「家のインターネットをストレスフリーにしたいからソフトバンク光を契約したい。でも工事費が気になるんだよね。どうやったらお得に工事できるんだろう?」
「マンションでソフトバンク光を工事する時に、どんな方式の工事がいいんだろう?」
マンションでソフトバンク光を導入したいけれども、ソフトバンク光の工事はちょっと高いと思った方もいるかもしれません。
ですが、やり方によってはマンションでソフトバンク光の工事をすることが、お得に、そして速度の速い配線方式で工事ができるんです。
では早速、マンションでソフトバンク光を工事するのにお得になる方法、そして速度の速い配線方式を解説します。
目次
- 1 ソフトバンク光のマンション工事がお得な理由 速くなる方式も解説
- 1.1 ソフトバンク光マンション工事の種類
- 1.2 ソフトバンク光をマンションで使うメリット
- 1.3 マンションでソフトバンク光を申し込むなら光配線方式が速い
- 1.4 マンション派遣工事の内容
- 1.5 マンション派遣工事の費用
- 1.6 マンション派遣工事の注意点
- 1.7 派遣工事費が無料になる方法とは
- 1.8 マンション無派遣工事の内容
- 1.9 マンション無派遣工事の費用
- 1.10 無派遣工事はキャッシュバックが工事費を上回る
- 1.11 ソフトバンク光マンションに工事が必要ない場合とは
- 1.12 ソフトバンク光の引っ越しの時にかかる工事費
- 1.13 ソフトバンク光マンションの速度はどうなる?
- 1.14 開通後に回線速度が遅いならIPv6オプションを申し込む
- 2 マンションでソフトバンク光を使って快適ネットライフにする
ソフトバンク光のマンション工事がお得な理由 速くなる方式も解説
マンションで実施するソフトバンク光の工事は、なぜユーザーにとってお得になるのでしょうか。
そしてマンションでソフトバンク光を導入する時、どんな方式の工事で速度が速くなりますか。
ソフトバンク光マンション工事の種類
マンションで実施する光ファイバーの工事には3種類の方式があります。
- 光配線方式
- VDSL方式
- LAN配線方式
一つ目は光配線方式。
マンションタイプの光回線は、NTT局舎から来る1本の光ファイバーをマンション棟内でそれぞれの部屋に分岐させます。これを共同利用方式と言います。

光配線方式はこの分岐させる部分にも光ファイバーを用い、部屋のONU(宅内機器)まで光ファイバーを使って伝送させることができます。マンションで光配線方式を使うと以下のようなイメージになります。

光コンセントと呼ばれるパネルを設置し、そこに光ファイバーを差し込みます。これによって自宅からNTT局舎まですべて光ファイバーを使うことになります。
VDSL方式はマンション棟内で既存の電話線を用いた方式です。光配線方式がまだなかったころ、このVDSLを使っていました。
現在でも光配線方式が無理な場合はVDSLを使って通信します。このVDSLは電話回線を使える代わりに速度が100Mbpsとなります。
最後にLAN配線方式。これは分譲マンションで一括して光回線を導入する場合に採用されることが多い方式です。LAN配線方式は家庭内LANで使われるイーサネットケーブルを、マンション棟内の配線にも用いた方式となります。
上記のようなイーサネットケーブルを使って棟内で配線します。通常、この工事が行われることはほぼないと言っていいでしょう。ほとんどの場合、光配線方式かVDSL方式となります。
ソフトバンク光をマンションで使うメリット
マンションでソフトバンク光を使うメリットについて考えてみましょう。
- ソフトバンク光はフレッツ光を使った光コラボなので全国で使える
- マンションタイプで光配線方式による1Gbpsのデータ通信ができる
ソフトバンク光はNTTのフレッツ光を使った光コラボレーションサービスです。光コラボであれば全国どこでも同じ光ファイバーを使った回線になるので、もし引っ越しをしても工事し直せばソフトバンク光という光コラボを使い続けることができます。
そしてマンションで使うソフトバンク光は最大1Gbpsなので、速さの面でもメリットがあります。棟内の電話線を使うVDSL方式だと100Mbpsの速度になりますが、ソフトバンク光はフレッツ光を使っているので光配線方式による1Gbpsの速度に対応しています。これをマンション・ギガスピードと言います。
auひかりの場合、例えば東京地方だとVDSLになる可能性が高いのですが、ソフトバンク光なら1Gbpsの光配線方式になる可能性が高いです。
もちろん建物の構造によってVDSLか、またはLAN配線方式になることがありますが、マンションで使うソフトバンク光は光配線方式の工事ができる可能性が高いのです。
マンションでソフトバンク光を申し込むなら光配線方式が速い
マンションで新規にソフトバンク光を申し込む場合、マンションが光配線方式に対応していれば自動的に光配線で工事してくれます。なので別途光配線方式でお願いする必要はありません。
しかし今までVDSLで光回線を使っていたという場合、そのままVDSLではなく光配線方式で工事できないかどうか、相談してみましょう。ソフトバンク光の公式サイトから申し込んだら、折り返しの電話が来た場合に光配線方式の工事を申し込みます。
100MbpsのVDSLより、1Gbpsの光配線方式の方が断然快適にネットができるので、ソフトバンク光の申し込みは光配線方式で申し込みましょう。光配線方式だと速度は以下のようになります。
数百Mbps出るようになっていて、ここではIPv4 PPPoEで下り400Mbps台の速度が出ています。
マンション派遣工事の内容
ソフトバンク光マンションタイプで立ち合いありの派遣工事は、宅内の環境がどうなっているかで工事の内容が変わります。
- 光ファイバーが宅内に引き込まれていないため新設する
- 光コンセントが設置されていない
- 光コンセントがあるが配線設備を再利用する
- LAN配線方式の場合
- VDSL方式の場合
マンションのMDFまでは光ファイバーが通っているので、派遣工事はMDFから部屋まで光ファイバーを繋ぐ工事となります。
通常、部屋に光ファイバーが引き込まれていない場合、光回線を新設するため派遣工事(立ち合いあり)となります。この時作業員が1名~3名くらいで工事に来ます。
マンション棟内のMDFに光ファイバーが収容されているので、そこから部屋に光ファイバーを引き込み、光コンセントを設置します。具体的には以下の通り。
電話のモジュラージャックの部分を、このような光コンセントに交換します。光コンセントと一緒にモジュラージャックも付いているので、電話線がなくなる心配はありません。
配線は電話線の配管を利用することが一般的です。場合によってはエアコンのダクトなども利用するそうです。工事は1~2時間もあれば終了します。
同じように派遣工事が必要なのは、配線設備を再利用する時、また、光コンセントはあるけれども宅内工事が必要な場合、そしてVDSLやLAN配線方式も派遣工事が必要です。
マンション派遣工事の費用
ソフトバンク光マンションタイプの派遣工事にかかる費用は以下の通り。
工事種類 | 工事費 |
派遣工事(立ち合いあり、設備なし光コンセントなし) | 26,400円 |
派遣工事(立ち合いあり、設備あり光コンセントあり) | 10,560円 |
光コンセントなしで光回線を新設する場合は26,400円。ただ、光コンセントありで配線を再利用するなどの場合は、10,560円で済みます。
マンション派遣工事の注意点
ソフトバンク光マンションタイプの派遣工事で、注意する点は以下の通り。
- MDFなどの共用スペースに鍵がかかっている場合は開錠しておく
- 工事日を変更する場合、工事予定日4日前の19時までにソフトバンクに連絡する
- 土日祝は工事費が3,300円割増になる
マンションタイプの光回線は、MDFに繋がっている光ファイバーを部屋まで分岐させます。このMDFが共用スペースにあって鍵がかかっている場合は、管理者に連絡して工事日当日に鍵が開いている状態でなければいけません。
共用スペースがどうなっているのか管理者に確認し、もし施錠されているなら開錠してもらいましょう。
そして工事日の変更は、工事予定日の4日前19時までにソフトバンクに連絡してください。さらに工事日が土日祝になる場合、3,300円の割増金が取られます。平日日中に時間が取れるなら平日に工事することをおすすめします。
派遣工事費が無料になる方法とは
ここまで派遣工事の内容と費用を見てきましたが、気になるのはソフトバンク光の工事をお得にする方法です。どのようにソフトバンク光の工事をお得にするのでしょうか。
ソフトバンク光はキャンペーンをやっていて、この工事費サポートキャンペーンを活用することにより以下の特典が受けられます。
回線工事種類 | 工事費 | 特典①キャッシュバック | 特典②月額基本料割引 |
派遣工事あり(設備なし光コンセントなし) | 26,400円 | 普通為替24,000円キャッシュバック | 1,100円×24か月間割引 |
派遣工事あり(設備あり光コンセントあり) | 10,560円 | 普通為替10,000円キャッシュバック | 1,100円×10か月間割引 |
派遣工事なし | 2,200円 |
キャッシュバックか月額料金の割引か、どちらかを選ぶことができます。ここで、24,000円の工事を2年間の分割払いにした場合、1,100円×24か月割引を選択すれば工事費が実質無料となるわけです。
キャッシュバックを選んでもいいのですが、工事費サポートキャンペーンは月額割引を選択することによって、工事費がかからないというわけです。
→ソフトバンク光代理店のキャンペーンサイトでお得に申し込む
マンション無派遣工事の内容
ソフトバンク光マンションタイプの無派遣工事は、光回線がすでに引かれていて工事がプロバイダ側で終わる内容の工事です。つまり立ち合いが必要な工事ではなく、プロバイダが光回線を使えるように設定する工事になります。
マンション無派遣工事の費用
無派遣工事の費用は2,200円。工事をしないわけではなく、プロバイダの方で作業をするので工事費はきちんと取られます。それでも2,200円なら負担は少ないかもしれません。
無派遣工事はキャッシュバックが工事費を上回る
ソフトバンク光の工事がお得な理由のもう一つは、10,560円の派遣工事ありの場合と2,200円の無派遣工事の場合に、工事費を上回る10,000円が特典になるというものです。
特に大きいのは、無派遣工事で2,200円のケースでも10,000円分の特典なので、差額の7,800円がキャッシュバックとしてもらえることになります。または1,100円×10か月の割引でもいいです。
24,000円の特典と同じように、10,000円の特典も申し込む時にキャッシュバックか月額割引かを選択できます。
ソフトバンク光の工事がお得な理由が分かったでしょうか?新規で光回線を引く工事をしても工事費は実質無料、または、プロバイダ側の工事でも2,200円を大幅に上回る10,000円の特典。
これだけお得なら、マンションでソフトバンク光を使いたいと思いますよね。
ソフトバンク光マンションに工事が必要ない場合とは
工事が必要ないケースは以下の通り。
- NTTフレッツ光からソフトバンク光にする(転用)
- 他の光コラボからソフトバンク光にする(事業者変更)
すでにNTTフレッツ光か光コラボを使っていて、ソフトバンク光に回線を変更したときは工事なしとなります。工事費は0円。
転用、または事業者変更は、転用承諾番号や事業者変更承諾番号を取得し、ソフトバンク光の契約の時に番号を入力することによってソフトバンク光に変更することができます。
転用や事業者変更の手続きは開通まで2週間かからず、意外にあっさりと変更することができます。ユーザーがやることは、ソフトバンク光の場合、光BBユニットを受け取って接続することがあります。
ソフトバンク光の引っ越しの時にかかる工事費
マンションを引っ越しする時のソフトバンク光の工事費は、現在お引越し工事無料キャンペーンで0円です。
派遣工事あり(設備なし光コンセントなし) | 派遣工事あり(設備あり光コンセントあり) | 派遣工事なし |
26,400円→0円 | 10,560円→0円 | 2,200円→0円 |
これは結構嬉しいですよね。引っ越しで工事費がかかるプロバイダが多い中で、引っ越し工事費が無料なのは貴重と言えます。
その他の必要な費用は以下の通り。
手続き内容 | 工事費・手数料 | |
東日本、西日本を移動する場合 | 3,300円 | |
光電話(N)を継続する場合 | 最大3,850円 | |
ホワイト光電話を継続する場合 | 電話番号変更あり番号ポータビリティ解除あり | 3,300円 |
電話番号変更あり番号ポータビリティ解除なし | 1,100円 | |
電話番号変更なし | 1,100円 |
引っ越しする1か月前から2か月前にはソフトバンクに連絡しておきましょう。MySoftBankで手続きできます。
ソフトバンク光マンションの速度はどうなる?
ソフトバンク光マンションの工事が終わったら、気になるのは実際の速度。マンションタイプは1本の光ファイバーを共有するので、速度は期待できないんじゃないかと思うかもしれませんが、光配線方式で工事した場合の速度は以下の通り。
上記はIPv4 PPPoEで、上り下り500Mbps超えています。マンションタイプでも十分な速度が出ていますね。環境は100戸以上の集合住宅で、光配線方式、1Gbpsの契約です。ソフトバンク光なら従来のIPv4 PPPoEで下り500Mbpsは出ることを確認しています。
もちろん、NTT収容の環境によっては速度が思うように出ないこともあるかもしれませんが、ソフトバンクのバックボーンネットワークはかなり速いことが分かります。
開通後に回線速度が遅いならIPv6オプションを申し込む
ソフトバンク光マンションが開通して、いざ速度測定してみたら思ったような速度が出ない…という時は、速度低下のボトルネックが宅内なのかインターネット側なのか、切り分けないといけません。ポイントは以下の通り。
- 有線LANはLANケーブルの規格をカテゴリ5e以上にする
- Wi-Fi対応機器はIEEE802.11ac以上にする
- インターネット接続をIPv6高速ハイブリッドにする
上記の項目のうち、上2つは宅内機器が新しいものを使っていればOKです。それでも遅い場合、NTT収容に問題がある可能性があるので、IPv6高速ハイブリッドというオプションを付けることによって、回線速度が改善する可能性もあります。
ソフトバンク光のIPv6高速ハイブリッドは、VNE事業者にBBIXというソフトバンク系列企業のIPv6ネットワークを使っており、余裕のある大容量ネットワークになっています。
詳細はIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4のページにあるので参照してください。
マンションでソフトバンク光を使って快適ネットライフにする
ソフトバンク光マンションタイプの工事がなぜお得なのか、理由が分かりました。工事費サポートキャンペーンの月額割引を24か月受ければ、工事費が実質無料になるわけですね。
キャッシュバックを受け取る方法もありますが、24か月割引を受けた方が工事費を負担する感覚がないのでおすすめです。
今は引っ越しの時も工事が無料なので、ソフトバンク光はわりと気軽に光回線を導入して、さらに引っ越しても気軽に光回線を継続することができます。
インターネットは光回線が一番快適だと思うので、安定した高速通信でインターネットライフを快適にすることは、充実したライフスタイルの実現に役立つことと思います。