スマートフォン市場で世界第二位の出荷台数を誇るXiaomi(シャオミ)。性能に対して価格が安い圧倒的な費用対効果のあるメーカーとして日本国内でもXiaomiは台頭しつつあります。
そんな高コスパなXiaomiですが、2010年設立の新しいメーカーなのでソフトウエアの細かい不具合も報告されています。
その細かい不具合の内の一つがネットワークの問題。ワイモバイル(ソフトバンク回線)でMi 11 Lite 5Gを最初に起動させると、4G LTEではなく3G回線に繋がってしまうんですよね。
今回は、Xiaomiのスマホが4G/5Gではなく3G回線に繋がった時の対処法を解説します。
目次
Xiaomi端末で4G/5Gではなく3Gに繋がった時の解決法
この問題はXiaomi Mi 11 Lite 5Gと11T Proで確認しましたが、Note 10 ProやRedmi 9Tといった端末も同様に最初に3Gに繋がると思われます。
Xiaomiはワイモバイルと相性がいいので問題なく使えますが、購入した最初は3Gに繋がる可能性が高い。
そんな時どうすればいいのでしょうか。
結論はモバイルネットワークを再検索させる
ここではMIUIバージョン12.5.1を例にしています。
結論は以下の通り。
- 設定→SIMカードとモバイルネットワーク→SIM1(Y!mobile)→SIMカード設定のアクセスポイント名→Y!mobileにチェック
- 設定→SIMカードとモバイルネットワーク→SIM1(Y!mobile)→SIMカード設定のモバイルネットワーク→ネットワークを自動的に選択をOFF/ON
- または機内モードのON/OFF
1.まずはAPN設定がY!mobileになっているかどうかチェック。
2.そして4G/5Gと認識させるためにネットワークを自動的に選択のボタンをOFF/ONします。
少し時間が経過すると4G LTEに繋がると思います。
機内モードのON/OFFでもよい
APNがY!mobileであることを確認したら、深い位置にある設定をいじるのではなく機内モードのON/OFFでもいいです。
機内モードはONにすればモバイルネットワークの接続を解除するので、機内モードONで接続を解除→OFFで再び接続になります。すると3Gに繋がっていたのが4G LTEに接続するようになります。
4G/5Gに繋がるには少し待つ
前述の通り、4G/5Gに接続するにはモバイルネットワークの自動的に選択をOFF/ONや機内モードのON/OFFをしてからある程度待たなければなりません。
ネットワークを再検索しても4G/5Gの選択がすぐに行われないので、4G/5Gの電波を掴むまで少し待ちましょう。
Mi 11 Lite 5Gの5G回線速度
無事に4G/5Gに繋がったら速度測定をしてみましょう。筆者は池袋西口にいた時にMi 11 Lite 5Gで5Gに繋がったので、SPEEDTESTアプリで測定したら以下のような結果に。
400Mbpsを超えたので5Gはやっぱり光回線並みですね。正直モバイルに400Mbpsは必要ないと思いますが、5Gは4Gのような遅延が少なくきびきびとインターネットができます。
まあ速度は速いに越したことはないですし、もしこれからスマホを購入する予定があれば5Gに対応した端末を買うとまた新しい感覚でネットができるようになります。
Xiaomi 11T Proでも症状は同じ
Xiaomiが日本国内初のハイエンド級スマホである11T/11T Proをリリースしましたが、11T Proでも同様にワイモバイルで3G回線に繋がってしまいました。
これはOSであるMIUIの仕様と思われるので、おそらくアップデートなどで改善されるでしょう。それまでは11T/11T Proでも同じようにモバイルネットワークを自動的に選択をOFF/ON、または機内モードのON/OFFで4G/5Gに繋がります。
Xiaomiのスマホが3Gに繋がってしまう事象とは
ワイモバイルを使っていてXiaomiのスマホに移行した時に、4G/5Gではなく3Gに繋がることの対処法を解説しました。
実際、3Gに繋がっている状態とはどのようなものですか。
インターネットの速度が遅いなと思った時、3Gに繋がっているとどのように判断できるでしょうか。
SIMカードを入れた後速度測定すると速くない
最初はこれ。速度があまり速くない。3G回線だと速くても10Mbps程度で、30~100Mbps出る4G LTEとは明らかに速度が違います。
なんかおかしいなと思いつつXiaomi端末は電波を拾いにくいのかと勝手に解釈していましたが、3Gに繋がっているとは思っていませんでした。
モバイルネットワークの設定を見ると3Gになっている
設定→SIMカードとモバイルネットワーク→SIM1(Y!mobile)→SIMカード設定のモバイルネットワーク→を見てみると、Y!mobile 3Gの設定が選択されているんですよね。
4G/5Gに設定するためにネットワークを自動的に選択をOFF/ONするわけですが、OFFにして手動で選択しようとするとY!mobile 3Gになっている。
どうしても最初は3G設定になりやすいようです。これは住んでいる地域によって違うかもしれません。4Gの電波が強ければ最初から4Gでしょうか。
H/H+マークは3Gハイスピード
3Gに繋がるとアンテナピクト表示でHマークかH+マークが表示されます。これは3Gハイスピード回線であることを表しています。
3Gハイスピードは3Gを高速化させたもので、先述したように10Mbpsくらい出るんですよね。10Mbpsだとちょっと速いADSL並みなので遅いわけではありません。
ただ、ハイスピードとはいえ3Gは3G。回線が重いような感じで、今3Gをあえて選択する必要はないですね。いずれ3G回線は終わるので、このようなトラブルもなくなると思います。
Xiaomi端末とワイモバイルは本来相性が良い
日本で販売されているXiaomiは、ワイモバイルが使っているソフトバンク回線のバンドをよく掴む仕様になっています。つまりXiaomiはワイモバイルと相性が良い。
ソフトバンク回線が使うバンドは、4G回線でBand 1,3,8,11,28,41,42です。参考:日本の全キャリアの4G周波数帯まとめ
対してXiaomi Mi 11 Lite 5Gが対応するバンドは、Band 1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,26,28,32,38,40,41,66です。参考:Xiaomi Mi 11 Lite 5Gのスペックまとめ、対応バンド、価格
Mi 11 Lite 5Gはソフトバンク回線の内、Band 1,3,8,28,41に対応しているので一度4G回線を掴むとよく繋がります。高コスパなXiaomiを高コスパなワイモバイルで使うとかなり快適ですよ。
Xiaomiで高速なインターネットを楽しむ
今回は3Gに繋がった時に4G/5Gに繋げるにはどうするかを見てきましたが、まだまだXiaomiのようなAndroid端末は難しい、扱いにくいと思う人もいるかもしれません。
不具合に戸惑うこともありますが、それでも顔認証+指紋認証が使えたりUSB-Cだったり、現在のスマートフォンの主流はAndroidだったりします。
これからも問題を解決しながら、より良いインターネット環境を構築していきたいと思いますね。