予想外にConfig Networkとしてぷららを推奨することになるわけですが、理由は後述するとして、今回は光コラボを検討するにあたってなぜぷらら光を選択した方がいいのか解説したいと思います。
ぷらら光を選ぶ理由で、ユーザーにメリットが大きいと言えるのが契約期間の縛りなし、解約金なし、ということなんです。これって、ほかのプロバイダもやってますよね。でもメジャーなところでは珍しいんですよ。
ただし、解約金なしでぷらら光を申し込むには、ちょっとした工夫も必要なんです。工夫っていうほどでもないんですが、気を付けておきたいところをチェックしておきましょう。
解約金なしの他にも、ぷらら光を選ぶメリットと、そして注意点も解説しています。
目次
ぷらら光の概要
NTTぷららとは何でしょうか?
老舗のNTTぷらら
NTTぷららは老舗プロバイダと言えますね。1995年設立で、NTTと、ソニーなどの出資により立ち上げられました。当時はWindows 95発売でインターネットサービスプロバイダ(ISP)がたくさん作られて、中小規模のプロバイダからNTT系の大規模なものまで、まさに「インターネットで金を儲けるには絶好のチャンス」だったわけです。
そのあとはプロバイダの再編が進み、小さいプロバイダはどんどん資本の大きいところに吸収されていきましたね。地元にあった無名プロバイダなんかも、そうやってメジャー系に顧客を奪われて淘汰されていった経緯があります。
ぷららなんかだとNTT系だから雑誌で紹介されたりします。Yahoo! Japan誌とか、紙媒体でインターネットを話題にしていたころがあって、その中でぷららのオシャレなイラストは目を引くわけなんですね。
なので雑誌媒体とか、家電量販店でもNTTぷららはおすすめしやすいプロバイダで、女性や若い主婦世代に猛烈アピールできるんですよ。
NTTぷららのマーケティングは上手い
先ほど女性や若い主婦にアピールと書きましたが、なぜぷららは女性層に受けがいいのでしょうか?
特にデータがあるわけではありませんが、実際に筆者の姉が使っていたこともありますし、ポップでキャッチーなイラストと、ぷららというネーミングが女性層に受けやすいですね。イラストやネーミングといった視覚や音の響きが、いわゆるフェミニンである、と言えます。
そしてフェミニンであると同時に、インターネットを分かりやすいもの、簡単なものであるというイメージを与えて、全然難しくないから自宅で楽しくインターネットをやりましょう、と訴求するやり方は上手いです。
実際、ぷらら光のサイトはシンプルですし、アイコンを大きく見せて、親しみやすいフォントを使っています。
とにかく難しくない、簡単、オシャレで、言い換えると脱力系とも言えるマーケティングを見せています。思わず入ってもいいかも、と感じさせるんですよね。
回線と一緒に安心を売る
ぷららはインターネット回線を販売していますが、前述した難しくない、や、簡単、オシャレというイメージを打ち出すことによって、安心感も売れるんですね。
インターネットって、昔は難しい、危ない、よくわからない、というものだったので、余計にそういう販売手法が功を奏したような気がします。
ぷららだからって回線障害がないわけではないし、セキュリティをガチガチにして使いにくくしているわけでもない。やっていることは他のプロバイダとそれほど変わらないんですが、やっぱり「ぷらら」っていう響きが安心感に繋がっているのかもしれません。
シンプルだから長く使い続けることができる
ぷららはインターネットをシンプルに考えているので、必要ないものはそれほどありません。ひかりTVに少しコストがかかっているなとは思いますが、それでもぷらら光の月額料金はマンションタイプで3,960円。DTIと同じなのでメジャー系プロバイダとしてはかなり頑張っている価格だと思います。
それでいてセキュリティオプションを充実させたり、締めるところは締めています。他社プロバイダはポータルサイト化して、必要ないサービスを自社でやっているので、ユーザーに必要なメールやセキュリティといったオプションだけにする、というのは道理にかなっていますよね。
だからユーザーはぷららを安心して長く使うことができるんです。もしかしたらぷららを使って20年、というユーザーもいるかもしれません。
解約金なしでぷらら光を申し込む方法とメリットデメリット
ここで、ぷらら光は解約金なしなんですけど、普通に申し込めばいいんじゃないの?って思いますよね。
ぷらら光を解約金なしで申し込む方法
解約金なしで申し込むには、キャッシュバックなしでぷらら光を申し込めばいいだけ。最大55,000円のキャッシュバックを用意しているんですが、これに素直に食いつくと、ちょっと「んー微妙」みたいな感じになります。
これはひかりTVなしだと35,000円、ひかりTVありだと55,000円のキャッシュバックなんです。これってちょっと、普通に考えたらひかりTV付で申し込んで55,000円のキャッシュバックもらっちゃうじゃないですか。あるいはひかりTVなしで35,000円。
そこでこのキャッシュバックをもらって契約すると、3年以内で解約した場合にキャッシュバック金額の一部である35,000円の違約金を請求されるんですね。はっきり言うとトラップのようになっているんですよ。
これってちょっとした戦略的な手法なんですが、キャッシュバックを受けると実質3年縛りが発生するという。まあ、もちろん契約期間の縛りを発生させてもいいからキャッシュバックを受け取りたい、という人もいるかもしれません。
ただ、やっぱり縛りはないほうがいいので、解約金なしならキャッシュバックなしで申し込みたいですね。
最低利用期間がないから自由!
上記のように、ぷららはキャッシュバックを求めないなら契約期間の縛りはありません。最低利用期間もないので解約するかしないかは自由です。
光回線なら長期的に使うことが想定されるのですぐにやめることはあまりないですが、それでも契約の自由度は高いですよね。
多くのプロバイダは契約期間が2年~3年、あるいは、縛りがなくても最低利用期間が設定されていることもあります。IIJmioは回線の質が高いのですが、最低利用期間が設定されていることがネックになっています。
そこがぷらら光だと契約も解約も自由です。このようにユーザーに自由度が高いなら満足度も高くなり、逆に長期的な利用にも繋がることになりますよね。
高セキュリティが魅力
インターネットを長年やっている人だとセキュリティは自分で設定するものですが、初心者であればプロバイダのオプションを活用することも対策方法の一つ。
ぷらら光だと、複数のセキュリティオプションを有効に活用できます。具体的には以下の通り。
- マカフィー for plalaが24か月無料
- ウイルスバスター for plalaもある
- 迷惑メール振り分けが無料
- 送信メールウイルスチェック
- ネットバリアベーシック無料(有害サイトブロック)
マカフィーは動作が速くないのでおすすめはできませんが、無料で使ってみて問題ないと思えばそのまま2年間使ってもいいと思います。もしマカフィーのパフォーマンスが不満ならウイルスバスターを導入すればOK。
メールウイルスチェックは、送信だけですがチェックしてくれます。受信に関しては、マカフィーやウイルスバスターなどのソフトで対応可能。
ネットバリアベーシックというのは、設定が強力過ぎるとネット閲覧に支障が出る場合もあるので、もし使ってみて不具合があるなら使用を中止してください。
メールサービスが充実している
1,320円分のフリーチケットを使って、メールアドレスを複数持ったり、別名のメールアドレスを持てるから便利。
メールアドレスは最大99個まで追加できるので、合計100個のメールアドレスが使えることになりますね。100個アドレスを使うことはあまりないと思いますが、メールマガジンとか用途別に作ることができるので、わりと重宝すると思います。
別名のアドレス、つまりエイリアスと呼ばれる機能は、一つのアドレスに対して別名のアドレスを作るので、これも用途別にエイリアスを作って一つのアドレスに集約することも可能です。
注意点は夜間帯の公平制御
ぷららの注意点は、どうしてもNTT系でユーザーが多く、回線の帯域を公平制御していることです。帯域というのはつまり速度なんですが、他の回線と公平に調整することをしています。
日中は比較的速いですね。安定して高速接続ができます。IPv6にOCNバーチャルコネクトを使っているのですが、筆者の環境で500Mbps以上の速度が出たので高速です。夜間は、地域やどんなユーザーがいるかで速度が変わってきますね。同じ回線にヘビーユーザーがいたりすると速度は調整されます。
ただ、使えないということではなく、やむを得ない調整をしていることになります。この辺は注意点として明記する必要がありますね。
ぷららを使ってネットライフをオシャレにする
読んできて分かったように、解約金なしのぷらら光なら、インターネットライフをオシャレにすることができますね。
以前からマーケティングが上手くて、分かりやすいイメージで顧客を獲得してきたわけですが、サービス自体もシンプルになっています。キャッシュバックを受け取ると実質3年縛りになるので、そこだけは注意しましょう。
なのでキャッシュバックは考えないで、できるだけ普通にぷらら光のサイトから申し込み、キャッシュバックを設定せずに利用しましょう。その方が絶対気楽ですよ。セキュリティやメールなどのメリットもあり、オシャレで快適なネットライフにすることができるので、ぷらら光を検討してみてください。