「他社からワイモバイルにMNP(乗り換え)するとお得なのはなんとなく分かるけど、具体的に何が良くてどうすればいいか分からない」そのように感じますか。
ワイモバイルは高品質なソフトバンク回線を安く使える代表的な格安SIM。そのワイモバイルに乗り換える時、キャンペーンの仕組みが分からないと思ったことがあるかもしれません。
しかもキャンペーンの申し込み手順を間違えると特典が適用されなかったり…!間違えたくないですよね。
回線もサポートも質の高いワイモバイルを申し込む時に、どうせならもっとお得に申し込みたいと思うはず。
今回は、他のキャリアからワイモバイルに乗り換えるとお得なキャンペーンのまとめ一覧と、そもそもワイモバイルの何が良いのかを解説します。
ワイモバイル乗り換えキャンペーンまとめ
ワイモバイルのキャンペーンはとにかく複雑の一言。自動的にもらえるものはデータ増量キャンペーンくらいで、それ以外はキャンペーンにエントリーが必要です。
Yahoo!ショッピングでもキャンペーンにエントリーしなければポイント還元率は上がりません。キャンペーンで自動的に特典が付与されることはないのです笑。
なのでキャンペーンにエントリー、言い換えればキャンペーン参加申請手続きをしなければ、特典が与えられなくてもユーザーの責任になってしまうのでここをしっかりやりましょう。
ワイモバイルのキャンペーンはPayPayが前提である
ワイモバイルのキャンペーンはPayPayポイント付与を前提としたものが多いです。もちろん端末割引やサブスクが期間限定無料など色々ありますが、MNPの主要な特典はやはりPayPayポイント。
PayPayポイントのもらい方は以下の通り。
※上記の1と2は開通月の翌月10日までに設定が必要
ワイモバイルに乗り換えたらすぐに初期設定とPayPayアプリの連携をしてください。忘れたらPayPayポイントをもらうことができません。
どこでももらえる特典にエントリーする
どこでももらえる特典とはPayPayで買い物をした時に最大20%ポイント還元になるキャンペーンです。プランがシンプルMかLなら上限3,000円相当のポイント還元。
→新どこでももらえる特典にエントリーする
どこでももらえる特典はエントリーが必要で、手続きの手順は以下の通り。
- 前月末までに作成されたYahoo! JAPAN IDでログインしてどこでももらえる特典キャンペーンページからエントリー ※ワイモバイル申し込み前に要エントリー
- ワイモバイルオンラインストアまたはワイモバイルオンラインストアヤフー店からワイモバイルに申し込み
- ワイモバイルの初期設定(iPhone, Android)
- PayPayアカウント連携
- 申込月の3か月後にアンケートに答え、手続き完了
- 申込月の4か月後の1か月間に買い物をして最大20%ポイント還元
上記の流れですが懸念点はありますね。前月末までに作成したYahoo! JAPAN IDじゃないといけないし、20%還元になるのは申込月の4か月後にしかも1か月間だけ。
このキャンペーンはちょっと手続きが複雑で、しかもポイントがもらえるのではなく買い物をして20%還元になります!笑。
なので無理しなくてもいいですが、もしPayPayをよく使うユーザーならワイモバイル申し込み前にエントリーしておけば買い物をした時にお得というわけ。
一括1円の特価スマホを購入できることがある
在庫があることを前提に、MNP一括1円でスマホが購入できることがあります。もちろん在庫がなければ1円スマホはゲットできません。
最近ではZTE Libero 5GがMNP一括1円で販売されていました。ZTEは中国の通信機器メーカーで、日本ではモバイルルーターなどで有名ですね。
ZTE Libero 5Gはワイモバイル初の5G対応スマホだったようです。カメラ性能は特に優れているわけではありませんが、おサイフケータイ対応だったり防水なので日本人好みの高コスパ端末。
たまにオンラインストアまたはヤフー店をチェックして、MNP一括1円スマホがあるかどうか確認してみましょう。
PayPayポイント最大11,000円相当キャッシュバック
ワイモバイルキャンペーンのメインはPayPayポイント最大11,000円相当キャッシュバック。キャンペーン内容は以下の通り。
プラン | シンプルM/L | シンプルS |
MNP(乗り換え) | 10,000ポイント(Lは期間限定11,000円相当) | 3,000ポイント |
新規契約 | 6,000ポイント | - |
MNPかつプランがシンプルMかLなら10,000ポイント(シンプルLは期間限定11,000円相当)。シンプルSはMNPで3,000ポイント。
新規契約でシンプルSだとキャッシュバックがないので、できればシンプルMで契約したいですね。あまりよくないですがすぐにシンプルSに変更しても構いません。
PayPayポイントキャッシュバックの適用条件は以下の通り。
- ワイモバイル開通
- ワイモバイル初期設定(iPhone, Android)
- PayPayアカウント連携
※必ず初期設定とPayPayアカウント連携を済ませてください。
このキャンペーンはSIMカードとeSIMが対象なので、スマホ格安キャンペーンは対象外になります。とはいえ、SIMの乗り換えでポイント最大10,000ポイントは大きいですよね。
もらえるPayPayポイントはキャンペーンの時期によって変わるので公式オンラインストアで随時チェックしましょう。
公式オンラインストアのタイムセールを狙う
タイミングがよければ随時実施されているタイムセールで1円の特価スマホをゲットできます。人気のiPhoneはソフトバンク認定中古品が1円になりますね。
AndroidだとシャープやXiaomiのRedmiシリーズの比較的新しい製品が購入できます。
条件はワイモバイルへのMNPなので間違いなく。タイムセールは夜の21時スタートなので公式オンラインストア→セールをチェックしておいてください。
iPhoneはオンラインストアのソフトバンク認定中古品が安い
昨今の円安で人気のiPhoneの価格はうなぎ登り。iPhone 14は一番安くても119,800円になり日本のiPhoneユーザーは驚きと悲嘆の叫びを上げましたよね。
iPhoneが高いと思った場合、ソフトバンク認定中古品をゲットしましょう。ソフトバンク認定中古品はソフトバンクが認定したクリーニング済みの良品で安心して使うことができます。

iPhone 11 64GBがMNPで3万円を切る価格で販売されたり、もっと以前のiPhone XRは1万円を切ったりします。
今後はiPhone SE(第2世代)や(第3世代)もラインナップされるかもしれませんので、iPhone SEをソフトバンク認定中古品で購入するとかなり高コスパになりますね。
公式オンラインストアとヤフー店の違い
公式オンラインストアとオンラインストアヤフー店の違いは、安く買える端末の違いとPayPayポイント還元キャンペーンの違いがあります。
公式オンラインストアでは、1円スマホだけでなくLGのAndroid One X5が36,000円引きになったりします。
対してヤフー店はPayPayポイント還元が多く、新どこでももらえる特典とヤフー店独自特典を加えて合計最大20,000円分。
新どこでももらえる特典や20%上乗せ特典は「PayPayで買い物をして戻ってくるポイント」なのでそこだけ注意を。
60歳以上はかけ放題が割引
家庭を重視しているワイモバイルにはシニア割引があります。60歳以上だと国内通話かけ放題の「スーパーだれとでも定額」が1,870円から1,100円引き、つまり770円。
最近はアプリでかけ放題できる楽天モバイルが出てきましたが、もういちいち乗り換えは面倒と思っている世代のユーザーもワイモバイルなら格安でかけ放題にできるんですよね。
データ増量無料キャンペーンは継続中
データ増量オプション550円が1年間無料になるキャンペーンは継続中。増量できるデータ量は以下の通り。
- シンプルS 3GB→5GB
- シンプルM 15GB→20GB
- シンプルL 25GB→30GB
1年間の期間限定とはいえ嬉しいですよね。シンプルM以上にしてデータ量に余裕を持たせれば災害時なども不安はありません。
ワイモバイルを使うメリットと注意点
ユーザーはなぜキャンペーンを活用してワイモバイルを始めることを考えるのでしょうか。
実は、筆者はキャンペーンを活用しないで契約してもったいないことをしたのですが、そもそもワイモバイルを選択する明確な理由がありました。
ここではワイモバイルを使う理由とメリット、そして注意点を解説します。
ソフトバンク光やPayPayとの組み合わせが最強レベル
ワイモバイルを使う理由はたくさんありますが、やはり割引とPayPayとの連携の2点が大きいですね。
ソフトバンク光とのセット割である「おうち割光セット」は、ワイモバイルが1,188円引きなのでメインブランド(1,100円引き)より割引額が大きいです。
そしてPayPayとの連携でいわゆるヤフー経済圏によってお得になります。
Yahooショッピングのポイント還元率が上がる5のつく日や日曜日に買い物
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貯めたポイントをワイモバイルの支払いに充当
シンプルSだと毎月1,000ポイント充当していけば月額料金は0円になります。
高品質なソフトバンク回線
そしてこれ。ワイモバイルが使うソフトバンク回線は高品質なんですよね。以下の画像はあるホテルの客室内でのソフトバンク回線とドコモ回線の電波状況です。

上記を見ると左のワイモバイルは電波良好、右のドコモ回線はあまりよくないですね。意外に思うかもしれませんがソフトバンク回線の方が品質がよいことが多いです。
もちろん場所によって品質は変わるので一概にどちらがいいと言えませんが、筆者の体感だとソフトバンク回線の品質がいいなと思うことが多々あります。
おうちでんきで電気料金も安い
安いと言っても現在は光熱費そのものが高騰しているので安くないんですが、首都圏であれば東京電力より多少安くなります。
おうち割でんきセットでワイモバイルとソフトバンク光の月額料金も最初の2年間は110円引き、その後は55円引き。
スマートメーターを取り付けるので、エコ電気アプリを使って日ごとや月毎の電気料金も分かりますし節電にも役立ちます。
おうちでんきの解約には550円かかるのでそこだけは注意を。
データくりこしに対応
ワイモバイルの弱点だったデータくりこしに対応したことでさらに使いやすくなりましたよね。特に3GBのシンプルSのユーザーには朗報でしょう。3GBがくりこしで最大6GBになるのは大きいです。
自宅のソフトバンク光を中心にして外では軽い作業をする。そんな使い方にもってこいですね。
メインブランド並みの機能
ワイモバイルはメインブランドと変わらないほどの機能を持っています。
- 留守番電話
- 割込通話(キャッチホン)
- キャリアメール
- テザリング対応
- Enjoyパック
- 店舗サポート
- 国際ローミング
ざっと挙げただけでも上記の通り。従来の携帯電話と同等のサービスがあるので不満があまりないのがいいですね。
ワイモバイルの注意点
ワイモバイルにも注意点があります。
- 割引なしの料金はそもそも高め
- 3GB、15GB、25GB以外のデータ容量はない
- 通話料は22円/30秒
- データ通信専用SIMはない
そもそもワイモバイルの月額料金は割引なしなら3GBのシンプルSで2,178円。LINEMOミニプランは3GBで990円なので価格だけ考えればLINEMOですよね。
そしてプランは3GB、15GB、25GBの3つしかなく、10GBなど細かく区切られていません。
さらに通話料は従来通り22円/30秒。通話定額オプションなしで電話をすれば当然高額な電話代を取られます。
以上の注意点を踏まえた上でワイモバイルを使うどうか検討してください。料金はソフトバンク光と組み合わせてPayPayポイントを充当すると安く上がります。
データ容量はくりこしができるようになったので、安く済ませたいなら3GBのくりこし最大6GBでしょう。余裕があれば15GBのシンプルSにしたいですね。
通話料は2022年9月現在どうにもならないですね笑。もし電話をたくさんかけるなら楽天モバイルでRakuten Linkアプリを使ってかけ放題にしましょう。
そしてデータ通信専用はなく音声SIMのみであることも付け加えておきます。
筆者は2022年9月現在、ワイモバイルと楽天モバイルのデュアルSIMで運用しています。これからはデュアルSIMにして大規模通信障害に対応していくこともユーザーとして考えていいかもしれないですね。
キャンペーンを使って最強ワイモバイルへ乗り換える
今回はワイモバイルのキャンペーンをまとめてきました。MNPでPayPayポイントをもらうことがメインですが、スマホが1円で買えることも魅力的ですよね。
特に最近は物価高騰でiPhoneの値上がりが激しいです。今後はスマートフォンをどれだけ安く調達できるかもユーザーの課題になるでしょう。
今後どれだけユーザーが賢く格安SIMを使いこなしていけるか試されていくことになります。賢いユーザーほどキャンペーンを活用してモバイル回線をよいものにしていくでしょう。
高品質な携帯を安く使える時代は本当にいいものです。みなさんは2020年代のデジタル時代をどのようにしたいと思いますか。