パートナー回線もデータ通信使い放題になる最強プランが発表されて勢いづく楽天モバイル。
プラチナバンド取得についても情報が入るようになってきましたね。2023年秋~2024年にかけた時期が有力なのではないかと言われています。
そもそもプラチナバンドが必要なのは通話とネットをするユーザーですが、携帯キャリアにとっても販売促進に繋がる重要な要素。
データ通信使い放題のメリットに加えてプラチナバンドによる繋がりやすさが実現すると、名実ともにコスパ最強レベルになりそうな予感がしますね。
コンフィグネットワークも楽天モバイルのプラチナバンドにとても興味があるので、随時情報を更新していきたいと思っています。
楽天モバイルのプラチナバンド取得状況まとめ①
楽天モバイルはいずれプラチナバンドを手に入れるでしょう。
楽天モバイルがプラチナバンドを取得するとはどういうことでしょうか。
プラチナバンドはユーザーに必要
まずこの話の前提は、プラチナバンドは「楽天に必要」ではなく「ユーザーに必要」なこと。携帯の話題は業界視点が多くなりがちですがユーザー視点が最も重要です。
既存ユーザーや契約を考えているユーザーは、楽天モバイルにプラチナバンドがあればより安心してサービスを利用できます。
繋がりやすい無制限でシンプルなサービスを(当面は)廉価な価格で使えるようになる。ユーザーの使い勝手が向上すればキャリアも自然と選択されるようになりますよね。
プラチナバンドを獲得する見方が有力な状況
未確定ですが楽天モバイルにプラチナバンドが付与される見通し。今年秋から来年にかけての話が有力です。
楽天モバイルはプラチナバンドを獲得するでしょう。なぜなら前述したようにプラチナバンドがないとユーザーが困るから。
プラチナバンドそのものについては色々言われています。帯域幅が狭くて不安とか、すぐに対応エリアが広がらないとか、色々言われます。
まずプラチナバンドの看板が必要
とはいえ技術的な話云々というより、楽天モバイルにはまずプラチナバンドの看板が必要。技術的なことは後。マイクロソフトが不完全なWindowsをリリースして修正を繰り返してきた歴史とか、アップルだろうと何だろうと同じ。
つまり高品質サービスの看板を立てる、のれんをかけることがまず重要。
「プラチナバンド開始ー!対応エリア拡大と人口カバー率99.9%でこのお値段!顧客満足度第一位!」
これが必要。
プラチナバンド取得によって宣伝効果と需要促進に繋がり、ユーザーが色々ダメ出しして事業者が改良・改善を加えていく。何でも大体こういうプロセスですよね。
かつてソフトバンクもそうやって時間をかけて高品質回線を構築してきました。
プラチナバンド取得で三大キャリア並みの品質を期待してはいけない
日本人の「品質」に対する基準や見方はとても厳しいものです。そこに寛容さは一切ありません。製造でも接客でもデータ通信でも、良くも悪くも質のカイゼンをしてきました。現場は大変。
海外はアバウトですが、シンプルで合理的な考え方をします。
楽天モバイルがプラチナバンドを取得してもすぐに三大キャリア並みの品質を提供できません。2020年サービス開始なので当たり前。さらにプラチナバンドの周波数や帯域幅に制限があれば尚更。
逆に品質を気にするユーザーは楽天モバイルを使う必要がなく、プレミアムなキャリアのメインブランドに相応の料金を払って高品質・高付加価値を得ればOK。
楽天プラチナバンドのユーザーへの効果
1.7GHzの周波数帯で繋がらない場合、スマホがプラチナバンドに自動的に切り替えて繋がりやすくなるでしょう。ネットの速度よりアンテナピクトが5本立っていることが重要。
後述しますが楽天プラチナバンドのユーザーへの効果は以下の通り。
- どこでも楽天回線でデータ量を気にせず作業できる
- どこでも配信や音楽のストリーミングを流しながら作業できる
- 光回線を引けなくても固定回線のように使える
- モバイルWi-Fiが不要
ユーザーは楽天の廉価な使い放題のメリットを活かすだけです。「品質」が不安ならやめましょう。あるいはMVNOと組み合わせる選択肢もあります。
楽天モバイルプラチナバンドの使い方
気が早いですが楽天プラチナバンドの使い方はどんなことが想定できるでしょうか。
スマホが楽天プラチナバンドに対応するか確認
まずスマホが楽天プラチナバンドに対応しているか確認。まだ決定していませんが、700MHz帯ならBand 28になります。
お手持ちのスマホの名前と対応バンドで検索してみてください。例えば「Galaxy s22 対応バンド」などです。
モバイルの固定回線化
光回線を引けない地域なら楽天プラチナバンドで固定回線化しましょう。楽天も公式でRakuten Turboを契約できます(5,706円×48回)が、SIMフリーホームルーターの購入も検討できます。
集合住宅で光が遅い場合も楽天モバイルを使えるかもしれません。
どこでも配信やビデオ会議が可能
配信、動画視聴、ビデオ会議だけでなくリッチコンテンツ全般をいつでもどこでも実行可能。音楽ストリーミングを聴きながら作業できますし、作業しているところを配信したり。
もちろん従来通りWebやSNSのチェックができるエリアが広がります。
モバイルWi-Fiが不要になる
以前○○Wi-Fiが人気を博しましたけど、モバイルWi-Fiを別途契約する必要がなくなります。もちろん三大キャリアの回線でモバイルWi-Fiできますが容量は100GBなど制限付き。
プラチナバンド化する楽天モバイルならどこでも無制限でインターネット可能。モバイルルーターは公式にRakuten WiFi Pocketがあります。
緊急通報の不安が軽減される
プラチナバンドによって119番などの緊急通報ができない不安が軽減されます。日本人は安心を求めるので重要な項目。
とはいえ昨今の大規模通信障害の件があるので、他にデュアルSIMで日本通信などの安いMVNOの併用も検討してください。
高速低遅延を求めるなら光回線
もし高速低遅延を求めるなら従来通り光回線を使いましょう。高速大容量のデータ通信を必要とするサービスは増加していますし、家庭でネットに接続するデバイスやスマート家電の数が増えています。
筆者もそうでしたが、インターネットに常時接続・高速大容量・低遅延のストレスフリーを求めるなら光回線一択。
品質は期待しない
繰り返しですが楽天モバイルに品質は期待しないこと。プラチナバンドですぐに夢のようなモバイル環境が実現できると考えてはいけません。
通話とネットが使い放題。プラチナバンドで固定回線化。いつでもどこでもリッチコンテンツを実行しながら作業できる。これらのメリットを活かしましょう。
楽天ではなくユーザーに楽天プラチナバンドを与える
プラチナバンドを与える対象は楽天モバイルではなく、あくまでもユーザー。ユーザーが楽天のプラチナバンドをどう活用するかが大事。
そうすると、楽天モバイルにお金が入る→楽天モバイルが強くなる→他社が危機意識を持つ→ユーザーにメリットのあるサービスが生まれる
この循環が大事。
単純に品質だけを取れば自由に三大キャリアを使えばOK。サブブランドもオンラインブランドもMVNOもたくさんあります。
かつてのソフトバンクのように今の楽天は面白いですよね。今後も楽天モバイルのプラチナバンド獲得に関心を寄せていきましょう。