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ネット上の問題になるデジタル広告
社会問題になるネット広告。いやーついにこの手の話題が出てきましたよね。
分かってはいるけど話しにくい…ブラウザやアプリで必ず目にするネット広告ですね笑。
無料サービスが広告なしで運営するのは難しいですし、広告費はテレビ等マスコミ4媒体よりネットの方が上回っています。
そこで問題になるのが「なりすまし広告」「詐欺広告」「性的広告」「景品表示法違反」など。
これらはどうすればいいでしょうか。
広告ブロック拡張機能を使う
まずオーソドックスな対策としてブラウザに広告ブロック拡張機能を入れる。
おすすめはuBlock Origin。WikipediaによるとuBlockは分裂し、元々の開発者であるレイモンド・ヒルが寄付を受け付けない形でUblock Originとして現在も開発されています。

デスクトップブラウザはFirefoxやEdgeなどChrome以外で動作可能。スマホはAndroid版Firefoxに入れられます。

uBlock Originは性能がいいですね。これに日本語サイト向けの豆腐フィルタを入れることもできます。

Chromeは今年3月にマニフェストファイル(拡張機能の構造と動作に関する情報)がManifest V3に移行したため、uBlock Originのサポートを終了しています。AdBlockなどが代替ですが性能はそこそこ。
そして最近はBraveが人気。AndroidだけでなくiOSにも対応しています。
BreaveはChromeと同じChromium(クロミウム)プロジェクトで、拡張機能なしでいきなり広告ブロック。

ただしBraveは過去に、検索バーに暗号通貨交換サイトのURLを入力するとアフィリエイトサイトにリダイレクトしていた事件が起きています。
広告ブロック機能があるのに仮想通貨をベースとしたBraveの広告ネットワークで収益を得るビジネスモデルに批判もある状況。
Safariで広告を制御する
Safari でポップアップ広告やポップアップウインドウをブロックする
Safariを使う場合、iPhoneでは「設定」→「アプリ」→「Safari」→「ポップアップをブロック」でオン/オフ。
Macならメニューバーから「Safari」→「設定」のWebサイトタブでポップアップブロック、セキュリティタブで詐欺サイトの警告をオン。
そしてSafariの「気をそらすものコントロール」を使ってWebページの項目を非表示にする
これはiOS18から搭載。Safariの検索フィールド左側をタップすると「気をそらす項目を非表示」ボタンが出るようです。
iPhoneは広告を制御するのが難しいですが、そもそも目立たない広告ならそれほど気にならないでしょう。
動画サイトで表示される広告の分類を設定する
YouTubeで流れる広告を自分の興味ある分野に最適化できます。
Googleアカウントの「データとプライバシー」→「パーソナライズド広告」→「マイ アド センター」→「広告表示に使用される情報の管理」を開く。
すると「広告の表示に使用されるカテゴリ」があるので興味のない分野をオフ。
同じように「パーソナライズド広告に使用されるアクティビティ」の各要素を必要に応じてオフにする。

すると流れる広告がユーザーの興味関心に応じてカスタマイズされます。不快な広告も基本的には流れなくなりますね。
動画配信者から広告ブロックの話は出てこない
動画配信者から広告ブロックの話は出てきません笑。YouTubeで「広告ブロック」で検索すると解説動画は出てきます。
YouTuber自身はそもそもYouTube Premiumに入るんですかね…やっぱり。
いずれにしろ、無料サービスや無料アプリは広告が挿入されることがネットの常識。筆者もテレビでYouTubeを見るときは広告を見ています。
アプリ内広告の対応は検証中
筆者としてもアプリ内広告への対応は検討していますが、広告ブロックアプリそのもののデメリットもあるようです。
課金すると広告非表示が多いですし、開発者にとってもフリーなら広告表示は妥当。目立たないならそのままでいいですよね。
しかも広告は役に立つ。たまに「おっ」と思う広告が流れる時があります。なので、広告そのものが悪いわけじゃない。社会的に問題のある広告がよくない。
対策がよく分からない場合
リテラシーを高めることと、問題のある広告の配信者を特定してやめさせる。
広告配信に関しては日本インタラクティブ広告協会や、日本広告審査機構(JARO)といった業界団体が注意喚起を行っています。
他に、インターネット・ホットラインセンターや消費者庁の景品表示法違反被疑情報提供フォーム、総務省のインターネット上の違法・有害情報に関してお困りの方へなどがあります。
自分も何かあれば動きます。