ソフトバンクからオンライン専用ブランドのLINEMOが正式リリースされましたね。特にLINEユーザーの方は、LINEのデータ通信がギガフリーになるメリットを取ってLINEMOを選択した人もいるかもしれません。
しかし、同じソフトバンクのブランドであるワイモバイルを検討していた人は、両者を比較してワイモバイルにするかLINEMOにすればいいのかよく分からない、という状況になっていることがあります。
ソフトバンク回線を安く使える二つのブランドの内、ワイモバイルかLINEMOか。今回は、どんな人がワイモバイルにすればいいか、またどんな人がLINEMOを選択すればいいのか、ベストなブランドの選び方を解説します。
LINEMOと比較した結果ワイモバイルはこんな人におすすめ
ここでは、LINEMOと比較して、こういう人はワイモバイルにした方がいいという点をまとめました。LINEMOがリリースされたのに、どうしてワイモバイルを使った方がいいのか。ポイントは以下の通り。
- 家族割とおうち割を使いたい人はワイモバイル
- ワイモバ学割でさらに安くなる
- 従来の電話機能を使いたいならワイモバイル
- キャリアメールを使いたいならワイモバイル
- 手厚いサポートを期待するならワイモバイル
- ワイモバイルのお得な申し込み方法
正直、ワイモバイルがあるのでLINEMOを使う必要がない、という人は結構いるんですね。その理由を解説します。
家族割とおうち割を使いたい人はワイモバイル
まず、ワイモバイルのメリットとして強調したいのは、月額料金の割引を受けられること。LINEMOだと税込2,728円でそもそも安いので割引がないのですが、ワイモバイルには割引があります。メインとなる割引は以下の通り。
- 2回線目以降の家族割
- ソフトバンク光とのおうち割光セット
上記が1,188円の割引なので、15GBであるシンプルMの月額3,278円が2,090円になります。もし家族でワイモバイルを使っている、あるいはソフトバンク光を使っているなら、ワイモバイルのシンプルMを使った方がコスパがいいですね。
しかもデータ増量無料キャンペーン2によって、1年間はデータ量が18GBになります。期間限定ですが20GBに近い18GBを2,090円で使えるので、ワイモバイルならLINEMOと似たようなデータ量を安く使えるわけです。
3GBのシンプルSなら、税込990円です。20GBのLINEMOと比較するデータ量ではありませんが、もし自宅でソフトバンク光のWi-Fiを使って外であまりデータ通信をしないなら、シンプルSにする手もあります。
チェック
注意点は、家族割の1回線目は割引にならないこと。これがまたヤラシイですよね笑。おうち割は全ての回線が割引になるのですが、家族割は親となる1回線目は割引しないんです笑。本当にこういうのやめてほしいと思いますよね笑。
とはいえ、15GB(1年間18GB)のシンプルMが2,090円で使えるワイモバイルは、それなりにメリットのあるブランドであることが分かります。
ワイモバ学割でさらに安くなる
ワイモバ学割はシンプルMとシンプルLに適用可能で、割引額は1年間1,100円。例えば家族割(2回線目以降)かおうち割と組み合わせると、シンプルMが990円になります。
割引 | 月額料金 | |
シンプルM(15GB) | シンプルL(25GB) | |
割引なし | 3,278円 | 4,158円 |
家族割(2回線目以降)orおうち割 | 2,090円 | 2,970円 |
家族割(2回線目以降)orおうち割+ワイモバ学割 | 990円 | 1,870円 |
ワイモバ学割は1年間の期間限定ですけどね。これもヤラシイですね笑。学割なら3年間とか4年間割引にすればいいのに、1年間だけですから。とはいえ、1年間は15GB以上のプランが格安で使えるので、学生ユーザーとしてはメリットがあります。
なので、LINEMOとそん色ないデータ量を安く使えるのがワイモバイルということになり、LINEMOではなくワイモバイルを選択する理由が十分あるわけです。
従来の電話機能を使いたいならワイモバイル
従来の電話機能というのは以下の通り。
- 留守番電話
- 転送電話
今でこそ、留守電とか転送とか使う人の方が少ないと思われますが、一応ワイモバイルにはこれらの従来型機能が備わっています。まあ、留守電よりLINEか何かでメッセージを送った方がいいと思いますけどね。
キャリアメールを使いたいならワイモバイル
ワイモバイルはキャリアメール(MMS)もあります。これも、今となってはキャリアメールを使わなくてもいいんです。GmailやOutlook、またはiCloudなどのクラウドメールを使えばいいだけです。
ただ、なんとなくメールも付いてきた方がいい、というユーザーはいるかもしれないので、従来のキャリアメールを使いたい人はワイモバイルにした方がいいですね。
ワイモバイルは、ymobile.ne.jpドメインと、yahoo.ne.jpドメインの二つのメールアドレスを使うことができます。まあ、メッセージアプリを使うことが大半だと思いますが、おまけでメールも持てるよ、ということです。
手厚いサポートを期待するならワイモバイル
ワイモバイルはチャットサポートに加えて店舗でもサポートをやっているので、スマホ初心者でも安心して契約できます。オンラインでもネットリテラシーがあれば問題ないのですが、すべての人が同じようにリテラシーがあるかというとないですからね。
もちろん、ワイモバイルも店舗をいつまで運営するのか分かりません。これからはLINEMOのようにオンライン中心になっていくので、携帯ショップの縮小も考えられます。
しかし現在はまだ店舗でのサポートを実施しているので、もし携帯の運用が不安ならワイモバイルにしておくといいでしょう。
ワイモバイルのお得な申し込み方法
こうしてみると、ワイモバイルはかなりユーザーにメリットがあると分かります。データ容量が多くなったにもかかわらず割引を適用できて、しかも店舗でのサポートがある。使う回線は高品質なソフトバンク回線ですからね。
LINEMOと比較しても優位性があるので、特に家族やソフトバンク光を契約している場合はワイモバイルの方がお得度が高いと言えるでしょう。
ワイモバイルは普通に申し込むより、ワイモバイルオンラインストアでどこでももらえる特典にエントリーしてから申し込みましょう。
SIMカード申し込みなら、5のつく日(15日など)に合計最大12,000円相当のPayPayボーナスをもらえますし、オンラインショップなら契約事務手数料が無料になるのでお得です。クレジットカードが必要になります。
iPhoneなどのスマホだと5のつく日に最大10,555円相当のPayPayボーナスです。オンラインショップなら店舗で待つ必要もなし。これからはいつでもどこでもオンラインで携帯を申し込みたいですね。
シンプルなLINEMOはこんな人におすすめ
ワイモバイルのメリットが分かると、LINEMOって使う必要あるのか、と感じますよね。普通に考えたらソフトバンクはこれ以上ブランドを作る必要はないのですが、そこは携帯料金値下げの要請に応えるためにahamoのようなブランドを作るしかない。
とはいえ、LINEMOを選択する理由は以下の4つが挙げられます。
- 中容量とLINEギガフリーを使いたい
- ソフトバンク光を使っていない
- LINEMOは追加データ容量1GBが550円
- 5分無料通話オプションを1年間無料で使いたい
LINEMOはオンライン専用ブランドなのですが、ワイモバイルもオンラインで契約できてeSIMまで始めています。なのでわりと違いが分かりにくいんですよね。
ここでは、こんな人にLINEMOをおすすめできる、という内容の解説をします。
中容量とLINEギガフリーを使いたい
LINEMOはデータ容量が20GBなので、ワイモバイルにないプランで契約することができます。普通の人はデータ容量が20GBあるとわりと十分に携帯を活用できます。
もちろん携帯回線で動画を見まくるとかヘビーな使い方をする人もいますが、仕事や勉強をしていて自宅で光回線のWi-Fiを使っているなら、外で使うデータ通信料は20GBあると十分足りることが多いですね。20GBを2,728円で使えるなら安いし、データ容量も安心なので契約しやすいです。
そしてLINEMOの特徴であるLINEギガフリーを活用できるので、これだけでもLINEMOを契約する理由になります。
LINEの無料通話やビデオ通話をよくする、特にビデオ通話をする機会が多いとLINEギガフリーは重宝しますよね。たまにLINEのデータ量は大したことない言う人がいますが、やっぱりLINEビデオ通話をデータ量気にすることなくできるのはメリットです。
ソフトバンク光を使っていない
ソフトバンク光を使っていなければ、ワイモバイルよりLINEMOを選びましょう。LINEMOは20GBで2,728円なので、おうち割を適用していないワイモバイルの15GB3,278円より安いですよね
家族割も同じですが、ソフトバンク光のおうち割でワイモバイルを使うことが多いです。逆に言えば、ソフトバンク光を使わないならおうち割に関係ないLINEMOで20GBをコスパ良く使うのがおすすめです。
LINEMOは追加データ容量1GBが550円
あまり語られていないかもしれませんが、LINEMOの追加データは1GBが550円なので、ワイモバイルの500MB550円より半額ということになります。550円でワイモバイルの2倍のデータ量を追加できるんですね。

小さなメリットですが、ワイモバイルと違って新しい仕様になっていることは評価できます。
5分無料通話オプションを1年間無料で使いたい
LINEMOだと、キャンペーンで5分無料通話オプションが1年間無料で使えるので、番号あての通話をする人にはおすすめすね。期間限定ですが、オンライン専用ブランドの中でも最安のサービスになっているのでユーザーとしては嬉しいですよね。
ワイモバイルだと1回10分無料通話オプションのだれとでも定額が770円で結構高いです。LINEMOで1回5分無料通話を1年間タダで付けて、もし必要なかったら1年後にオプションを外せばいいので、番号あての通話をちょっとしたいならLINEMOにしておきましょう。
LINEMOは誰に向いているのか
LINEMOにした方がいい人について解説してきましたが、結局、全般的にどういった人にLINEMOが向いているのでしょうか。
- 新しモノ好き
- シンプルなものが好き
- LINEビデオ通話をギガフリーで使いたい
- ソフトバンク光を使っていない
- データ通信量が比較的多い
上記のような人におすすめとなります。特に、外出先で動画再生をすることが多く、LINEビデオ通話をするような人にはLINEMOの方がメリットありますね。
新しいシンプルなものが好きという人にもおすすめできます。ライフスタイルで言えば無印良品のインテリア雑貨を使うイメージで、無駄な要素がないものを好むユーザーに最適です。
これからはオンライン専用が主流になる
値下げ要請によって実現したオンライン専用ブランドはこれから主流になる可能性が高いです。というのは、価格的な理由もありますが、感染症の流行によってオンラインで行動する機会が増えたことにより、店舗での契約ではなくネットで契約するスタイルが広まっているからです。
従来もネットによる注文は安く済むメリットがありましたが、もはや行動が制限されることがある時代なのでリアル店舗で買い物をしないケースがより一層増えていくでしょう。
LINEMOはシンプルに電話と20GBのネットが安く使えるので、オプションてんこ盛りで高いサービスではなく、シンプルなLINEMOのようなサービスは広く普及する期待大ですね。
サービスの違いを見極めてベストなブランドを選ぶ
ワイモバイルとLINEMOはオンライン契約といった重複するメリットがありながらも、それぞれの特徴を考えて契約できるようになっています。家族割やソフトバンク光のおうち割を使わないならLINEMOといったように、サービスごとの違いがありました。
印象としては、現時点ではワイモバイルのメリットが大きいですが、今後主流になるのはオンライン専用ブランドで契約するスタイルだと思われます。ワイモバイルの店舗がいつまで存続するかも分かりませんし、将来的にはワイモバイルとLINEMOが一緒になることも考えれます。わりと重複してますからね。
見てきたメリットをよく考えて、自分の環境や使い方に合ったブランドを選択しましょう。両サービスとも価格が安いので、契約しやすいと思います。