「IIJmioひかりのSIMセット割って何だろう?お得なのか?」
「IIJmioひかりの注意点と他のおすすめプロバイダは?」
今回は上記の疑問に対する回答になります。
IIJmioひかりにはSIMセット割というものがあり、さらに最近は以前にはなかったキャンペーンを実施しています。単刀直入に言えば安くなっています。IIJmioは高かったんですが、今は販売も頑張っていますね。
それを踏まえてIIJmioのSIMセット割とは何か、また、IIJmioひかりのネットワークそのものにも言及し、注意点も含めて他のおすすめプロバイダについても解説します。
IIJmioひかりのSIMセット割は選択すべき?お得な理由と注意点
IIJmioひかりとは何でしょうか?mioひかりのSIMセット割はどんな風にユーザーにメリットがありますか?
IIJmioひかりのSIMセット割とは
IIJmioひかりのSIMセット割の概要は以下の通り。
タイプ | IIJmioひかり月額料金 | SIMセット割 | SIMセット割後月額料金 | 適用条件 |
戸建て | 4,960円 | 600円 | 4,360円 | 申し込み不要でひかり1回線とSIM1契約に対して600円割引 |
マンション | 3,960円 | 3,360円 |
IIJmioのモバイルと光回線を契約するだけで、ひかり1回線にSIM1契約につき600円割引になります。家族でIIJmioを使っている場合、IIJmioの格安SIMが2枚、3枚となることがありますが、光回線が1回線ならmioひかりが600円引き、つまりSIMの枚数が多くても600円を超えることはありません。
それでも600円は大きいですよね。以前は、マンションタイプ3,960円の月額料金に対してIPoEオプションを付けると4,760円かかっていたんですよ。それがIPoEオプションが無料になってさらにSIMセット割なら3,360円なので、IIJmioの格安SIMを使っているならmioひかりをセットにした方が断然お得ですね。
これは申し込み不要で、同一のユーザーがSIMと光回線を契約していると勝手に割引になります。なので光回線を契約してからSIMを契約してもいいです。
割引額が大きいので、満足感が高いですよね。SIMのプランによってトータルの支出は変わりますが、キャリアの携帯と光回線と比較するとかなりお得です。
IIJmioの格安SIMと光回線を使う理由
SIMセット割による600円割引がかなり嬉しいことは分かりました。でもなぜIIJmioの格安SIMと光回線を使うのでしょうか?安いだけですか?
単純に安いからではないと思います。IIJmioはフルMVNOなので、契約や開通処理を自前でやったり、ネットワーク接続の柔軟性、そしてeSIMを発行することができる、などのアドバンテージがあります。
特に、ユーザーにメリットがあるのはeSIMでしょうか。物理的なSIMを使わないので、契約から使用開始までスムーズに行えますよね。普通のMVNOに比べてIIJmioは自由度が高いと言えます。
そしてIIJmioの光回線は、後述しますが日本で2番目のプロバイダなので、ネットワークの品質には最も気を使っていると言えるかもしれません。
割引キャンペーンがすごい
このような、ちょっとレベルの高いサービスをやっているIIJmioですが、最近は割引キャンペーンに力を入れているんですよ。
IIJmio月額割引キャンペーンと言って、mioひかりの月額料金から1,660円毎月割引されるんですね。これは1年間限定なんですが、SIMセット割600円と合わせると合計2,260円割引になって、マンションタイプだと3,960円-600円-1,660円=1,700円という風に、1年間1,700円で光回線が使えます。
これってちょっと意外なことで、以前なら考えられないですね。IIJは値引きを全然していませんでしたので。でも、今のIIJは変なプライドがなくなって、良心的にネット回線を提供するようになったと言えるでしょう。
IIJmioひかりにアドバンテージがある理由
そもそもなぜIIJmioひかりにアドバンテージがあるのでしょうか?
現在、多くの人はIIJmioと聞いて格安SIMを提供するMVNOだ、とイメージするかもしれません。確かにそうですね。IIJmioは、IIJmioの中の人も予想していなかったかもしれませんが、モバイル領域で携帯回線を安く販売する事業に路線を変えました。
でもその前は、IIJ(インターネット・イニシアティブ)の個人向けサービスとして、ダイヤルアップ接続からADSL~光ファイバーといった固定回線によるインターネット接続中心でものを考えていたんです。
何しろ、IIJは外資ではない国内企業による初(日本では2番目)のインターネット・サービス・プロバイダであり、インターネット接続のサービス開始は1993年にも遡ります。多くのプロバイダが1995年のWindows 95発売開始以降にインターネット接続サービスを開始したのですが、IIJはその2年も前にプロバイダを始めていたんですね。
なので、IIJのネットワークを使うことは日本のインターネット接続の元祖を使う、ということになります。これって、すでにアドバンテージと言えるかもしれません。
IIJmioひかりの注意点は最低利用期間
IIJmioひかりの注意点は最低利用期間。最低利用期間は24か月、つまり2年間で、その間に解約すると最低利用期間内解除調停金として5,000円を支払わないといけないんですよ。要するに解約金5,000円ということですね。
ただ、契約期間の更新はありません。つまり、24か月経過した後にやめた場合は解約金はかからないです。あくまでも最低限利用する期間が24か月です。ここはちょっと惜しいと思う部分ですよね。まあプロバイダは契約期間の縛りがある場合がほとんどなので、ある意味想定通りということですかね。
これを知って、あーなるほど…と思った場合、どうすればいいでしょうか?
他にメリットのあるプロバイダはあるんでしょうか?
さらにメリットのあるプロバイダは?
IIJmioは日本で2番目のプロバイダだし、品質にもこだわっているアドバンテージの高いプロバイダだということが分かりました。
そこでちょっと気になるのが最低利用期間の存在。もちろん気にならなければそれでいいのですが、う~んという人もいるかもしれません。さらに楽しいメリットのあるプロバイダはあるのでしょうか?
DTI光だと最低利用期間なし
インターネット接続25年の老舗プロバイダであるDTI 光の売りは、最低利用期間なし、解約金なしなんですよ。なので回線をいつやめても構いません。実際には、光回線をすぐにやめることはそうそうないのですが、これはユーザーとしてはかなりのアドバンテージですよね。
他のプロバイダだと1万円~2万円の解約金がかかることがあります。契約期間を指定しないと月額料金が高くなることもあるので、多くの人は2年契約や3年契約を選ぶんですね。
ここでDTI光なら、契約期間の縛りなしで安い月額料金になり、他社プロバイダと比較すると以下の通り。
プロバイダ | 戸建て | マンション |
ソネット光プラス | 3年目~5,580円 | 3年目~4,480円 |
ASAHIネット光 | 5,180円 | 4,080円 |
OCN光 | 5,100円 | 3,600円 |
DTI光 | 4,800円 | 3,600円 |
ソネットと比べると、マンションタイプで3年目には880円もの差がありますよね。どうしてこんなに価格の差があるのかというと、プロバイダの運営規模によるところが大きいです。ソネットのようなメジャー系はコンテンツなどにコストがかかっていて、事業が肥大化していると言えます。
ネット回線はシンプルなプロバイダを選ぶことによって、月額料金を下げることが可能です。
DTI光にもSIMセット割がある
IIJmioだけでなくDTI光にもSIMセット割があります。割引額は150円引きと、IIJmio並みとはいきませんが、それでもマンションタイプなら3,600円-150円で、3,450円になってかなり割安感のある月額料金になりますよね。
DTIのSIMは、DTI SIMと言って高コスパなSIMになっています。音声通話SIMを比較して、IIJmioのみおふぉん3GBと、DTI SIMの3GBを見てみましょう。
プロバイダ | 光回線月額料金(マンション) | SIMセット割 | 格安SIM3GB(音声通話) | トータル月額料金 |
IIJmio | 3,960円 | 600円 | 1,600円 | 4,960円 |
DTI | 3,600円 | 150円 | 1,490円 | 4,940円 |
上記を見ると、若干ながらDTIの方が安いんですよね。20円の差なんですが、DTIだと光回線とSIMの両方がそもそも安いので、SIMセット割適用後の価格がIIJmioより安くなるんですよ。
じゃあDTIは安いから品質もそれなりなのか、と思うかもしれませんが、全然そんなことはなく光コラボとして優秀な回線を提供しています。DTI光の回線速度は以下の通り。
平均400Mbpsはいくので速いですよね。
で、DTI SIMの速度は以下の通り。
SIMもパフォーマンスが良いですね。お昼はMVNOとして若干速度が落ちますが、ほとんど気にならないレベル。
なので、DTI光だと光回線とSIMの両方をコスパ良く快適に使えるんですよね。
工事費が戻ってくるキャッシュバック
IIJmioひかりにはキャッシュバックがないのですが、DTI 光はキャッシュバックがあります。これだけ価格が低くてお得な回線にもかかわらず、さらにキャッシュバックがあるんですよね。金額は以下の通り。
キャッシュバック | ||
戸建て | マンション | |
ひかり電話あり | 19,000円 | 16,000円 |
ひかり電話なし | 15,000円 | 13,000円 |
ひかり電話を付けた場合、工事費が返ってくることになります。工事費は戸建て18,000円、マンション15,000円なので、まるまる返ってきますね。ひかり電話なしでも1万円を超えるキャッシュバックなので相当お得。
このキャッシュバックは、半年使うともらえるのでしっかり使いましょう。半年使うと登録メールアドレスに連絡が来るので、指示に従って手続きすればキャッシュバックがもらえます。詳しくは以下の記事で。
キャッシュバックを使ってDTI Club Offを楽しもう
キャッシュバックをもらったら何に使いますか?やっぱりパーッと使いたいですよね。貯金なんてしませんよね。してもいいですが。
キャッシュバックの使い道としておすすめしたいのが、会員優待割引サービスのDTI Club Offです。Club Offは会員向けにお得なサービスがたくさんあって、人気があるのがホテルレストラン、旅行・宿泊、外食チェーンの割引ですね。
特にホテルレストランがおすすめで、高級ホテルのランチやディナーを数千円割引して楽しめるんです。どのくらい割引なのかはレストランによって違いますが、1万円のコースが4,000円引きのところとか、普段なかなか行かないスペシャルな食事をお得に楽しめますね。
ホテルレストランだけでなく外食チェーンもちょっとした割引が使えます。お好み焼きの道とん堀とか、コメダ珈琲とか、飲み物のサービスがあったり10%オフだったり。嬉しいですよね。
宿泊もタイムセールで1泊500円の宿が取れるとか、かなりお得なことをやっているんですよ。ぜひ活用してみてください。
DTI光の注意点はWi-Fiルーターの用意
それほど気にしなくてもいいですが、DTI光はWi-Fiルーターの無料レンタルはやっていないので自分でルーターを用意しましょう。ドコモ光だとやっているんですが、DTI光は月額料金を安くしている分、オプションは最小限になっています。
Wi-Fiルーターは5,000円以下で高速なものがあるので、自分で調達してしまえば後先楽ですよ。
IIJmioひかりと同時に他のプロバイダも検討できる
IIJmioひかりのSIMセット割はかなりお得なことが分かりました。そしてSIMセット割だけでなくキャンペーンによってマンションタイプが月額1,700円レベルになることもIIJmioのアドバンテージですね。
ただ、IIJmioは元々の価格が一般的な大手プロバイダと同レベルで、さらに最低利用期間の設定があることも事実。トータル月額料金の比較や契約期間の縛りなしを考慮すると、DTI 光はさらにメリットがあるということも理解できたと思います。
これは意外な展開だったな…と思われたかもしれませんが、ユーザーにメリットのあるお得な回線は探すと結構あるんですよね。もちろん品質にこだわってIIJでもいいのですが、高コスパなDTI光も使っていて楽しいです。
快適なインターネットライフに品質は欠かせませんが、毎月の経費を賢くすることも快適さの条件。これを機に良い選択ができるといいですね。