日本で9割を超えるシェアのLINEですが、筆者は最近他のメッセージアプリに移行することにしました。
今回はLINEの代替(だいたい)アプリにシグナルとテレグラムの両方を使うことにした理由と、使い心地を少しレビューしたいと思います。
LINEの代替にシグナルとテレグラム両方使うことにした理由
LINEを中止
LINEを少し使っていましたがメイン利用を中止しました。理由は以下の通り。
- 情報漏えいリスク
- 誤操作リスク
- UIが個人的に合わない
- メッセージ以外の機能は個人的に不要
情報漏えいリスクは割と多くのユーザーが心配していると思います。サーバーに侵入されてデータが漏れるならメインで使う気になれない。
そして誤操作リスク。勝手に連絡帳を参照してユーザー登録される事例がありましたよね。
UI(ユーザーインターフェイス)は好みの問題ですが、可愛いのは悪くないけれども登録を解除しにくいとか細かい部分が気になる。
そしてニュースやウォレットなど多機能ですが、個人的にはそんなに多くの機能を求めていません。LYPプレミアムの連携に必要なのでアプリは残します。
シグナルとテレグラムを両方使う
そこで代替アプリにシグナルとテレグラムを両方使うことに。
最初はテレグラムにしようとしましたが、テレグラムと言えば日本で報道される「過激派が使うツール」「犯罪に使われる」のイメージで反対されました。
実際には政府や公共機関がテレグラムチャンネルを使う。ロシアやウクライナ政府だけでなくシンガポール政府も。


パンデミックの時も保険機関がチャンネルでメッセージを流したり、交通機関も利用しているようです。
そしてシークレットチャットを選択すればエンドツーエンド暗号化(E2EE)でセキュリティが高い(ので悪用される)。
秘匿性が高ければどうしても悪用されます。匿名掲示板でもTwitterXでも。
それで、シグナルがデフォルトでE2EE対応のメッセージを送れるしシンプルなデザインで印象が良いので、シグナルも使うことにしました。
シグナルも、というよりシグナルをメッセージでメインに使い、テレグラムはチャンネルを使います。
メッセージ送受信にシグナル
シグナルは非営利団体のSignal Foundationが開発しています。政府高官なども使っていて、エドワード・スノーデンも褒めたとのこと。
シグナルの特徴は以下の通り。
- シンプルなUI
- デフォルトでエンドツーエンド暗号化(E2EE):Signalプロトコル
- 無料の通話とビデオ通話
- 消えるメッセージ
- LINEスタンプのようなステッカーがある
- オープンソース
- 日本語対応
UIはWhatsAppに似ているらしい。シンプルなスタイルですよね。


テレグラムはシークレットチャットの指定でE2EEですが、シグナルはデフォルトでE2EE。つまり2つの端末でのみ復号化が可能。
通話も可能。音声はクリア!!

デスクトップアプリもあります。

チャンネル利用にテレグラム
実際にはテレグラムの規模が圧倒的に大きいです。ユーザー数は世界で7億とも10億とも言われ、グループ機能は最大20万人!!
テレグラムの代表的な特徴は以下の通り。
- シークレットチャット指定でエンドツーエンド暗号化(E2EE)
- 無料の通話とビデオ通話
- 消えるメッセージ
- チャンネル機能
- グループ機能は最大20万人
- 別途日本語化パッチを入れなければならない
UIは意外と可愛く、背景はフルーツと動物の絵になっている。


シークレットチャットはE2EEで2つの端末でのみ復号化が可能。シークレットチャットでない場合、理論的にサーバーで復号化が可能と言われている。
そしてテレグラムの何がいいかっていうと、チャンネルとグループ最大20万人。
筆者が20万人のグループを作ることはなさそうですが、メディアなどのチャンネルを登録してSNSライクに使うことができます。

デメリットは別途日本語化パッチを当てること。日本語はここでパッチをダウンロードしてください。
そして運営の自由度が高いので、やはり不適切なアカウントも存在します。

とはいえSNSライクに情報収集できるメリットがあるので、個人的にはシグナルと併用が一番だと思いました。