今回もルーター案件なんですけど、他社プロバイダと基本は変わらないんですよね。でも書きたいと思います。
@TCOMヒカリはTOKAIホールディングス系列企業が運営していて、地域系プロバイダの枠にとらわれず首都圏にも営業をかけるプロバイダです。
もちろん特定の地域だけでなく全国の人が使えるので、@TCOMの光回線に興味を持つユーザーはいるのではないでしょうか。
そんな時に、@TCOMヒカリで使えるIPv6対応ルーターはどれを選べばいいのか迷うのも事実。今回は@TCOMヒカリで使うWi-Fiルーターのおすすめを解説します。
目次
@TCOMヒカリのIPv6対応ルーターは何を使う? おすすめを紹介
@TCOMヒカリで使うWi-Fiルーターは何がいいですか。
ルーターをレンタルしてひかり電話もつけると料金が高い
@TCOMヒカリは、Wi-Fiルーターを持っていなくても、@TCOMにルーターのレンタルを申し込んでルーターを借りればすぐにインターネットを始めることができます。簡単ですよね。
ところが、ルーターレンタルとひかり電話を組み合わせると結構コストがかかるんですよ。
- ひかり電話基本料金
- ひかり電話ルーターレンタル料金
- Wi-Fiルーターレンタル料金
ひかり電話の基本料金に加えて、ひかり電話の機能が付いたルーターのレンタルに料金がかかります。ひかり電話ルーターのレンタル料は以下の通り。
光回線種別 | 回線タイプ | 月額レンタル料金 |
1G | ファミリータイプ | 税込330円 |
マンションタイプ | 税込330円 | |
200M/100M | ファミリータイプ | 税込330円 |
マンションタイプ | 税込495円 |
そして、さらにWi-Fiルーターのレンタル料がかかります。ルーターレンタル料は以下の通り。
ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
月額レンタル料金 | 税込220円 | 税込440円 | 税込880円 |
機器伝送速度 | 300Mbps | 867Mbps | 2402Mbps(Wi-Fi 6) |
なので、速度が速いスタンダードプラン税込440円なら、ひかり電話基本料金とひかり電話ルーターレンタル料金を合わせると月額税込1,320円になるんですね。これだと結構高いですよね。
ルーターのレンタル料だけでも安くなはい
別にひかり電話は必須ではないので、ひかり電話なしでルーターレンタルだけでもいいです。
しかしスタンダードプランをレンタルしても税込440円×12で1年間のレンタル料は5,280円。そこそこのWi-Fiルーターが購入できてしまうんですね。
光回線というのは、自宅の固定回線なので一旦契約すると長期的に使うケースがほとんどだと思われます。2年、3年と使いますよね。
であれば、レンタル料が無料でなければルーターを買ってしまった方がランニングコストがかからないことになります。
Wi-Fiルーターの購入はそれほど高くつかない
Wi-Fiルーターもピンからキリまであって、安いものはAmazonタイムセールで3,000円以下で買えます。
3,000円クラスって大したことないでしょ、と思うかもしれませんが、IEEE802.11acの高速通信ができるのでまったく問題ないですね。むしろそういう安いルーターで必要十分なんですよ。
高いものは10,000円、20,000円~します。5万円レベルのルーターもあります。いいものを求めようとするとわりときりがないので、5,000円前後か、10,000円レベルの商品がおすすめになりますね。
5,000円前後のモデルなら、先ほども言いましたが1年間で元が取れます。光回線は長期的に使うものなので、予算の範囲でコスパの高いものを買いましょう。
@TCOMヒカリで使うルーターはv6プラス対応がおすすめ
@TCOMヒカリのIPv6は、VNE事業者に日本ネットワークイネイブラー(JPNE)のv6プラスを使います。VNE事業者というのは、プロバイダに代わってIPv6ネットワークをユーザーに提供する事業者のことです。
v6プラスを使うということは、@TCOMのバックボーンではなくv6プラスのバックボーンネットワークに乗り入れるということです。ユーザーが実際に使うネットワーク図は以下の通り。

NTT回線(NGN)の向こう側にJPNEのv6プラスがあります。そこを通ってインターネットに接続するわけですね。なので、@TCOMヒカリに使うWi-Fiルーターはv6プラス対応ルーターを選ぶといいです。
v6プラス対応といっても、国内メーカーのほとんどの商品はv6プラスに対応しています。なので国内メーカーのものの中から、価格や機能が優れているモデルを選ぶことになります。
おすすめルーターはバッファロー WSR-1166DHPL2
このバッファローWSR-1166DHPL2というルーターは、Wi-Fiの高速通信が確立されたIEEE802.11acを採用して、無駄な機能を極力廃したシンプルな製品です。
とにかく無線でネットを繋ぐことだけを考えているルーターなので、タイマーだとかフィルタリングなどの機能をなくし、同時高速通信のMU-MIMOと電波を安定させるビームフォーミングに絞ってコストを下げています。でも高速です。
スペックは以下の通り。
無線LAN規格 | Wi-Fi 5(IEEE802.11ac) |
最高速度 | 866Mbps |
アンテナ数 | 2×2 |
高速同時接続台数 | 2台 |
間取り | 戸建て2階建てマンション3LDK |
このルーターは、とにかくWi-Fiを安く高コスパに導入したいと思った時に最適な製品ですね。IEEE802.11acなので、速いと400Mbpsを超えるんですよ。

画像は上りが400Mbps超えています。上りの速度は、これからの時代かなり重視されるようになります。動画のアップロードやライブ配信などをする機会が増えていくので、上りも高速な方がいいですね。
本体は軽くて小さいです。

軽すぎるので、ケーブルに引っ張られて本体が動いてしまうほどですが、取り回ししやすいですね。
最高866Mbpsというのは、2台同時に高速通信したときの最高速度です。1台あたり433Mbpsで接続できます。高速通信を同時に2台できるんですね。戸建て2階建てマンション3LDKまで対応で、一人暮らしならこれで十分、家族でも2~3人まで対応できます。
Wi-Fi 6ならバッファロー WSR-3200AX4S
Wi-Fi 6でおすすめなのは、バランスの取れたバッファローWSR-3200AX4Sがいいです。これも必要十分な性能で、価格も1万円台前半で購入することのできるWi-Fi 6ですね。同時高速接続数が4台なので、家族が多くて家が広い場合に最適。
スペックは以下の通り。
無線LAN規格 | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax) |
最高速度 | 2401Mbps |
アンテナ数 | 4×4 |
高速同時接続台数 | 4台 |
間取り | 戸建て3階建てマンション4LDK |
Wi-Fi 6はiPhone SE(第2世代)で試したのですが、Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)と速度はそれほど向上していません。特に日本メーカーの安いWi-Fi 6だとあまり違いはないですね。
ですが、電波そのものの安定性が向上しているようで、より接続が切れにくい電波の特性になっているようです。速さも重要ですが、無線は安定性がかなり重要なので安定性でWi-Fi 6を取るというのはアリですね。
3階建ての戸建てとかコンクリート造のマンションなら、これからはWi-Fi 6を導入していっていいでしょう。しかもWi-Fi EasyMeshでメッシュWi-Fiを構築できます。
暗号化はWPA3にも対応していますし、ビームフォーミングなどの基本機能もあります。バンドステアリングLiteというのも搭載していて、周波数帯域の自動調整もできます。
品質にこだわりたいなら NEC WX5400HP
NEC WX5400HPは、とにかく日本メーカーで質の高い製品を求めるユーザーにおすすめ。
とにかく安かろう悪かろうは嫌だから、値段が高くても良いものが欲しいと思うならメッシュ対応Wi-Fi 6のWX5400HPにしましょう。
スペックは以下の通り。
無線LAN規格 | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax) |
最高速度 | 4804Mbps |
アンテナ数 | 4×4 |
高速同時接続台数 | 4台 |
間取り | 戸建て3階建てマンション4LDK |
このルーターは周波数の帯域幅が160Mhzであり、一般的な80Mhzに比べて高速転送が可能です。
PCやスマホが160MhzのWi-Fi 6に対応していれば、回線が2Gbps以上の時に実効速度が1Gbpsを超えることもあります。
非常に高速なので、速度が速ければ速いほどいいと考えるユーザーにおすすめですね。
さらにメッシュWi-Fiに対応しているので、戸建てや部屋数の多いマンションで電波の通りが悪い場合に電波環境を改善できます。
160Mhzでメッシュにも対応しているので、NECとしてはかなり本気のルーターになっていますね。
@TCOMヒカリのメリット・デメリット
@TCOMの売りってなんなのかという話だと、やはり地域系プロバイダとして20年以上の実績があり、サポートに力を入れている点でしょう。
あとは速度が速くてRBBというメディアで受賞しているというのもありますが、在京の有名プロバイダと張り合えるくらいの信頼感を出してブランディングできている点が評価できますね。
もっと踏み込んだメリットは以下の通り。
- キャッシュバック最大45,000円
- 戸建てだと工事費が実質無料(マンション半額)
- F-Secureを採用したTOKAI SAFE
- ミドルウェアのMy @TCOM
- 格安SIMのLIBMOをやっている
契約の時のキャッシュバックはわりと充実していますね。他にもセキュリティソフトのTOKAI SAFEやミドルウェアのMy @TCOMがオプションにあるなど、ユーザーがインターネットを使いやすいように考えているのも好感が持てます。
キャッシュバック特典は、現金だけでなく現金+ルータープレゼントというのもやっています。@TCOMヒカリ公式サイトから申し込みましょう。
対してデメリットは以下の通り。
- 2年縛り
- 月額料金は安くはない
- チャットサポートはない
というような細かいデメリットはあります。それでも地域系ならではのユーザー重視なサポートは定評があると思います。
工事費実質無料やキャッシュバックキャンペーンを有効に活用して、老舗地域系プロバイダの光回線を使うのは良いことですね。→@TCOMヒカリ公式サイトで申し込む。
Wi-Fiルーターを用意して快適な@TCOMを使う
@TCOMはv6プラスを使うので、IPv6接続をするにはv6プラス対応ルーターを選びましょう。IPv6を使わなくてもいいですが、IPv4アドレスは枯渇した状況にあるので、IPv6に移行することは有益です。
ルーターをレンタルするのも手ですが、かなりコストがかかることは事実。それなら安くて高性能なWi-Fiルーターを買ってしまった方がいいですよね。
あるいは、新規または転用で@TCOMヒカリを申し込めば、キャンペーンから5,000円を引くとルーターがプレゼントされます。キャンペーン内容を確認して@TCOMに申し込むのはおすすめですね。
快適に@TCOMを使って、インターネットライフの質を高めていきたいと思います。