「ドコモ光のドコモネットはWi-Fiルーターをレンタルしていないけど他はどうなのか?」
「ドコモネットの純正ルーターは買うべきか?」
このような疑問にお答えします。
いきなり結論から言うと、ドコモ光のドコモネットはWi-Fiルーターを無料レンタルしていないので、ルーターを持っていない人は他のプロバイダを検討しましょう。ではどのプロバイダにすればいいのか、という点は後半で解説します。
ドコモ光は24社のプロバイダがあるので、プロバイダ選びが面倒だからドコモがやっているプロバイダでいいや、という展開になる人もいるかもしれません。しかしその選択は少し早計な判断と言えます。
今回はドコモネットとは何か、ドコモネットの純正ルーターはどうなのか?、また、ルーターを無料レンタルしているプロバイダはどこを選ぶべきなのかというテーマでお送りします。
目次
ドコモネットとは
NTTドコモ提供プロバイダ
ドコモネットは文字通りNTTドコモが運営していて、光コラボレーションであるドコモ光の企画と同時にプロバイダも1社で完結できるようにドコモが用意したプロバイダです。
ドコモ光という光コラボレーションはプロバイダを選べる点が魅力ですが、光コラボレーションという枠組みではプロバイダをドコモのドコモネットにすることが一番コラボに近い形になります。
つまり、NTT東日本のフレッツ光と、各プロバイダをまとめたサービスが光コラボレーションなので、ドコモ光の場合、ドコモがプロバイダをやればNTT東日本と2者の関係なのでコラボレーションです。
他のプロバイダの場合、以下のように3者の関係になります。
NTT東日本-NTTドコモ-プロバイダ
これがドコモネットなら、以下です。
NTT東日本-NTTドコモ
なので一番シンプルな形はドコモネットになりますが、記事タイトル通りドコモネットはWi-Fiルーターが無料レンタルではありません。
事業会社はNTTドコモ
もう分かっていることだと思いますが、ドコモネットの事業会社はNTTドコモです。ドコモは説明の必要がないと思いますが、簡単に説明すると日本で携帯電話サービスを始めた一番最初のキャリアがNTTなので、一番の実績を誇るのがNTTドコモとなります。
携帯の回線数や契約者数のシェアはトップ、一時期はiモードが一世を風靡して、近くにいる人の携帯はドコモの確立が非常に高かったです。しかしそれは昔の話。現在は競合するKDDIとソフトバンクの猛追を受け、年々携帯のシェアが下がっています。
特に携帯の電波は、ドコモよりソフトバンクの電波の方が入りやすいという地点があったりします。そのように、NTTドコモは良く言うと安心、悪く言うと殿様商売をしている半官半民企業、ということになります。半官半民であるという点が重要です。
ドコモネットは問い合わせしやすい
ドコモネット唯一のメリットとして、ドコモ光の問い合わせとプロバイダへの問い合わせが同一の事業者であるという点です。
ドコモ光に関する問い合わせは以下の2つがあります。
- 月々の料金に関する問い合わせ→NTTドコモ
- 回線障害などのインターネットのトラブル→プロバイダ
上記のようにプロバイダを別途契約した場合は、技術的な問い合わせはプロバイダになり、料金面の問い合わせはNTTドコモとなります。
ドコモネットだと、そのような料金の問い合わせとインターネットの問い合わせをドコモネット1社で対応することが可能です。なのでシンプルな対応を求める方は、ドコモネットだとスムーズに対応が終わる可能性があります。
ドコモネットはWi-Fiルーター無料レンタルをしていない
ドコモネットはルーターレンタルなし
表題にもあるように、ドコモネットはWi-Fiルーターの無料レンタルをしていません。代わりにdocomoロゴが入った純正ルーターをオンラインショップで販売しています。この純正ルーターがあることを前提として、さらにネットトータルサポートを契約すればルーターの分からない事をサポートセンターに聞いたり、設定を遠隔で代行してもらうことが可能です。
逆に言うと、純正ルーターを買っていないと遠隔サポートを受けることができません。ルーターを買っていればサポートを受けることができます。しかしこのことは、ドコモネットはWi-Fiルーターの無料レンタルもなければ、純正ルーターをユーザーに買わせて、買わないとサポートしないという自社の都合や利益を優先した商売の形と言うことができます。
提携プロバイダは無料でWi-Fiルーターをレンタルしてサポートしていますが、ドコモネットは自社都合優先で、自社のルーターを買わないとサポートしませんという姿勢であり、このことはやはり半官半民の殿様商売と言えるでしょう。
ドコモ純正ルーターは価格が高め
ルーターを無料レンタルしていないドコモネットを契約する必要はありませんが、ドコモネットの純正ルーターについて少し言及します。
本体を見るとNECのOEMとなっているドコモ光ルーター 01ですが、ドコモはこれを通常価格9,768円のところ7,040円で販売しています。
一見お得なように見えますが、同じようなスペックのルーターがネット通販ではどうなのか以下を参照してみましょう。
機種 | 最大転送 | セキュリティ | 価格 |
ドコモ光ルーター 01 | 867Mbps(11ac)、300Mbps(11n) | WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-SK(TKIP/AES)、WEP(128bit) | 7,040円 |
BUFFALO WSR-1166DHPL2 | IEEE802.11ac(866Mbps)IEEE802.11n(300Mbps) | WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA/WPA2 mixed PSK(TKIP/AES mixed)、WEP(128/64bit) | 3,980円 |
上記のように、Amazonで販売されているバッファローのルーターと比べると、最大転送やセキュリティは同じでも2,000円以上の価格差があります。
なのでドコモ純正ルーターを割高で買うのは、正直おすすめしません。
ドコモネットのその他のデメリット
サポートは有料
サポートは有料になります。ネットトータルサポートという名前ですが、月額500円を支払って訪問サポートやリモートサポート、またルーターの保守、設定などを受けることができます。
訪問サポートは初回無料であとは有料のところが多いので妥当ですが、リモートサポートや電話サポートは無料でもできるプロバイダが他にあるのでドコモネットのサポートはデメリットとなります。
そして500円払えば訪問サポートをしてもらえるのかというとそうではなく、大体の場合出張料金と修理の見積もりがされて1万円以上かかることはざらです。これはどこも同じです。
疑問なのは前述の通り、純正ルーターを買っていないとルーターのサポートをしない、という点で、サポートを受けたければ純正ルーターを買ってくださいという姿勢はデメリットとなります。
メールアドレスは1つまで
メールアドレスは1個まで付きます。他のプロバイダでは最大10個とか、それ以上のプロバイダがありますが、ドコモネットは1個です。
もちろんプロバイダのメールを使う機会が減ってきたとはいえ、まだプロバイダのメールを使うアドバンテージがある場面もあります。
サーバーでウィルス対策ができることと、迷惑メールチェックや迷惑メールブロックなどの機能があることがあるので、プロバイダのメールアドレスは複数個あると望ましいです。
特に家族の人数が大きい場合に、複数のアドレスを取得できるのがメリットなのですが、ドコモネットは1個までです。
ドコモ光で検討すべきプロバイダ
DTI with ドコモ光
DTI with ドコモ光なら、Wi-Fiルーターレンタル無料でリモートサポートや電話サポートも無料です。
Wi-Fiルーターは867Mbpsのものを使っているのでパフォーマンス的にも十分ですし、IPv6(IPoE)通信で快適な光ファイバーインターネットを楽しむことができます。
メールアドレスは合計10個まで。メールのウィルスチェックや迷惑メールチェックがあり、迷惑メールブロックもすることができます。
さらにオフラインの楽しみとして会員優待割引のDTI Club Offでホテルレストランが割引料金になり、外食チェーンも割引で楽しむことができます。
今ならキャッシュバック最大20,000円もあり、お得にドコモ光を契約できます。
このようのオンもオフも楽しめる優良プロバイダなら、インターネットライフの質が向上します。
ドコモネット以外でWi-Fiルーター無料レンタルのプロバイダを選ぶ
以上見てきたように、Wi-Fiルーター無料レンタルを実施していないドコモネットではなく、他の優良プロバイダを検討することが快適なインターネットライフを目指すことの近道と言えます。
もちろんドコモネットは問い合わせ対応が1社で完結するメリットがありますが、高い純正ルーターを買わないとサポートが受けられないことや、キャッシュバックもなし、優待割引もなし、ということで、積極的に検討できる事業者ではありません。
ユーザーとしていかに満足度の高いプロバイダを選ぶか、難しい選択になることもあるかもしれませんが、やはりルーター無料レンタルなどのユーザー目線に立っているプロバイダを選ぶべきであり、殿様商売をするプロバイダを選びたいとは思いません。
そのことを踏まえて、ユーザーのことを考えているプロバイダをしっかり選んで、快適なインターネットライフになるように当サイトもお手伝いできれば幸いです。