「解約金のないDTI光について詳しく知りたい」
「解約金ってそもそも何なんだろう?」
「DTIの光は解約金がないけど注意点はあるか?」
今回は上記について解説します。
インターネット回線を契約するにあたって、違約金、つまり解約金があると最高にテンション下がりますよね。色々なネット回線で解約金が設定されているものです。
もちろん、解約金というのは約束を破るから払うものなんですが、その約束が面倒くさい…。
契約期間の縛りはインターネット事業者にとっては都合が良いですが、契約する消費者にとってはやっぱりちょっと都合が悪い。でも期間縛りがないとネットの月額料金は高くなるしな…と思ってしまうのが現実的なところです。
そこで契約期間の縛りがなく解約金もない、そして安いDTI光はどんなプロバイダなんでしょうか?
契約期間の縛りなしで、そんなに都合が良いことあるの?と思うかもしれませんが、DTI光は確かに解約金なし。
では契約期間の縛りそのものや、縛りなしのDTIについて詳しく見てみましょう。
そもそも期間縛りと解約金とは
そもそも契約期間の縛りや解約金とは何でしょうか?
なぜ縛りがあるのか?なぜ解約金を取るのか?
縛りや解約金は、サービスを販売する側の都合が9割と言っていいでしょう。ただ、ユーザーが不利益を被っているだけではないこともあります。
具体的に見てみましょう。
契約期間の縛りは新聞業界の慣習である
契約期間の縛りとは、元々新聞のような定期購読をさせる業界で使っていた、収益確保のための手段です。
新聞の月極による購読は、1か月読んで契約を解除されると売り上げを一定に保つことが難しく、契約や解約にかかる事務も面倒なことになります。
新聞は何かと権威的なので、新聞を1年間の契約にしても読んでもらえる読者が多いです。購読する新聞を頻繁に変える人もいるかもしれませんが、実家が〇〇新聞だったとか、この新聞は文章が良い、といってファンが固定化する傾向があります。
なのでガッチリと契約期間を縛り、読者をファンにさせて、契約者を囲い込む戦略が新聞などの定期購読による販売形態にぴったり合うというわけです。
契約期間の縛りは携帯業界へ
ではなぜインターネット回線に契約期間の縛りが多いのか、理由は携帯業界が新聞の真似をやり始めたからだと思います。
日本のケータイは、ガラケーが主流だったころに販売奨励金を活用して端末を0円にし、その代わり契約期間を指定して月額料金で端末代を回収するビジネスモデルでした。
現在は端末を0円にすることはできませんが、2年縛りというのは存続しています。
この2年縛りをすることによって、確実に収益を確保し、端末代金の回収とその後の月極の月額料金で売り上げることで携帯業界は潤いました。悪い言葉を使うと、調子に乗りました。
調子に乗った通信キャリアやインターネット業界は、契約を縛って解約されたら違約金を取るビジネスモデルに何の抵抗もなくなりました。
なので、契約を2年縛って収益を確保する手法は、新聞などの定期的な利用と同様に事業者にとっては非常に使いやすい販売手法となるのです。
ユーザーには都合が悪い慣習だが月額料金が安くなる(ように見える)
はっきり言うと、ユーザーにとって契約期間の縛りや解約金というのは都合が悪いだけです。サービスをやめるのにお金がかかるというのは、料金を取る事業者のご都合主義だけで成り立っているからです。
しかしそれは、裏を返すと事業会社がやっているサービスの安定運用に繋がるので、一定の期間サービスを使うことは回りまわってユーザーに得になることもあるかもしれません。
というのは、携帯の格安SIMは通信キャリアを使うユーザーがたくさんいるので、格安SIM事業者が格安でMVNOサービスを提供できるからです。
期間縛りのある通信キャリアを使うユーザーがいなくなったらどうなるでしょうか?キャリアそのものを運営する事業会社がなくなります。
そして契約期間の縛りがあると、料金設定を安く見せることが可能です。安くする代わりに違約金を取ればいいだけの話ですから。
なので契約期間の縛りを設定して月額料金を安くし、ユーザーを定着させることにより、別のユーザーが上手くネット回線を選ぶとお得に契約できる側面もあります。如何にして縛りを回避するかということがポイントになります。
ネット回線は契約期間の縛りがあるかどうかチェックが必要
なので、期間縛りが悪い事かというと、悪いと断定することはできず、縛りがあるおかげでキャリアやプロバイダが安定的にネットワークを運用できます。
そのインターネットという社会的なインフラが運用されていれば、たとえ縛りのあるキャリアやプロバイダを使っていたとしても、お金が循環するように巡って自分が得をする可能性があります。
品質を保つためにお金を払い、後々そのプロバイダをやめればいいだけ。縛りがあるプロバイダをやめた後に、縛りなしのプロバイダを選択すればいいだけです。
もちろん最初から縛りなしのプロバイダを使えば、ユーザーにとって理想的です。余計なお金を払う必要はありません。
事前に契約期間の縛りがあるかどうか、よく調べてからネット回線を契約できると賢いと言えるかもしれません。正直面倒ですが。
解約金がかかるプロバイダの特徴
解約金がかかるプロバイダにはどんな特徴があるでしょうか?
サービス過剰なプロバイダは解約金がかかる傾向がある
まず第一に、携帯キャリア系のプロバイダは解約金をかける傾向にあります。
そしてWi-Fiルーターレンタルが無料とか、コンテンツを大量に用意している、また、過剰なオプションサービスがあるプロバイダは解約金を設定している場合が多いです。
サービスがシンプルになればなるほどコストがかからないので、それだけ解約金を徴収するビジネスモデルに頼る必要はなくなります。
あとは、そもそもプロバイダが良心的かどうか、ここがポイントです。
解約金が大きい理由
インターネット接続事業者は、ユーザーをどんどん加入させたいと思っています。ユーザーを加入させるために、広告費用や営業費用にお金をかけ、月額料金を低くします。
なのでユーザーはプロバイダと契約しやすいです。キャッシュバックがあったりとか、料金設定が安いとか、契約しやすい仕組みを作るのが上手いのです。
ですが、その契約しやすいメリットから生じる事業者側の不都合の辻褄を合わせるために解約金を大きく設定しなければなりません。
要は、美味しい餌をまいてキャッチしたら、あとはリリースしないようにガッチリ囲い込まないといけません。
このような手法は、ある意味必要と言えるかもしれません。なぜなら先述したように、サービスを提供し続けるには一定の収益確保の手段が必要だからです。
解約金のないDTI光のメリットを解説
ちょっと前置きが長いのは恐縮なんですけど、じゃあどうすればいいかっていうとシンプルにDTI光を使えばOKということですね。
DTI光は解約金なし
すみません、本当に長々と書いてきましたが、本題のDTIの件になりますね。
DTI光は最低利用期間なし、解約金なしとなります。
3000字レベルで契約期間の縛りと解約金について書いてきましたけど、DTIを選択すれば、縛りとか違約金とか、そういう面倒なことは考えなくていいです。
実際、筆者も2年以内にDTI光をやめたことがありますが、解約金はかかっていません。
DTIとしては本来なら解約金とか設定したいのが本音だと思います。でもDTIは利用者の都合重視なので光コラボについては非常に使い勝手がいい存在になっていますね。
なので、IPv6ネットワークは正直v6プラスやOCNバーチャルコネクトで他社プロバイダと共通ですし、差別化が難しいのですが、月額料金の安さと解約金なしでユーザーとしてはお得に快適な光ファイバーインターネットを契約できると言うわけです。
キャッシュバックを考えると最安レベルになる
DTI光は契約から半年経つとキャッシュバックをもらえるので、工事代は戻ってきますね。
キャッシュバック | ||
戸建て | マンション | |
ひかり電話あり | 24,000円 | 20,000円 |
ひかり電話なし | 20,000円 | 17,000円 |
で、少し比較してみたいのは、エクスゲートのおてがる光。
マンションタイプ
プロバイダ | 月額料金 | 工事代 | キャッシュバック | 2年間の実質料金 |
DTI光(マンション、ひかり電話なし) | 3,960円 | 16,500円 | 17,000円 | 94,540円 |
おてがる光(マンション、ひかり電話なし) | 3,773円(IPv6あり) | 16,500円 | なし | 107,052円 |
ファミリータイプ
プロバイダ | 月額料金 | 工事代 | キャッシュバック | 2年間の実質料金 |
DTI光(戸建て、ひかり電話なし) | 5,280円 | 19,800円 | 20,000円 | 126,520円 |
おてがる光(戸建て、ひかり電話なし) | 4,873円(IPv6あり) | 19,800円 | なし | 136,752円 |
キャッシュバックを考慮するとDTI光の方が実質安いです。ただ、おてがる光は工事費無料キャンペーンを実施していることがあるので、キャンペーンを使えばほぼ変わりません。
v6プラスによるIPv6(IPoE)で快適な高速接続
DTI光は、IPv6(IPoE)というIPアドレスの次世代規格がデフォルトで使えるようになっています。無料です。
IPv6接続というのは意味があって、そもそもIPv4という旧規格のIPアドレスは新規発行されていないので徐々にIPv6アドレスに移行しなければなりません。
IPv6にしなければならない、というわけではありませんが、IPv6(IPoE)にすればIPv6アドレスの割り当てと、IPoEというシンプルな接続方式になるので複雑な処理をしないネットワーク接続となります。
このIPv6は、v6プラスという日本ネットワークイネイブラー(JPNE)のネットワークを使います。本来であればDTIがIPv6ネットワークを自前でやったほうがいいのですが、JPNEのネットワークを使った方が管理コストがかからない可能性が高いですね。
パフォーマンスは以下の通り。
スピードを測定するタイミングによりますが、平均で400Mbps以上は出ていますね。
セキュリティの高いメール
DTI Cloud Mailなら、メールの送受信時に自動でウイルスチェックをしてくれます。無料です。
そして迷惑メールチェックや迷惑メールブロックもあるので、メールは安全ですね。無料です。
無料のVPNオプション
これも、使う機会はそんなにないかもしれませんが、U+linkという無料でVPN接続できるツールがあります。
親戚が、Windowsの使い方が分からないという時にVPN接続してリモートデスクトップで遠隔操作する、なんていうこともできます。
会員優待割引のDTI Club Off
DTI Club Offでオフラインも充実できますね。
旅行や宿泊が割引になるクーポンあり、外食やホテルレストランが割引になるクーポンありで、PCやスマホに向かっている自分を外に連れ出すことができます。
ビュッフェとか、やっぱり行きたいと思うのが正直なところですよね。
注意点はWi-Fiルーターの用意
無線LAN機能付きのONUをレンタルすることができますが、無線の性能を考えると自分でWi-Fiルーターを用意した方がいいですね。
ドコモ光だと無料レンタルできますが、光コラボのDTI光は安いWi-Fiルーターを用意して、自分で長期的に運用することを考えましょう。その方がネットワークのスキルも上がりますし、解約した後もずっとルーターを使えます。
なので注意点としては、自宅のWi-Fi環境をどうするか、という点だけだと思います。
DTI光を使って解約金を気にせずに快適高速インターネットを楽しむ
というわけで、DTI光なら解約金を気にしないで、ユーザーにメリットのある快適高速インターネットができるということが分かりました。
月額料金も低めで、2年間の実質的な料金も他社と比べて安くなっています。やっぱりプロバイダはシンプルイズベストだと、個人的には思います。
ネットワーク接続ができてなんぼ、みたいなところがあるので、正直オプションてんこ盛りで月額料金も解約金も高いプロバイダだとお得感が下がりますし、テンションも下がりますよね。
気分を上げて快適にインターネットをするには、解約金がどうとか、つまらないことはなるべく考えたくない。そんな風に、気軽に高速通信できる環境を整えることができるのは、現代人のメリットとも言えるかもしれません。
DTI光で解約金を気にせずに快適な高速インターネットを楽しむことができれば、ネットライフはより一層向上するって期待できますね。