少し遅れましたが楽天モバイルのプラチナバンド取得状況まとめ②をお伝えします。
メディア各社は秋に700MHz帯のプラチナバンドが楽天モバイルに割り当てられる見通しを報道しています。
早ければ年内に電波を発射できると言われており、まあほぼほぼ楽天へのプラチナバンド割り当ては確実でしょう。
なぜならユーザーに楽天モバイルのプラチナバンドが必要だから。
目次
楽天モバイルプラチナバンド取得状況まとめ②
3大キャリアがどうとか総務省がどうとか、そういうことではありません。
プラチナバンドを使うのはインターネットユーザー。
700MHz帯電波の割り当てが確実視される
総務省に電波監理審議会という諮問機関があってそこが電波の割り当てを行っているんですが、秋に700MHz帯の電波を与える審査基準に「プラチナバンドの割当てを受けていないこと」があるとのこと。
であれば700MHz帯の割り当て先は楽天モバイルしかないでしょう。
3大キャリアの立場で考えれば当然面白くないですが、モバイルインターネットユーザーにとっては圧倒的に朗報なのです。
早ければ年末に電波を発射
そこで楽天モバイルのCEOによると「23年末には最初の電波を発射できる」と発言。
早ければ年末(か24年年初)にも楽天モバイルのプラチナバンドで通話とデータ通信使い放題が実現します。
全国一斉にではないかもしれませんが、既存の設備に新しいアンテナと無線機を取り付けてソフトウェアアップデートすればOKとのこと。
なのでわりと早く展開されるのではないでしょうか。
赤字幅は縮小
楽天モバイルの赤字幅は縮小したようです。
赤字を出しているんですが、楽天モバイル単体で営業損失を対前年で372億円改善しているようです。
ローミング、設備、人件費、不採算店舗の閉鎖やCMを控えたりして、6月時点で129億円のコスト削減に成功。
筆者も見習って生活コストの削減に励みます。
ネガティブコメントの理由は「出る杭は打たれる」
そこで楽天モバイルがネット上でネガティブなことを言われる理由は単に出る杭は打たれるから。
ソフトバンクもユーザーを含むNTTドコモ陣営とKDDI陣営から叩かれて、つい最近まで「ソフトバンクガー」とか言われてましたよね。
それと同じで、既存勢力からすれば新しいものが出てくると厄介。
そして社債の問題があるようで。社債を償還しないとけないんですが、一部メディアは「解体カウントダウン」と煽っています。
そこでプラチナバンドなわけですよ。
なぜ運営をネガティブに考えなくていいのか
筆者は個人的に楽天モバイルの運営をネガティブに考えていません。
その最大の理由は世界的なインフレ。
世界的な大規模金融緩和の実施、原油価格高騰でエネルギー価格上昇、ウクライナ情勢、食品サービス価格も高騰。
すると消費者は支出を削減、でもネットのデータ通信量は増加する一方。なら携帯は使い放題の楽天モバイルいいねの流れ。
さらにChatGPTのOpenAIとの協業も報道され、楽天に勢いを感じます。
とはいえしっかり8月末で楽天市場アプリのSPU特典は終了。今後もしっかり引き締めをしていくでしょう。
楽天はなぜ「最強」と言ってるのか
楽天モバイルはいきなり自社のプランを最強と言い出したんですが、なぜ最強プランと称しているんでしょうか。
そこはエリアと品質の問題じゃなくユーザーの変化に対応してるから最強言ってます。
通話とデータ通信使い放題を実現するのに低コストの仮想化ネットワークを運用し、ユーザーはそれを活用して配信を見ながら作業したりビデオ会議できる。
しかもそれをモバイルで実現ですからね。
そして一日10GB使うと速度が1Mbpsや3Mbpsに落ちてたんですが、完全に制限がなくなっているようです。
そこで楽天モバイルのトラフィックが問題になっている話は特に聞かない。通信障害はたまにありますが。
で、プラチナバンドが来ればわりと最強キーワードの信憑性が高まる。
ただし更なる最強の条件に「ネットワークが正常に使える高可用性」があったりするので、キャリアとしては大変だと思いますが応援したいですね。
楽天プラチナバンドは期待したい
話がここまで来たので700MHz帯のプラチナバンドは楽天モバイルに割り当てられるでしょう。
これで割り当てなかったら繰り返し指摘しているようにユーザーに不利益なのです。
もちろん将来的な値上げの可能性、ポイント還元の縮小など色々ネガティブなことをまた言われるでしょう。
じゃあインターネットユーザーとしてはどうなの?となったら、ただプラチナバンドの楽天モバイルを使えばいいだけ。
回線に不安が残るならMVNOでバックアップ回線を引くもよし、高付加価値を求めて3大キャリアに回帰するもよし。
来年2024年のモバイルはさらに面白くなりそうですね。