みるみるうちに物価高騰していく昨今、多くのインターネットユーザーは携帯の通信費を下げたいと思うはず。
とはいえ安ければ安いなりの品質と思って格安SIMへの移行をためらうユーザーもいるかもしれません。
そこで、料金は安いが品質は高く保たれている「速くて安い」格安SIMブランドはどこなのか探している人は多いです。携帯キャリアのメインブランドより圧倒的に料金が下がって品質も良いなら絶対そっちの方がいい。
というわけで今回は格安SIMを比較し、速くて安いおすすめTOP8+5を紹介します。
2020年代に速くて安い格安SIMを選ぶポイントは「キャリアのメイン回線を安く使う」です。ahamo、povo、LINEMOのようにキャリアの廉価なサービスが注目を集めていますね。
とはいえ、MVNOも5Gに対応してきたので「速くて安いMVNO」が出てきました。さらに楽天モバイルが0円プランを廃止したことでMVNOが再評価される流れが今なのです。
結論を先に言うとおすすめの速くて安い格安SIMは以下の通り。
上記のおすすめにさらに追加できる5つは以下の通り。
おすすめブランドの解説を早く読みたい方は、項番3から読み始めてください。まず最初に、項番1ではそもそも格安SIMとは何なのか、そして、項番2では格安SIMの選び方を解説します。
格安SIMとは何か
ここでは、格安SIMとはそもそも何なのかという点をまとめました。
格安SIMを端的に言えば、格安SIM事業者が携帯キャリアから回線を借りて、音声通話やデータ通信などの基本機能だけをユーザーに安く提供する仕組みです。
広義ではMVNOを指す
広義の意味では、格安SIMはMVNO(Mobile Virtual Network Operator, 仮想移動体通信事業者)のことで、自社で設備を持たないでキャリアの電波をユーザーに卸提供する企業です。

格安SIMの利用はMNOと言われる携帯キャリアの電波を使うのですが、ユーザーが契約するのはMVNOとなります。
ポイント
現在はキャリアのサブブランドやオンライン専用ブランドが登場したので、「速くて安い」格安SIMが出てきました。
SIMカード契約がポピュラー
格安SIMはその名の通りSIMカードを契約し、SIMロック解除したスマホにSIMカードを取り付ける形がポピュラーな始め方になっています。
SIMカードには契約者情報や使用するキャリアの情報などが入っています。

SIMカードのサイズはナノSIMが多いですが、モバイルWi-Fiでは標準SIMのまま使うこともあります。事業者によってはSIMカードではなくeSIMという電子的なSIMをダウンロードすることができます。
格安スマホとは
格安スマホはMVNOが安く販売しているスマホのことで格安SIMとほぼ同義と言えます。MVNOが販売しているスマホは使っているSIMカードが格安SIMであり端末も安いことが多いです。

SIMカードとセットでスマホを買うことが多く、端末はiPhoneではないAndroidスマートフォンが中心。
Androidスマホを格安スマホと言ってよいかもしれません。ファーウェイやOPPO、Xiaomi(シャオミ)などの中国メーカーのスマホがコストパフォーマンス良いです。
iPhoneは認定中古品やiPhone SEを安く購入できるでしょう。
音声プランとデータ通信専用プランに分かれる
格安SIMは音声プランとデータ通信専用プランに分かれます。データ通信の中でもSMS付きとデータ通信のみに分かれます。
自分の使い方に合わせてプランを選択できます。多くのユーザーはMNPで音声プランを選択することが多いですね。まずは電話。
電話以外にも、タブレットでデータ通信専用SIMを入れるとか、携帯のサブ機にデータSIMを入れるとか使い方は色々ありますね。
MVNOは初期設定(APN設定)が必要
キャリアのサブブランドやオンライン専用ブランドは必要ないことが多いですが、MVNOはSIMカードを使うのにAPN設定が必要です。
iPhoneは構成プロファイルのダウンロード、Androidはモバイルネットワークの設定でAPN情報を入力。


iPhoneは構成プロファイルを二重に入れることができないので注意。eSIMも構成プロファイルが必要なことがあります。
MVNOだと昼休みに速度が落ちることがある
格安SIMの特徴として、キャリアから回線を借りるMVNOは昼休みに速度が落ちることが多いです。つまりランチタイム速度低下。
速度低下の理由は、携帯キャリアが自社の回線を優先しMVNOに対してはトラフィックの優先度を下げるから。
そしてユーザーがお昼ごはんを食べた後の12時半頃にスマホをいじりだすからですね。

ポイント
ワイモバイルやUQモバイル、またはahamo、povo、LINEMOといったキャリアのブランドはメイン回線を使うので速度は落ちません。
基本的にメールはない
サブブランドはキャリアメールがありますが、MVNOは基本的にメールはないです。
ただネット回線とメールは分離した方がいいと思うので、キャリアメールなしはもはやデメリットと言えないかもしれません。
キャリアやプロバイダを変更するとメールも変わってしまうので、GmailやiCloud、Outlookなどのメールをおすすめします。
留守番電話はオプションになることが多い
留守電が使えるサービスは多いですが有料オプションが多いですね。もし留守電を使いたいならワイモバイルが申し込み不要で留守番電話を使えます。
LINEMOも220円の留守電パックを使えるようになりました。留守電は必要に応じて追加してください。
MVNOはキャリア決済が使えない
格安SIMはキャリア決済に対応していないことがほとんど。携帯キャリアではないので当然できません。
しかし、サブブランドのワイモバイルはソフトバンクまとめて支払い、UQモバイルはauかんたん決済ができます。
とはいえ、最近はPayPayなどの電子マネーがあるのでそれほど困らないと思います。
格安SIMの比較と選び方
格安SIMを比較してどうやって選べばいいでしょうか。最近は評価軸が変わってきて、縛りなしや初期費用無料などが重要なポイントになっています。格安SIMの選び方は以下の通り。
- 縛りなし・解約金なし
- 初期費用無料
- 速度が速い
- データ容量が多くて安い
- 光回線セット割や家族割がある
最近はサブブランドの料金が下がってきましたし、縛りなしや事務手数料無料のブランドが増えてきました。
今後はよりユーザー目線のブランドが選択されていくと思います。低価格で大容量、無駄な事務手数料は設定しない。このようなブランドやMVNOが選ばれていくでしょう。
縛りなし・解約金なし
まずは縛りなし・解約金なしのブランドを選ぶこと。楽天モバイルが手数料を廃止してから他の事業者も最低利用期間を廃止する流れになりました。
キャリアのサブブランドやオンライン専用ブランドは縛りをやめていますね。逆にMVNOに最低利用期間が設定されていることもあるので注意。
事務手数料無料
事務手数料無料が最近のトレンドですね。これも楽天モバイルが手数料を取らないゼロ宣言をしてから一気に事務手数料無料の流れが来ました。
サブブランドやオンライン専用ブランドは手数料無料ですし、MNP転出手数料やSIM再発行手数料なども無料になっています。
初期費用無料のおすすめ格安SIMは以下の通り。
- ワイモバイル(オンラインストアのみ)
- LINEMO
- 楽天モバイル
- ahamo
- povo2.0
他には、IIJmioがキャンペーンで初期費用を割引することが多いです。今は逆にMVNOで初期費用がかかり、その代わり格安になっている側面があります。
速度が速い
今回の記事は速くて安い格安SIMがテーマ。格安SIMでも速度が速いブランドが良いですよね。
MVNOだとランチタイムに速度が遅くなりますが、サブブランドやオンライン専用ブランドだと速度低下はありません。

メイン回線をそのまま使うサブブランドやオンライン専用ブランドは、料金を低くして品質はキャリア並みになります。ブランド一覧は以下の通り。
- ワイモバイル
- LINEMO
- 楽天モバイル
- ahamo
- UQモバイル
- povo2.0
初期費用無料のSIMと同じ結果になりましたね。
上記の5つに加えて、OCNモバイルONEもドコモのサブブランドのようになってきました。MVNOですが運営が子会社のNTTレゾナントになり速度も速いです。
上記ブランドのメリットは速いことですが、デメリットはMVNOと比較して料金が少し高い。とはいえ、LINEMOミニプランやpovo2.0のように990円の3GBプランもあります。
データ容量が多くて安い
オンライン専用ブランドは20GBで3,000円を切る価格設定になっています。楽天モバイルは段階料金制で、20G超は無制限で3,278円。
大容量で低価格になりましたよね。ブランドは以下の通り。
- LINEMO
- 楽天モバイル
- ahamo
- povo2.0
- mineo
ahamoは大盛りオプションを付けて100GBが4,950円になります。楽天モバイルの無制限かahamo大盛りか、悩むユーザーもいるかもしれません。
ここではパケット放題 Plusが使えるmineoを追加しました。1.5Mbps制限ですが月間実質100GBで使えます。
光回線セット割や家族割がある
格安SIMでも割引があると嬉しいですよね。ワイモバイルがおすすめな理由は、ソフトバンク光のおうち割か家族割(2回線目以降)で1,188円引きになるから。
楽天モバイルだと楽天ひかりとセットでひかりが1年無料なので人気。1年間だと戸建てプランで5,280円×12=63,360円となり6万円以上の特典になります。結構お得!
セット割や家族割のあるブランドは以下の通り。
- ワイモバイル
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- IIJmio
最近は60歳以上だと通話かけ放題オプションが割引になるプランも登場しています。
次はいよいよ本番のおすすめ格安SIMですよ。
速くて安い格安SIMおすすめTOP8
それでは速くて安い格安SIMのおすすめTOP8+5を解説していきます。紹介しているのは一般的に知名度が高く、安くて速いサポートも充実しているブランド。
ユーザーの指向性や目的別に一目で分かるTOP8のリストは以下の通り。
- 家族割引や光回線とのセット割で使う→ワイモバイル
- 高品質なソフトバンク回線を3GBか20GBで使う→LINEMO
- 人気のドコモ回線を20GBか100GBで使う→ahamo
- 最大3,278円で無制限かつバックアップ回線にも使いたい→楽天モバイル
- 格安でランチタイムでも速いMVNOがいい→OCNモバイルONE
- 老舗MVNOで5GやeSIMを使う→IIJmio
- 下りの速さにこだわり家族でも使う→UQモバイル
- データ容量を自由にトッピングしたい→povo2.0
TOP8はメイン回線を使うブランド中心。多少値段が高めですが、メイン回線をそのまま使うので高速で快適ですね。MVNOであるOCNモバイルやIIJmoもTOP8に入れました。
速くて安いおすすめ格安SIM一覧
まず+5を含めたおすすめ格安SIMの一覧表を見てみます。※スワイプorドラッグでスクロールします
キャリア | ワイモバイル | LINEMO | ahamo | 楽天モバイル | OCNモバイルONE | IIJmio | UQモバイル | povo2.0 | 日本通信 | mineo | HISモバイル | b-mobile | DIT SIM |
月額料金 | 割引990円~ | 990円~ | 2,970円~ | 1,078円~ | 550円~ | 440円~ | 割引990円~ | 0円~ | 290円~ | 880円 | 198円~ | 209円~ | 660円~ |
データ容量 | 3GB~ | 3GB,20GB | 20GB,100GB | 3GB~無制限 | 500MB~ | 2GB~ | 3GB~ | 0GB~ | 1GB~ | 100MB~ | 1GB~ | ||
回線 | ソフトバンク | ドコモ | 楽天 | ドコモ | ドコモ、au | au | ドコモ | マルチキャリア | ドコモ、ソフトバンク | ドコモ | |||
通信方式 | 4G/5G | 4G/5G(音声のみ) | 4G/5G | 4G | 4G/5G | 4G | |||||||
制限後の速度 | 最大1Mbps | 200Kbps | 最大1Mbps | 128Kbps | 200Kbps | ||||||||
データくりこし | あり | なし | あり | なし | あり | なし | あり | ||||||
eSIM | あり | なし | あり | なし | |||||||||
通話料 | 22円/30秒 | Rakuten Linkで無料 | 11円/30秒 | 22円/30秒 | 11円/30秒 | 22円/30秒 | 9円/30秒 | 11円/30秒(アプリ) | |||||
キャリア決済 | あり | なし | あり | なし | |||||||||
留守番電話 | あり | あり(有料) | なし | あり(要申込) | あり(有料) | なし | あり(有料) | ||||||
契約期間の縛り | なし | 5か月 | なし | ||||||||||
初期費用 | 3,300円(オンライン無料) | 無料 | 3,300円 | 無料 | 3,300円 |
最近の格安SIMの特徴は、5Gが使えたり制限後速度が最大1Mbpsで速くなりながら月額3,000円以下で利用できること。
かつ、キャリアのサブブランドやオンライン専用ブランドはランチタイムに速度が低下しにくく、初期費用が多いですね。
そしてMVNOも5Gに対応してきたので、以前と比べてより一層コスパがよくなっています。
それでは速くて安い格安SIMおすすめTOP8を見てみましょう。
ワイモバイル
ワイモバイルは高品質なソフトバンク回線をそのまま使うので速度が速いのに安くておすすめ。
他の格安SIMより価格が高めなので、家族割や光回線とのセット割がおすすめですね。3GBが990円になります。
ワイモバイルのポイントはキャリアのメインブランドのようにスマホが使えること。店舗サポートあり、キャリアメールあり、留守番電話あり、5G対応と至れり尽くせり。
※スワイプorドラッグでスクロールします
ワイモバイル | シンプルS | シンプルM | シンプルL |
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
割引料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量(増量) | 3GB(5GB) | 15GB(20GB) | 25GB(30GB) |
制限後速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通信方式 | 4G/5G | ||
データくりこし | あり | ||
通話料 | 22円/30秒 | ||
キャリア決済 | あり(ソフトバンクまとめて支払い) | ||
留守番電話 | あり(無料) | ||
契約期間の縛り | なし | ||
初期費用 | 3,300円(オンラインストアは無料) |
ワイモバイルのメリットは以下の通り。
ワイモバイルのメリット
- 家族割 or おうち割光セットで最安990円
- 4Gも5Gも速い
- ランチタイムが高速
- MNPでスマホが安い
- 高品質なソフトバンク回線
- データくりこし対応
- eSIM対応
- 店舗サポートあり
- 1年間データ増量オプション無料
- PayPayポイントを料金支払いに充当できる
- 口座振替対応
- 初期費用無料(オンラインストアのみ)・縛りなし
他にもEnjoyパックでYahoo!ショッピングの還元率を上げられるなど、挙げられるメリットはたくさんあります。
速度が速く回線の状況が良いと下り100Mbps以上、ランチタイムも高速。5Gは465Mbpsを記録しました。

しかも弱点だったデータくりこしができるようになりました。PayPay連携でポイントを料金に充当できることもメリット。
最低利用期間と違約金もありません。ワイモバイルオンラインストアなら事務手数料無料で契約できます(要クレジットカード)。
ワイモバイルの注意点は以下の通り。
- 割引しなければそもそも安くない
- 専用アプリはない
- 通話料は22円/30秒
そもそも割引がなければ高めの料金設定なので、光回線を使わない、あるいは単身ならLINEMOがいいかもしれません。電話はLINE通話をしたり楽天でんわなどの通話アプリを入れましょう。
ワイモバイルはスマホデビューにもおすすめでOPPO Reno7 Aといった高コスパなスマホを安く買えます。タイムセールで端末が1円になることも。
申し込む場合は新どこでももらえる特典にエントリーして申し込みましょう。PayPayの買い物で還元率が上がります。
LINEMO
ソフトバンク回線を一人で安く使いたい、LINEギガフリーでLINE通話をやりたい場合にLINEMOがおすすめ。
LINEMOは3GBのミニプランが追加されて契約しやすくなりましたね。PayPay連携でポイントを料金に充当できることもメリット。
留守番電話オプションがなかったのですが、有料の留守電パックを付けられるようになりました。これはオンライン専用ブランド初。
スペックは以下の通り。※スワイプorドラッグでスクロールします
LINEMO | ミニプラン | スマホプラン |
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
データ容量 | 3GB | 20GB |
制限後速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps |
通信方式 | 4G/5G | |
データくりこし | なし | |
通話料 | 22円/30秒 | |
キャリア決済 | あり(ソフトバンクまとめて支払い) | |
留守番電話 | あり(留守電パック220円) | |
契約期間の縛り | なし | |
初期費用 | なし |
LINEMOのメリットは以下の通り。
LINEMOのメリット
- ソフトバンク回線を安く使える
- 4Gも5Gも速い
- LINEギガフリーでLINE通話のデータがカウントされない
- PayPayポイントを料金の支払いに充当できる
- eSIM対応
- 留守電パック(220円)
- 口座振替対応
- 初期費用無料・縛りなし
LINEMOはシンプルにソフトバンク回線を使う場合に有効。割引や手厚いサポートならワイモバイルですが、一人で使うならLINEMOがいいでしょう。
おすすめな理由はやはり「速くて安い」。高品質なソフトバンク回線がミニプランだと990円になります。

上記はランチタイムに下り78Mbps。安いですが安定して速いので使っていて快適だと思うはず。
そしてLINEギガフリーはZ世代やデジタルネイティブを意識した仕様。LINE通話がデータ容量を気にせずに使えます。
注意点は以下の通り。
- セット割なし
- キャリアメールなし
- データくりこしなし
- 端末販売なし
- サポートはオンライン
セット割はないので単身で光回線を使わない時にLINEMOにしましょう。ライフスタイルで違いますが多くのユーザーは20GBで済んでいるようです。
通話料も22円/30秒の従来型ですが、1回5分無料通話がキャンペーンで1年間無料。20GBスマホプランなら新規かMNPでPayPayポイントがもらえます。
ahamo
ahamoはNTTドコモのオンライン専用ブランド。3大キャリアで一番の人気ブランドですね。
ahamoはオンライン専用ブランドの中でもよくブランディングされていて、SIMカードもahamoのロゴが入っている綺麗な専用デザインです。

ahamoはLINEMOと同じで、申し込みもサポートもオンラインで完結させるものです。


店舗でも有償サポートを実施していますが、従来のMVNOと同じようにネットで注文してSIMカードを受け取り、音声やデータ通信を使っていくスタイルです。
ahamo | 20GBプラン | 大盛り |
月額料金 | 2,970円 | 4,950円 |
データ容量 | 20GB | 100GB |
制限後速度 | 1Mbps |
|
通信方式 | 4G/5G |
|
データくりこし | なし |
|
通話料 | 1回5分無料(超過後22円/30秒) |
|
キャリア決済 | なし(Google PlayとiTunesはOK) |
|
留守番電話 | なし |
|
契約期間の縛り | なし | |
初期費用 | なし |
ahamoはドコモ回線をそのまま使うのでランチタイムも高速。

ahamoのメリットは以下の通り。
ahamoのメリット
- ドコモ回線をそのまま安く使える
- 4Gも5Gも速い
- 海外82の国・地域でデータ通信ができる
- 100GBの大盛りはライフスタイルによって光回線がいらなくなる
- 認定中古品のiPhoneも購入できる
- 口座振替対応
- 初期費用無料・縛りなし
申し込み不要で海外データ通信ができるのが魅力的。LINEMOと違ってスマホも購入できることもポイント。認定中古品のiPhoneを買えますし、スマホデビューをいきなりahamoで始めるのもいいでしょう。
ahamoの注意点は以下の通り。
- キャリアメールなし
- キャリア決済なし(GooglePlayとiTunesはOK)
- 留守番電話なし
- 店舗サポートは有料
- セット割なし(ahamoがドコモ光のペア回線でもファミリー割引グループ内のドコモ回線を割引可能)
ahamoはセット割なしですが、ahamoをドコモ光のペア回線にしてファミリー割引グループ内のドコモ回線を割引にすることができます。
デジタルネイティブがシンプルにドコモ回線を使いたいならahamo一択ですね。特に100GBの大盛りはライフスタイルによっては光回線の代替として使えます。
人気のドコモ回線でモバイル中心のライフスタイルに移行するのもアリ。
楽天モバイル
楽天モバイルは元々ドコモのMVNOでしたが、2020年からMNOつまり携帯キャリアになりました。キャリアですが速くて安い格安SIMと言っていいでしょう。
楽天モバイルの特徴は2021年に導入された段階料金制。3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GBを超えると3,278円で無制限データ通信をすることができます。

1GBまで0円の制度は廃止されましたが、それでもRakuten Linkの通話かけ放題やデータ使い放題のメリットあり。
※スワイプorドラッグでスクロールします
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT | |||
月額料金 | 3GBまで | 20GBまで | 20GB超過後無制限 | |
1,078円 | 2,178円 | 3,278円 | ||
データ容量 | 楽天回線:無制限、パートナー回線:5GB | |||
制限後速度 | 楽天回線:無制限、パートナー回線:1Mbps | |||
通信方式 | 4G/5G | |||
データくりこし | なし | |||
通話料 | Rakuten Linkアプリでかけ放題 | |||
キャリア決済 | なし(GooglePlayストアのみ可能) | |||
留守番電話 | あり(要申込) | |||
契約期間の縛り | なし | |||
初期費用 | なし |
サポートは当初Androidのみでしたが、現在はiPhoneもサポートされいてます。オリジナルのRakuten Handなど高コスパな製品もアリ。
楽天モバイルのメリットは以下の通り。
楽天モバイルのメリット
- 無制限データ通信
- Rakuten Linkでかけ放題
- 楽天経済圏でのポイント活用
- MNPでスマホが安い
- バックアップ回線にもなる
- Rakuten WiFi PocketでモバイルWi-Fiも可能
- 楽天ひかりが1年無料
- eSIM対応
- 初期費用無料・縛りなし
最大のメリットはデータ通信使い放題とRakuten Linkアプリによる通話かけ放題。

他社のかけ放題は有料オプションなので、無料のRakuten Linkで通話料を気にしなくていいのは素晴らしいです。
そして速度も速い。下り50Mbpsを超えることもあり、MNOなのでランチタイムも高速。

楽天モバイルは今後さらに伸びていくでしょう。バックアップ回線にもできますし、通信費が下がって速度が出て使い放題にできますからね。
注意点は以下の通り。
- プラチナバンドがない
- 5Gエリアが狭い
- 口座振替は手数料がかかる
- 対応端末に注意
まだ楽天の電波が繋がらない場所もあるので、日本通信やHISモバイルなどの超格安SIMと併用してもいいでしょう。
楽天モバイルはメインでもサブでも役に立つキャリアであることは間違いありません。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは元々NTTコミュニケーションズが運営していましたがNTTレゾナントに移管されました。ドコモ子会社がサブブランドをやっているイメージ。
OCNモバイルONEは格安SIMシェア2位なので知名度は高いですね。NTT系の信頼性も手伝って順調に伸びているでしょう。

データ容量は500MB(550円)から始められるので、音声のバックアップ用途でもいいと思います。
OCNモバイルONE | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | |
月額料金 | 音声 | 550円 | 770円 | 990円 | 1,320円 | 1,760円 |
SMS | - | - | 990円 | 1,320円 | 1,760円 | |
データ | - | - | 858円 | 1,188円 | 1,628円 | |
データ容量 | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | |
制限後速度 | 200Kbps | |||||
通信方式 | 4G/5G(音声のみ) | |||||
データくりこし | あり | |||||
通話料 | 11円/30秒(OCNでんわ対象外は22円/30秒) | |||||
キャリア決済 | なし | |||||
留守番電話 | あり(有料オプション月額330円) | |||||
契約期間の縛り | なし | |||||
初期費用 | 3,300円+SIMカード発行手数料433.4円 |
OCNモバイルONEのメリットは以下の通り。
OCNモバイルONEのメリット
- ランチタイムも速い
- MNPでスマホが安い
- データくりこし対応
- 音声のみ5G対応
- OCN光とのセット割あり
- バックアップ回線にもなる
- 縛りなし
MVNOなのに速いのが最大のメリット。ドコモのサブブランドのように使えて低料金なところが魅力です。ランチタイム速度は以下の通り。

ランチタイムでも40Mbps近くを記録しました。5Gも速いです。

200Mbpsを超えました。これなら圧倒的なコスパで満足するユーザーが多いでしょう。5Gはマイページで別途申し込みをしてください。
また、端末も安く手に入れることができます。おすすめはやはりOPPOやXiaomiですね。ミドルレンジが2万円前後で購入できます。
注意点は以下の通り。
- 初期費用3,300円+SIMカード手配料433.4円
- 支払い方法はクレジットカードのみ
- MNPでスマホが買えるクレジットカードはVISAとMasterのみ
- 5Gは音声SIMのみ
- マイページはやや複雑
SIMカード変更手数料などもあるのでしっかり確認を。
初期費用がかかるとはいえ、圧倒的に安くて速いので長期的に使うなら気にならないでしょう。いわゆるコスパモンスター。
IIJmio
IIJ(インターネットイニシアティブ)が外資ではない日本最初のプロバイダであり、日本のインターネットのパイオニアであることは界隈ではよく知られています。
IIJmioはIIJの個人向けサービスで、元々固定回線を個人に提供してきたプロバイダなんですよね。
IIJmioが格安SIMを始めたのは2008年で、法人向けに始めたIIJモバイルが起源。個人向けは2012年開始でMVNOとしては老舗になります。

現在はSIMカードを自社で提供するフルMVNOになっていてさらに信頼性が増していますね。
IIJmioのスペック ※スワイプorドラッグでスクロールします
IIJmio
|
2GB
|
4GB | 8GB | 15GB | 20GB | |
月額料金
|
音声
|
850円
|
990円
|
1,500円
|
1,800円
|
2,000円
|
SMS
|
820円
|
970円
|
1,470円
|
1,780円
|
1,980円
|
|
データ
|
740円
|
900円
|
1,400円
|
1,730円
|
1,950円
|
|
eSIM
|
440円
|
660円
|
1,100円
|
1,430円
|
1,650円
|
|
制限後速度
|
200Kbps
|
|||||
通信方式
|
4G/5G
|
|||||
データくりこし
|
あり
|
|||||
通話料
|
11円/30秒
|
|||||
キャリア決済
|
なし
|
|||||
留守番電話
|
あり(有料330円)
|
|||||
契約期間の縛り
|
なし
|
|||||
初期費用
|
3,300円+SIMカード発行手数料
|
IIJmioのメリットは以下の通り。
IIJmioのメリット
- MNPでスマホが安い
- 5G対応
- データくりこし対応
- eSIM対応
- IIJmioひかりとのセット割あり
- バックアップ回線にもなる
- 縛りなし
IIJmioの特徴はMNPでのスマホ購入の安さと、音声4GBは同じ料金(990円)のOCNモバイルより1GBデータが多いこと。
そして国内で最初にeSIMを導入したのはIIJmio。サブ回線としてeSIMでIIJmioを入れるのも良いです。音声eSIMも提供予定。
5Gの速度は筆者の端末では伸びませんでしたが90Mbpsを記録しています。

注意点は以下の通り。
- ランチタイム速度低下
- 支払い方法はクレジットカードのみ
- 初期費用3,300円+SIMカード発行手数料
- キャリアメールなし
MVNOなのでランチタイムは低速化しますね。

とはいえ、上記は3Mbps出ているのでいい方でしょう。通常時は高速ですよ。
ほとんどの時間は上記のように高速。MVNOなのでランチタイム速度は割り切れる場合に契約しましょう。
IIJmioはプランも豊富ですし、通信費を圧倒的に下げたいならまずIIJmioにしてみるといいかもしれません。回線はドコモかauです。
UQモバイル
au(KDDI)のサブブランドであるUQモバイルは2010年代の格安SIM業界をけん引してきましたよね。
キャラクターを起用したCMでユーザーに与える印象も高評価で、モバイルWi-Fiの代名詞だったUQ WiMAXも提供しているのでモバイルに強いブランド。「UQが好き!」というユーザーはたくさんいるでしょう。

UQモバイルはワイモバイルと同じように料金が少し高めなので割引を活用しましょう。自宅セット割で光回線とセットにすれば一人でも家族でも割引になります。
UQモバイルのスペック ※スワイプorドラッグでスクロールします
UQモバイル | くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
自宅セット割 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量 | 3GB(5GB) | 15GB(20GB) | 25GB(30GB) |
制限後速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通信方式 | 4G/5G | ||
データくりこし | あり | ||
通話料 | 22円/30秒 | ||
キャリア決済 | あり(auかんたん決済) | ||
留守番電話 | あり(有料418円) | ||
契約期間の縛り | なし | ||
初期費用 | 3,300円 |
UQモバイルのメリットは以下の通り。
UQモバイルのメリット
- 割引で最安990円
- 下りが速い
- eSIM対応
- 5G対応
- データ増量オプション1年無料
- 節約モード時にSNSや音楽データ消費ゼロ
- データくりこし対応
- キャリア決済対応
- セット割対応
- 縛りなし
UQモバイルはわりとメリットが多いんですよね。そしてUQモバイルも速くて安いと言えます。特に下りのスピードに注目。

普通に自宅で検証しても90Mbpsを超えてきました。ダウンロードに特化すれば高いパフォーマンスを発揮します。
UQモバイルの注意点は以下の通り。
- 割引なしだと高め
- 上りが速くない
- 初期費用3,300円
デメリットは上り速度。検証では一桁の数Mbpsを確認できた程度でした。とはいえ、アップロードが多くないユーザーなら問題ないでしょう。
そして初期費用3,300円もかかるので注意。
店舗サポートOKで最低利用期間と違約金はありません。クレジットカードと本人確認書類があれば契約はオンラインストアで簡単にできます。
povo2.0
au(KDDI)のオンライン専用ブランドであるpovo2.0は、ユーザーがデータ容量をトッピングする新しいやり方で注目が集まりました。
povo2.0は0円から申し込むことができ、0円でも音声通話が可能。そこからデータトッピングを追加します。
povo2.0の最大のメリットは20GB当たりの料金。90日間で60GBのトッピング(6,490円)を単純計算すると30日間20GBが2,163円と格安。
povo2.0 | 1GB(7日間) | 3GB(30日間) | 20GB(30日間) | 60GB(90日間) | 150GB(180日間) | 使い放題(24時間) |
料金 | 390円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 12,980円 | 330円 |
制限後速度 | 128Kbps | |||||
通信方式 | 4G/5G | |||||
データくりこし | なし | |||||
通話料 | 22円/30秒 | |||||
キャリア決済 | なし | |||||
留守番電話 | なし | |||||
契約期間の縛り | なし | |||||
初期費用 | なし |
povo2.0のメリットは以下の通り。
povo2.0のメリット
- 90日間60GBは20GB当たり2,163円で格安
- 0円で申し込める
- 24時間使い放題トッピングもある
- 下りが速い
- 5G対応
- eSIM対応
- 縛りなし
繰り返しですが0円で申し込めるのはpovo2.0だけ。そしてデータの使い方をユーザー自身が決めることができます。
povo2.0の注意点は以下の通り。
- トッピングを購入し続ける必要がある
- 180日間トッピング購入がなければ回線停止
- データくりこしなし
- キャリア決済なし
- 留守番電話オプションなし
- キャリアメールなし
つまりシンプルにau回線を使いたいユーザー向けになります。半年トッピング購入がなければ回線は使えなくなります。
とはいえ、楽天モバイルの0円プラン廃止によってpovo2.0が0円運用できる唯一の格安SIMになったので、携帯電話にデータを自由に付ける感覚で使えると思います。
ここまでは速くて安い格安SIMのTOP8を解説しました。次は+5のMVNOを紹介します。
速くて安い格安SIMおすすめ+5
速くて安い格安SIMおすすめTOP8に加える+5とは何ですか。
この記事で+5にする格安SIMの定義は「常に速いわけではないけれどもおすすめな格安SIM」です。+5のMVNOは以下の通り。
- 月額290円から始められる圧倒的高コスパで速い→日本通信
- 1.5Mbpsの使い放題になるパケット放題 Plusを使いたい→mineo
- 格安のデータ通信専用SIMを使いたい→HISモバイル
- 月額209円でデータ通信専用SIMを維持したい→b-mobile
- 毎日1.4ギガ使い切りで実質42GB→DTI SIM
上記は圧倒的な安さで勝負している格安SIMで、とにかく通信費を下げたい時に活用できるでしょう。
MVNOはランチタイムに速度低下しやすいですが、+5のMVNOは速度低下しにくい格安SIMも含まれます。それでは見てみます。
日本通信
日本通信SIM合理的プランは月額290円から始められる圧倒的高コスパの音声SIM。日本の元祖格安SIMである日本通信は安いだけじゃなく速いです。
日本通信SIMのランチタイム速度は以下の通り。
平日12時半過ぎに下り39Mbpsを記録。12時40分過ぎも8Mbps出ていますね。日本通信はMVNOでありながらランチタイムも高速でした。
なので、料金をとにかく下げたいけど高速通信も諦めたくないユーザーに日本通信がおすすめ。
1GBは290円、6GBは1,390円、20GBは2,178円、通話かけ放題プランが3GBで2,728円です。ドコモ回線のみ。
eSIMもあって国際ローミング対応、有料ですが留守番電話オプションあり。さらに縛りなし。通信障害時のバックアップ回線にもおすすめです。
注意点は以下の通り。
- 5G非対応
- データくりこしなし
- データ量の上限設定に注意
- キャリアメールなし
5Gは使えませんが4G LTEで十分なユーザーは多いと思います。日本通信SIMは速くて安いシンプルなMVNOの筆頭格と言えますね。縛りなしです。
mineo
オプテージが運営するmineoはフリータンクで有名になった格安SIM時代の寵児。現在でも高いシェアで根強い人気があります。
mineoの特徴はデータ無制限プランが安いこと。速度を抑えて使えるデータ量を多くするやり方が売り。


「マイそく」は音声SIMで、月~金曜日の12時から13時に32Kbpsに制限し、かつ通常時は最大3Mbpsに抑えて使い放題を実現。
マイそく(音声+データ) | 300Kbps | 1.5Mbps | 3Mbps |
月額料金 | 660円 | 990円 | 2,200円 |
条件 | 月曜~金曜(祝日含む)12時~13時は最大32kbps 3日10GBで速度制限 |
上記のKbpsやMbpsはデータ量ではないですよ。最大速度です。1.5Mbpsなどの制限で使い放題ができるわけです。
使い放題とはいえ、3日10GB制限なので実質30日100GBですけどね。そして速度が300Kbpsの場合、やれることはメールなどテキストメッセージの送受信程度。
ただ、1.5Mbpsが990円は安いですね。その代わり月~金曜日のランチタイムは速度制限で実質使えません。
もう一つの使い放題オプションはパケット放題 Plusで、プラン料金に385円プラスすれば1.5Mbpsで使い放題になります。
パケット放題 Plus | 最大1.5Mbps |
オプション料金 | 385円(10GB以上無料) 例:データ1GB 880円+385円=1,265円 |
条件 | 3日10GBで速度制限 |
データ1GBが880円なので+385円=1,265円で使い放題(実質月間100GB)。
パケット放題 Plusならランチタイムに32Kbpsに設定されることはありません。ただしマイそくと同じように3日10GB制限あり。
速度は本当に1.5Mbpsですね。

パケット放題 PlusはmineoスイッチONで使い放題なので注意しておきましょう。

両方とも3日10GB制限なので月間100GBと認識しましょう。それでも圧倒的高コスパ。
通常時の速度は以下の通り。

上記は5Gで、280Mbpsを記録しました。速いですよね。
mineoのプラン料金は以下の通り。
mineo | 音声 | データ |
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
前述の通り、パケット放題 Plusを付けてデータ通信専用なら最安1,265円で使い放題。
mineoの他のメリットはマルチキャリアであること。ドコモauソフトバンクの3大キャリア全ての回線を使えるので、好みに応じて選択してください。
mineoの注意点は以下の通り。
- 5G非対応
- 初期費用3,300円+SIMカード発行手数料440円
- ランチタイム速度低下
- キャリア決済なし
- キャリアメールなし
- 支払い方法はクレジットカードのみ(eo光を使えば口座振替可能)
速くて安いわけではありませんが、格安で実質100GBの使い放題になるのでmineoの使い道は色々あるでしょう。eSIMも登場するようです。縛りなしです。
HISモバイル
旅行会社のHIS(エイチ・アイ・エス)が運営するHISモバイルも安いです。日本通信と同じように月額290円から音声SIMを運用できます。
プランは1GBからあり、使うデータ量が100MB未満の時に290円になる仕組み。音声SIMを格安で維持したい場合に使えますね。
料金プランは以下の通り。
HISモバイル | 1GB | 3GB | 7GB | 20GB | 50GB | |
自由自在290(音声) | 550円(100MB未満290円) | 770円 | 990円 | 2,190円 | 5,990円 | |
データ定額440 | データ | 440円 | 580円 | 880円 | 2,080円 | 5,880円 |
SMS | 490円 | 630円 | 930円 | 2,130円 | 5,930円 |
自由自在290プランやデータ定額440プランはドコモ回線を使用します。
そしてHISモバイルのメリットの一つが従量制のデータ通信専用SIM。ピタッ!プランのデータで100MBまでなら月額198円で回線を維持できます。
HISモバイル | 100MBまで | 2GBまで | 5GBまで | 10GBまで | 15GBまで | 30GBまで | |
ピタッ!プラン(従量制) |
データ | 198円 | 770円 | 1,320円 | 2,310円 | 3,300円 | 5,775円 |
SMS | 352円 | 924円 | 1,474円 | 2,464円 | 3,454円 | 5,929円 |
198円は100MBまで。少し使えば770円ですからね。とはいえ、最安レベルなのでバックアップ回線として有力な選択肢になるでしょう。
ピタッ!プランはドコモ回線だけでなくソフトバンク回線もあります。
速くて安いわけではありませんが、データ通信専用SIMはb-mobile(後述)を上回る安さで回線を維持できます。縛りなしです。
b-mobile
b-mobileは日本通信が運営するブランドで日本最初の格安SIM。法人向けMVNOとして始まっています。
日本通信SIMに注目が集まりますがb-mobileはドコモ回線だけでなくソフトバンク回線を安く使うことができます。

b-mobileの特徴は楽天モバイルのように段階的に料金が上がること。1GBずつ220円加算されていく従量制です。
b-mobile | 990ジャストフィットSIM |
月額料金 | 1GB1,089円~20GB5,269円(1GB220円の従量制) |
データ容量 | 1GB~20GB |
制限後速度 | 200Kbps |
通信方式 | 4G |
データくりこし | なし |
通話料 | アプリで11円/30秒 通常22円/30秒 |
キャリア決済 | なし |
留守番電話 | あり(ドコモ回線は有料オプション330円) |
契約期間の縛り | 5か月 |
初期費用 | 3,300円 |
そしてb-mobileのメリットはデータ通信専用の190PadSIM。月額209円で回線を維持できます。
b-mobile | 190PadSIM | |||||
データ容量 | 100MB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | 15GB |
月額料金 | 209円 | 528円 | 935円 | 1,595円 | 2,409円 | 3,608円 |
100MB以内なら209円なので少額で回線を維持できます。本来タブレット用なのですが、昨今の通信障害でバックアップ用途で使えますね。
HISモバイルは2GBになると770円なので、1GBが528円のb-mobileを選ぶこともできます。
速度は以下の通り。

通常時なら70Mbps近く出ました。
b-mobileのデメリットはランチタイム速度低下、初期費用がかかること。そして支払い方法がクレジットカードのみ。デビットカードも使えません。
そして最低利用期間は5か月あるのでそこも注意しましょう。
DTI SIM
老舗プロバイダDTIが手掛けるDTI SIMは、mineoの使い放題が速くないと思った時の選択肢になります。
DTI SIMの毎日1.4ギガ使い切りは1日1.4GB×30日=42GB。低速に制限されることなく月間実質42GB使えます。料金は2,420円。
HISモバイルだと50GBが5,880円なので、実質42GBが2,420円なら安い方だと思います。
DTI SIM | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB | 毎日1.4ギガ使い切り | |
月額料金 | 音声 | 1,320円 | 1,639円 | 2,112円 | 3,080円 | 3,190円 |
SMS | 825円 | 1,089円 | 1,507円 | 2,475円 | 2,585円 | |
データ | 660円 | 924円 | 1,342円 | 2,310円 | 2,420円 | |
制限後速度 | 200Kbps | |||||
通信方式 | 4G | |||||
データくりこし | あり | |||||
通話料 | アプリで11円/30秒 通常22円/30秒 | |||||
キャリア決済 | なし | |||||
留守番電話 | あり(有料オプション330円) | |||||
契約期間の縛り | なし | |||||
初期費用 | 3,300円+SIMカード発行手数料433円 |
1GB~10GBは価格的にメリットがなくなりましたが、毎日1.4ギガ使い切りは選択肢として残りますね。
速度は以下の通り。

上記はとても速い結果が出ました。
DTI SIMの注意点はランチタイム速度低下、5G非対応、初期費用3,300円、SIMカード発行手数料など。ちなみにDTI SIMはデビットカードが使えます。
速くて安い格安SIMでモバイル時代を生き残る
速くて安い格安SIMおすすめTOP8+5を見てきました。携帯キャリアが提供するオンライン専用ブランドの台頭が速くて安い格安SIMの流れを作ったと言えます。
元々ワイモバイルやUQモバイルなどのサブブランドはパフォーマンスが良かったですが、そこにahamo、povo2.0、LINEMOが出てきて選択肢が増えました。
大容量を目指すならahamo大盛り、逆に小容量ならLINEMOミニプランがあります。povo2.0のトッピングも個性的。
その上でOCNモバイルONEが速くて安い格安SIMの代名詞になり、老舗のIIJmioも5G対応で何しろスマホが安いですよね。
MVNOでも日本通信は極端な速度低下がなく、しかも月額290円から契約できるコスパモンスターでした。
一方、速度にこだわらないならmineoで実質100GBの使い放題にすることも可能。HISモバイルやb-mobileは格安でバックアップ回線を維持できます。DTI SIMもまだ使えますね。
これほど速くて安い格安SIMが充実してきた前例はありません。これから物価が高騰していく時代にいかに品質を保ちながら通信費を下げられるか、ユーザーとしても賢くサービスを選んでいきたいですね。
これからも情報収集しつつ速くて安いモバイル環境を構築していきましょう。