可能性としてゼロとは言えない状況となっているのが現状であり、予断を許さない状況です。
海外への不要不急の渡航も自粛が勧告され、東京でも都知事が外出を控えるように通達を出すことが報道されています。
多くの方々はスマホやPCを使ったインターネットも活用して情報収集していると思います。
東日本大震災などの災害でもネットで命が救われる事があります。
逆に言うとネットで誤った情報が拡散されることも事実。
ここではインターネットを有効に活用する手法と、スマホのデータ量が少なくなった時のブロードバンド回線の紹介、また、氾濫する情報の扱い方も取り上げます。
まずは世界的な危機的状況に慌てないようにしましょう。
コロナウィルス拡大状況でインターネット回線を活用する方法
1. 信頼性の高い報道サイトやアプリを活用する
まず情報収集の基本となるのは既存メディアの活用です。
では、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットからどのような既存メディアを活用すればよいでしょうか。
まず考慮することができる要素として以下が挙げられます。
- 報道媒体の選択
- 信頼性の高いメディア
- インターネットの自治体サイトやアカウント
上記3点を挙げましたが、まず報道媒体の選択は速報性の高いメディアを選びます。
放送が即時性のある媒体になりますが、現在はネットも放送同時提供がある場合があり、テキストであれば即時性もあります。
そこで信頼性の高いメディアを選ぶには、広告で運用されていない英BBCやNHKを参照することができます。
公共放送であるBBCやNHKは報道内容をテキストで配信し、NHKだと場合によっては放送同時提供を行います。
NHKの公式サイトや、NHKニュース・防災アプリはiOS版とAndroid版があります。
NHKニュース・防災アプリなら災害情報は放送同時提供されます。
また、NHK Worldの国際放送もあります。これもiOS版とAndroid版があります。
そして、各自治体が運営しているTwitterの防災アカウントをフォローするかリストに入れることができます。
例えば東京なら、東京都防災( @tokyo_bousai )になるので、アカウントから発信される情報にも目を配りましょう。
2. SNSは信頼できるアカウントをリストに入れる
TwitterのようなSNSは情報過多になり、より情報の取捨選択が求められます。
タイムラインにデマなどの情報が流れることを防止するため、先述した信頼性の高い防災アカウント等をリストに入れることができます。
リストの作り方は以下になります。
1. Twitterタイムライン左上のアイコンをタップする
2. リストをタップする
3. 右下のリストの新規作成をタップする
4. 新規リストを作成する
5. 各自治体のアカウントを検索しリストに追加する
以上でTwitterに防災アカウントをリスト化できるので、このような重要情報はタイムラインとは別にリストに入れましょう。
3. スマホのデータ量が少なくなることを回避する
iPhoneやスマートフォンで情報を受け取っているとデータ通信量がかさみます。
そこで、3日で10GB制限はあるものの、普通に動画を見る程度に使えば実質使い放題のブロードバンドであるWiMAXが有効です。申し込めば2~3日でWi-Fiルーター端末が届きます。
WiMAXとしては、端末代無料、1~2か月目の月額料金が無料、そして長期的にも料金が安いDTI WiMAX2+が利用しやすいです。
そしてBroadWiMAXもWi-Fiルーター端末の店頭受け取りサービスを実施しているので、導入しやすいです。
最新端末のWX06にはUSB TypeCケーブルが同梱されていますが、コンセントに接続するUSB変換アダプタはないため、PCで充電するかiPhoneの充電器などでコンセントに接続できます。
iPhoneのアダプタをコンセント替わりにする
USB TypeCのコネクタ
WiMAXがあれば動画配信で報道を見たり、自宅で過ごしていてYoutubeを活用してマスクの作り方などの動画を見ることもできます。
4. 気が滅入る時はYoutubeでBGMを流すことも有効
Youtubeには作業用BGMが無数にあるので「BGM」で検索すると落ち着いた音楽も出てきます。ストレスが溜まった時などは活用しましょう。
世界的なBGM Channelのライブストリーミング
報道を見ていて気が滅入る、または仕事をしていて感染リスクで精神的に疲れたという方は、BGM配信などで心をリラックスさせましょう。
パンデミックの時に何を呑気な、と思われる方もいるかもしれませんが、一日の終わりくらいは心を穏やかにして過ごし、リフレッシュしたいものです。
5. テレビは控える
テレビ放送は緊急の報道で役に立ちますが、テレビばかりを見ていると、正直疲れます。家に帰ってテレビをつける→嫌なニュースばかり
このように感じている方は多いでしょう。そのような時はテレビを消しましょう。あるいはテレビをリサイクルショップに処分しましょう。
そうすると受信料を払わなくて済みます。放送ではNHKのように信頼性の高いものもありますが、テレビを家に置かないといけないという法律はありません。
そして情報収集としてインターネットをメインにすればOKです。
これはミニマリスト的な考え方かもしれませんが、いかに危機的な状況を乗り越えるかは、氾濫した情報の中で自分に必要な情報を選別する作業が重要です。
こうした状況では以下の対処が必要です。
- 精神的な負担を減らす
- だらだらと時間を費やさない
- 放送視聴で時間を無駄にしない
上記のように時間を有効に使うことが大切です。
無理にテレビを処分する必要はありませんが、21世紀も20年経とうとしている中で、放送媒体の既存メディアを中心に物事を考える必要はありません。
インターネットをフル活用して、情報を自分に有利に活用することが大事です。
インターネットの情報にかく乱されないためには
デマや極端な発言はまず調査する
今回の新型コロナウィルスでは、ネットでトイレットペーパーやティッシュがなくなる、というデマが流れました。
その結果、ドラッグストアなどの店頭からトイレットペーパーなどの在庫がなくなるという現象まで起きました。
そのようなトイレットペーパーがなくなるという情報が本当かどうか、まずは検索して調査することは誰でも可能です。
もちろんそこまで機転が利かないことも事実です。しかしSNSなどを見ていて、明らかにおかしい、怪しいという情報はまず疑うことから始めましょう。
真実ではない情報が拡散して迷惑を被るのは、他の人ばかりではなく、自分自身が被害に会うことになります。
できる限り、情報の出所や信頼性を常にチェックする心構えが必要です。
精神状態を一定に保つネットの歩き方
まずは匿名Twitterや匿名掲示板などの匿名情報は見ないようにしましょう。匿名で発信される情報は、一言で言うと「適当」になります。
要は、思いついたことを何も考慮しないで書きなぐるだけなので、情報の信頼性はゼロと言っていいでしょう。
そして匿名情報は中傷や暴言などで溢れていますので、そのようなテキストに目を通す必要はありません。
インターネットで誰が発言しているのかということも考慮し、まず信頼性の高いオフィシャルアカウントや公共放送アカウント、そして自治体が発信する情報にも目を配りましょう。
匿名の情報に真実があったりしますがネットの9割以上の情報は役に立たない無駄な情報である、という意識を持つことが重要です。
困難で危機的な状況に対処する
東京オリンピックも延期することになり、経済も世界恐慌と言っていい事態になりました。これは人間には対抗することが事実上不可能である、感染症、流行病が原因です。
新型コロナウィルスはいつか収束するかもしれませんが、インフルエンザを始めとした感染症は常に人間の脅威となっています。
マスクなどの備品や衛生管理が必要になるのと同じように、情報の扱い方も重要と言えます。
デマや誤情報がすぐに拡散する世の中では、自分自身が正確な情報にアクセスして役立てることが大切です。
テレビでだらだら時間を無駄にしない。Youtubeの無駄なチャンネルで時間を無駄にしない。このような姿勢も大事です。
困難で危機的な時代を乗り越えるためにも、インターネットを有効に活用して対処することが重要です。