ドコモ光にも対応しているSIS(スピーディア)のメリット・デメリットを紹介します。
スピーディアは東北・仙台が拠点の企業ですが、もちろんインターネットなので全国対応しています。
以前はインターネットブームで、地域系の小さなプロバイダがいくつも作られました。今でも九州、新潟、青森、北陸など、色々なところにあります
ケーブルテレビインターネットなどは地域系と言ってもいいかもしれません。
スピーディアはデータセンターも運営していたり、光コラボの立ち上げにおけるコンサルティングもしています。なのでネット回線提供のノウハウについては、大手に引けを取らないレベルにあると言えます。
そんなスピーディアのメリットは何なのか。
回線提供ノウハウまでコンサルするスピーディアにデメリットなどはあるのか。
そんな疑問にお答えします。
目次
スピーディアのメリット
スピーディアはドコモ光プランなら、大手光回線と同じようにIPv6接続やWi-Fiルーター無料レンタル、また初回無料訪問サポートなど、抑えるところはしっかり抑えています。
その中で特徴的な点を挙げてみます。
ドコモ光なら永年無料セキュリティがある
セキュリティソフトのサービスは、WEBROOTという米国のソフトウェアを提供しています。
日本ではあまり聞かないセキュリティソフトウェアですが、アメリカではかなり販売されているようです。クラウドを使用したセキュリティなので、ネット回線が必ず必要になります。
このセキュリティサービスは通常月額500円かかりますが、ドコモ光なら契約期間は永年無料となっています。
ドコモ光対応事業者のセキュリティソフトは、大体12か月無料となっています。それを考えるとスピーディアに契約し続けるなら、セキュリティに関しては完全無料で費用がかかりません。
市販のウィルスソフトも1年や3年の更新なので、セキュリティを継続するコストを考えると結構お得なサービスになっています。
ドコモ光ならメールアドレスが最大9個
メールアカウントの数は最大9個までとなっていて、提供する個数は多めになっています。ドコモ光対応事業者は、メールアドレスの数は1つか5つほどが多い状況です。
ただGMOが15個、DTIが10個ということを考えると、スピーディアの9個というのは多いほうです。
もちろんメールアドレスを9個も10個も使うケースはまれだと思いますが、家族の多い方は一つの契約で家族にメールアドレスをいくつも与えられるので有用でしょう。
スピーディア安心パックを始めとした充実のオプション
スピーディアのオプションは非常に充実しています。その中からオプションとしてあるといいと感じるオプションをまとめてみました。
- スピーディア安心パック(月額980円)
- AOSBOX Cool(月額500円)
- AOS Cloud(月額500円)
上記を見てみます。
スピーディア安心パック
スピーディア安心パックは5つの安心保障がパックになっている保障オプションです。
つながるひかり保証サービスは、ノートPCやスマートフォンなどの機器が故障した時の全損保障や一部損の保障をしてくれます。
またWebフィルタリング、かけつけサポートなどの安心サービスがあります。
そして年2回までデータ復旧サービスもしてくれます。データが消去、読み取れなくなっている場合でもデータを復旧してくれます。
最後にPC無料引取で不要なパソコンが出てきたら無料で引き取ってくれて、最後まで無駄がないサービスになります。
AOSBOX Cool
AOSBOX Coolはクラウドストレージです。Windowsパソコンの連絡帳や写真、動画などを容量無制限でクラウド上に保存できます。
1ライセンスにつき1台のパソコンが対象になります。
なので家族で使っているパソコンで共有している写真や動画などは、このAOSBOX Coolを使えば月額500円で無制限に保存できるのでかなりお得なストレージになっています。
AOS Cloud
AOS CloudはAOSBOX Coolとサービスは同じですが、デバイスの対象がスマートフォンやタブレットになっています。これも同じようにスマートフォンなどの写真を無制限でクラウドに保存できます。
1ライセンスで3台のデバイスなので、例えば家族が3人なら1ライセンスで一人一人が持っているスマホをカバーすることができます。
スピーディアのデメリット
光コラボプランの最低利用期間が36か月のプランしかない
光コラボで他の回線でも36か月の3年プランがありますが、それと同様に2年プランも用意している光回線はあります。
しかしスピーディアの場合、3年プランしかありません。
3年以内に解約すれば違約金20,000円を払うことになります。
このような利用期間の設定がある場合、本当に回線を変えない、という意識で契約する必要があります。
固定回線は契約したらそれほど回線を変更する機会は少ないかもしれませんが、何かあった時は違約金20,000円を覚悟しましょう。
スピーディアは地域系回線事業者として一定の立ち位置を確保している
以上のように見てきましたが、ドコモ光としてWi-Fi無料やIPv6など大手事業者と遜色ないサービスを提供していてオプションも充実しています。
そつのないサービス展開になっているので地元仙台だけでなく、全国のインターネットユーザーが満足して使える回線になっています。
ただオプションについては有料オプションが多いです。ドコモ光対応で他をみると、メールの無料ウィルスチェックや無料のVPN、無料のリモートサポートなどがあるDTI with ドコモ光を検討してみるのも一つの手です。
スピーディアの特徴としてはセキュリティソフトが契約期間中無料なので、セキュリティソフトを自分で用意しない人にとっては良い選択になります。
いずれにしろ東北の地域事業者としてかなり質の高い立ち位置を確保していると言えます。
ドコモ光でスピーディアを使うならセキュリティとクラウドサービスが期待できるので、有用な選択になるでしょう。