人気ウェザーニュースキャスターの檜山沙耶(さやっち)に彼氏がいたと報道され、ネット上は騒然となりましたね。
ウィンブルドンで関係者席に座っていたところがカメラに写ってしまったとか。
まあ、あそこは絶対映りますからね。フェデラーがプレイしていればミルカさんが必ず座っていたわけで。檜山氏は意図的にバラしたんじゃないかと思うほど笑。
当然ファンはビックリ。ファンミの前にバレる誰も予想していなかった展開に案の定TwitterとYahoo!ニュースが炎上。
筆者もウェザーニュース大好きで見てるわけですが、じゃあウェザーニュースって一体何なのかと思った人もいるかもしれません。
運営のウェザーニューズはインターネットの先行者でありテック企業なのです。
目次
世界最大の気象テック企業ウェザーニューズ
キャスターが彼氏バレで逆に自社の知名度をさらに上げるという戦略的(?)な騒動がありましたが、ウェザーニュースは一体何でしょうか。
ウェザーニュースキャスター檜山沙耶が彼氏バレ!
いやー、筆者もビックリしましたけどね。少し前に檜山氏を調べて「サブカル系なのか、意外だな」と思ってたところに熱愛報道。
アニメなどのサブカルは人気なのでその経緯で圧倒的にTwitterのフォロワーが多い。いわゆる女子アナがサブカルで人気なのは「時代だな…」と感じた人も多いかも。
そんな檜山氏に彼氏が発覚してファン騒然→SNSのトレンドをウォッチしているメディアがすぐに気付く→Twitterとヤフコメが連動して大炎上のいつものパターンなわけです。
そうなると心無い中傷とかも出てきますからね。とはいえ、今回の騒動でやっぱりウェザーニュース大人気なのが確認できました。
ウェザーニュースとは
もう有名ですがウェザーニュースLiVEはSoLIVE24の後継。SoLIVE時代は気象の影響を受ける業界人はもとより、コアなファンがアーリーアダプターとして見ていました。
徐々に知名度が上がっていき、2023年4月にはYouTube登録者100万人を達成。
可愛いキャスターとお洒落なBGM、予報士の本格的な解説、視聴者(サポーター)からのウェザーリポートやチャットという、インターネットの双方向性を存分に活かした構成で「人気出るの遅すぎだろ…」と思う配信番組なんですね。
ただ配信そのものはウェザーニューズの事業の一部。一見メインと思いますけど、ウェザーニューズの核は気象予報システムによる情報提供です。
ウェザーニューズ社は世界最大の気象テック企業
天気予報は情報通信の一種。ウェザーニューズは民間として以前から予報システムの開発と情報発信をしており、テレビ局にシステムを提供したりしています。
天気で需要の増減があったり気象条件によって作業実施の判断をしますよね。官民問わず精度の高いウェザーニューズのシステムを活用しているようです。
そこで肝は、ウェザーニューズはテック企業であること。
ネット配信に早くからシフトしたり、開発だけでなく予報精度向上のためにユーザーからデータを集めるなど、やってることは巨大IT企業と同じビッグデータの活用です。
その技術の信頼性とファンマーケティングによって2023年に発表された売上高は200億円を超えました。アプリはゲリラ雷雨アラームなどがあって筆者も課金しています。
騒動で見えるのはウェザーニューズの一部分
ウェザーニュースの配信やSNSを巻き込むファンマーケティングは、ウェザーニューズの目立つ部分を見ているわけですね。
実際にはシステム開発やアプリ開発、予報精度向上のための技術とか、つまりIT企業。創業者の息子であるバシこと石橋知博氏は日本HP出身で、自身を「千葉のジョブズ」と言ってるようです。
全容は筆者も知らないですけどね。配信やイベントなどはウェザーニューズの仕掛けの一部であり一番楽しいところでもあります。
先行者ウェザーニューズの後を追え
早くからネットにシフトしたりSNSファンマーケティングを仕掛けているウェザーニューズ社は参考になりますね。いつの時代も先行者は苦労する。
人気が高まるのに時間がかかりましたが、ユーザーがウェザーニュースの魅力に気づくのが遅かったと感じます。
まず天気予報システムの信頼性があり、その上で配信を通じてサポーターを楽しませる。色々な仕掛けもテック企業としての技術があるからこそなんですよね。
ウェザーニュース騒動から分かること
今回の件で何が分かるでしょうか。
天気予報がSNSファンマーケティングに
ウェザーニューズがやってることは、気象×IT×SNSファンマーケティング。20年前に天気予報がSNSマーケになることを誰が予想していたでしょうか。
誰も考えてないですよ。まさかの展開ですよね。
しかもテック企業なんですよ。IT。テック企業がファンを楽しませるイベントを開催したり、平和に夜空を見上げる特番を配信したり。
最近の殺伐としたインターネットに癒しを与えるウェザーニュースが高評価なのは頷けます。
SNS時代に矢面に立つ人の苦労
キャスターさんもファンもウェザーニューズの中の人も、やっぱりSNS時代に矢面に立つ人の苦労を感じています。ネガティブなコメントはどうしても付きまといますからね。
日本のTwitterはなぜか匿名性が売りになってしまい、特に最近は目に余る中傷や批判で溢れています。あまり検索して気にするのは体に毒。
DXでIT企業になるかならないか
多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を試みていますが、2022年の世界デジタル競争力ランキングで日本は過去最低の29位になっています。
これは世界的に見ても日本の企業や政府・公共団体のデジタル化は進んでいないことを表しています。
様々な理由がありますが、ウェザーニューズ社のように新しいことを始める大胆さを発揮できるかどうか、それぞれが判断しないといけません。
芽が出るには時間がかかる
配信のウェザーニュースはSOLiVE24の時代から種を蒔き続けてようやく芽が出て開花しました。ネットユーザーが注目するのが遅かったんですけどね。
なので、なんかやってても成果が出るのに膨大な時間を要することがあります。粘り強くルーチンを繰り返すことが大事だと思いました。
結論:ウェザーニュースキャスターは可愛い
で結論は、ウェザーニュースキャスターは可愛い笑。
ウェザーニューズ社が世界的テック企業だとしても、可愛いウェザーニュースキャスターの力がなければファンマーケティングはできません。
もちろん「中の人」が頑張っていて、見えないところで働きがあるからこその人気。そしてキャスター自身が原稿を書いている様子は配信されません。
なので、見えないところでこんなことやってるんだろうな、と想像力を働かせることが重要。
世界最大の気象テック企業は仕掛けも上手かった
ウェザーニュースキャスターの騒動は、ウェザーニューズ社がやっている事業の目立つ部分が分かりやすく可視化されたものでした。
実際には世界最大の気象テック企業なのでウェザーニューズから学べることはたくさんあります。
一番意識したいのは、見えないところで多くの人が頑張っていること。中の人だけでなく、例えばウェザーニュースファンはサポーターであり予報精度向上に貢献しています。
それが天気に関わる産業の従事者を支えているわけですね。
ウェザーニューズは仕掛けも上手かったわけですが、ん~、檜山氏はバレたというより自分からバラしたんじゃないのかな…笑