「DTI SIMってWiMAXの代わりに使えるんですか?」
「WiMAXの代わりにDTI SIMを使えるのはどんなユーザー?」
WiMAXもいいけど、大容量に使えるDTI SIMでもいいんじゃないかな?と考えているのだったら、結構いい線行ってると思います。
もちろんWiMAXは3日10GB制限があってもデータ容量の設定がないし、モバイルWi-Fiの第一選択肢ですよね。
そこをあえて格安SIMでもなんとかなる、と思わせるのがDTI SIMです。DTI SIMには毎日1.4ギガ使い切りプランがあるから、上手くデータ通信量を管理するとDTI SIMだけでネット環境を構築できちゃうんですよね。
今回は、WiMAXの代わりにDTI SIMのデータプランが使える7つの理由を解説します。
目次
WiMAXの代わりにDTI SIMデータプランが使える7つの理由
結論から言うと、DTI SIMをWiMAXの代わりに使うのはインターネットのライトユーザーにおすすめです。
WiMAXの代わりにDTI SIMが使えるとはどういうことでしょうか?
1. DTI SIMは速い
DTI SIMは速いですね。MVNOですが高速な時間帯が多いです。具体的には以下の通り。
20Mbps台~60Mbps台は確保していますし、一番速い時は80Mbpsなんていう速度の時もあります。格安SIMの回線速度は使用する端末のスペックや環境によって異なってきますが、ここではiPhone SEまたはiPhone 6sを使っています。
iPhone直挿し、またはスマホ直挿しなら速度は速く出る傾向ですね。モバイルルーターだと若干数字が落ちるかもしれませんが、DTI SIMはかなり速い部類だと思います。
他社プロバイダの格安SIMだと10Mbps以下なんていうのはざらですが、DTI SIMはドコモのXi(クロッシィ)の力をそのまま引き出している感じです。
ただお昼時は格安SIMらしく速度は1Mbps~3Mbps程度に下がります。しかし0.3Mbpsとか1Mbps以下にはならなかったですね。
WiMAXも基地局からの距離や、ルーターを使用している階数が高いと速度が落ちます。10Mbps以下となることが多いので、ドコモのLTEであるXiを使えるDTI SIMはアドバンテージがありますね。
2. ドコモLTEだからWiMAXよりエリアが広い
当然、ドコモLTE回線のXiならWiMAXより提供エリアが広いので、どこでも安心して使えます。WiMAXの電波は直進性が強く届きにくいですし、地下鉄や地方で整備されていないことが多い。単純にデータ通信のエリアは携帯キャリアの電波の方が上回りますね。
WiMAXはファミレスでどこに座ったかによって電波状況がかわることがあります。お店の奥に入るほど電波が届きにくいので、LTEなら店内のどこに座っても快適にインターネットができます。
同様に自宅でもWiMAXの電波が入りにくい部屋があるかもしれません。そういうところでもLTEなら心配はなく、電波の繋がりやすさやエリアの広さは携帯LTEの方が勝ります。
3. 毎日1.4ギガ使い切りが大容量
DTI SIMの看板とも言える毎日1.4ギガ使い切りプランがあるので、ヘビーユーザーでなければ一日で消費するデータ量を1.4GB程度に抑えるとDTI SIMがWiMAXの代わりになりますね。
一日1.4GBというのは、調べものや仕事ならわりと1.4GBでもなんとかなるデータ量だと思います。
一日中自分のネット回線で仕事をするという場合を除いて、個人的にネットを使うならそれほどデータを消費しないケースも多いです。なぜかと言うと、動画の視聴でもSD 360pという標準画質なら1時間で300MBくらいしか使わないからです。
動画視聴で1時間300MBとすれば、ネットサーフィンや調べものだともっとデータ量は少ないですね。例えば、学校の課題を作るためにネットで調べるとか、仕事でExcelのデータを送るとかなら、そんなにデータが大きくなりません。
ビデオ会議システムを使うとかだとちょっと厳しくてさすがに無理だと思いますが、仕事が職場中心でライトユーザーならDTI SIMでも十分いけると思います。
1日1.4GBだと30日で42GBなので、WiMAXが3日10GBだとすると30日100GBということを考えると、DTI SIMはWiMAXの4割以上のデータ通信をLTEでできます。
4. スマホでテザリングできる
DTI SIMはテザリングももちろんOK。iPhoneかスマホにDTI SIMを入れてテザリングすれば、それだけで携帯と自宅のインターネット環境を作ることができます。ここで気を付けたいのは、携帯をいじってデータ量を消費するとテザリングに使うデータ量がなくなってしまうので、PCでインターネットをすることを考慮して携帯を使いましょう。
携帯でインターネットをする場合、高画質の動画配信を見ていたりするとあっという間にデータ量を消費してしまうので、なるべくセーブしつつテザリングすれば携帯でもPCでもドコモのXiを使えると快適なネット環境になります。
5. 契約期間の更新がない
DTI SIMは最低利用期間を12か月と定めています。最低でも12か月は使わないと解約金が発生します。しかし、13か月目以降は継続を自由に決められて契約期間の更新はないので、いつやめてもOKとなります。
WiMAXの場合3年契約であることが多く、解約金が20,000円とか、期間に応じて14,000円などの額が設定されています。初期費用を払って、さらに解約金を設定されていると負担も相当なものになるので、契約の更新設定がないDTI SIMはわりと気軽に申し込めますよね。
6. DTI SIMは安い
DTI SIMは月額料金にも期待できます。Y!mobileとUQ-mobileとの差は以下の通り。
提供会社 | 容量(音声) | 料金 |
Y!mobile | 3GB | 2,680円 |
UQ-mobile | 3GB | 1,980円 |
DTI SIM | 3GB | 1,490円 |
Y!mobileやUQ-mobileは回線品質がキャリアのものとほぼ同じなので月額料金も高めになりますが、DTI SIMだとMVNOなのにしっかり速度が出て、かつ、安いんですよ。ここでは3GBの料金を取り上げていますが、毎日1.4ギガ使い切りプランを含む料金表は以下の通り。
容量 | データプラン | データSMSプラン | 音声プラン |
1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 |
3GB | 840円 | 990円 | 1,490円 |
5GB | 1,220円 | 1370円 | 1,920円 |
10GB | 2,100円(業界最安) | 2,250円(業界最安) | 2,800円 |
毎日1.4ギガ使い切り | 2,200円 | 2,350円 | 2,900円 |
ドコモのギガホ30GBは音声オプションなし2年契約ありで6,980円なので、データ通信専用と考えると30GB6,980円。そしてDTIの1.4ギガ使い切りはデータプランで2,200円なので、容量は42GBあるのにドコモのギガホ30GBに比べて半額以下なんですよね。
WiMAXの平均4,000円レベルと比較しても、DTI SIM毎日1.4ギガ使い切りプランならデータ2,200円なので半額レベルで安いです。
ライトユーザーはDTI SIMでもいける
見てきたように、DTI SIMがWiMAXの代替となる理由は、データ毎日1.4ギガ使い切りプランがあるので上手くデータ量をコントロールすると月間42GBレベルで使えるからですね。その割には月額料金が安く、データ毎日1.4ギガだと2,200円。
注意点は、1日1.4ギガ以上使うと速度制限がかかって低速になるので、ユーザーが1日の消費量を把握している必要があります。
高画質で動画視聴をガンガンやるようならやめておいた方がいいですが、スマホの標準画質で少し動画を見る程度なら1.4ギガでもわりと使えるんですよ。
さすがにヘビーユーザーには向いていない使い方なので、インターネットのライトユーザーならDTI SIMを使うと経費削減して手軽にネット環境を作れます。
DTI SIM対応機種と使い方
DTI SIMでネットをするにはどんな機種を使って、どうやって接続すればいいのでしょうか?
DTI SIM対応機種は?
現在流通しているiPhoneはすべてOKです。iPhoneは構成プロファイルを使います。Androidも最新のものはOKで、APN設定をしてください。iPadも使えるので、iPadをLTEで安く使うならうってつけかもしれません。
モバイルルーターもドコモ回線に対応しているルーターならAPN設定をすると使えます。SIMフリーなら、富士ソフトのFS030Wなどがあるので、ルーターを用意してモバイルWi-Fi化するのはアリですね。
DTI SIMはどうやって使う?
iPhoneでDTI SIMを使うには構成プロファイルをダウンロードして使います。
AndroidはAPN設定をすればOK。APN設定は以下の通り。
名前 | 任意(DTI) |
APN | dti.jp |
ユーザー名 | dti |
パスワード | dti |
認証タイプ | CHAPまたはPAP |
PDPタイプ(必要な場) | IP |
ダイヤル番号(必要な場合) | *99***1# |
APN設定はAndroidだけでなく、モバイルルーターでも同じように設定する必要があります。
WiMAXの代わりにお得なDTI SIMを使う!
DTI SIMを使うことによってWiMAXにはないメリットのあるデータ通信をすることができます。つまり、WiMAXにはないエリアの広さ、速い通信速度、そして低価格の月額料金です。
月間42GBで足りるかどうかは、普段どのようにインターネットを使っているかよく考えて、1日1.4GBで足りると判断できるなら申し込みましょう。
ほとんどの場合、ネットサーフィンや仕事の作業だけなら1日1.4GBで足りると思います。特に個人的にネットを使う時間が短い場合はDTI SIMでもなんとかなりますね。
DTI SIMはMVNOでも速度が速くて質は高いので、WiMAXの3年縛りは嫌だなと思った時はDTI SIMを検討できます。