いや、キましたね!メタがローンチした新しいSNSのThreads。
Twitterが迷走して、イーロン・マスクが買収して収益改善のための施策が裏目に出たり。広告収入が50%減の報道もありました。モラルハザードも起きてますしね。
一方で日本のインターネットは世界とちょっと違う現象が出てくる。
日本はインスタグラマーの活躍以上にTwitterの勢力が強いとか、世界はFacebookやインスタのユーザーが多いが日本はTwitterユーザーが多いとか。
そんな中メタがThreadsを緊急ローンチ。そこで今回は、Threadsの登場でネット勢力図はどうなるか。
Threadsの基本的な使い方と特徴を見ていきながら、日本でThreadsは定着するのか、また日本のインターネットの勢力図はどうなるか検証してみたいと思います。
メタが新SNS”Threads”をリリース
Threadsとは何なんでしょうかね。
Twitter迷走中にThreadsがローンチ
Twitterはずっと赤字経営が続いていて、創業者のジャック・ドーシーがCEOをやってもなかなか改善するのが難しかったらしい。
インスタは画像、YouTubeは動画ですが、Twitterは短文テキストの投稿なので人間の考えがストレートに表れやすい特徴があります。
なので広告主が難色を示すことがある。荒れた媒体に広告を出しにくい…と思うのは分かりますよね。
他にも機能的に制限を設けたり、匿名性が高くて炎上しやすく、かなり迷走した果てにメタがThreadsをローンチしました。
Threadsの特徴
Threadsの最大の特徴はメタ運営だから明るいこと笑。少なくとも、ユーザーがまともに運用できそうではある。
仕様は、
- 最大500文字
- 画像10枚
- 最長5分の動画
- インスタ連携
- 他のSNSサービスとの連携予定
SNSの投稿は返信が追加されてスレッドになるので「Threads」。
画像がメインのインスタグラムとは違いThreadsは文章が上にあって画像は添付するもの。なので、Twitterと同じようにユーザーの思考や意識が上位に来るSNSですね。
治安は、TwitterユーザーがThreadsで同じことをすればThreadsも同じように悪くなる。とはいえインスタグラムがベースだとマシになるか…?何の根拠もありませんが。
Threadsの使い方は既存SNSと変わらない
Threadsの使い方は既存のSNSと変わりません。何か言いたいことがあれば(可能なことを)言う。それだけ。
従来通りWebの補完、マーケティング、防災インフラとしても使えます。
アカウントのセキュリティ設定をしておく
Threadsアカウントは二段階認証を設定しておきましょう。
右上の二本線→アカウント→セキュリティ→パスワードとセキュリティ→二段階認証
筆者は二段階認証に認証アプリのAuthyを使っています。
Threadsのメリット・デメリット
Threadsはローンチされたばかりなのでまだシンプル。
Threadsのメリット
- 投稿できるデータ量が多い(500文字、画像10枚等)
- 非表示ワード設定
- メンション許可設定
投稿できる量が多いのはいいですね。
また、Twitterと同じように非表示ワードやメンション許可の設定(全員、フォローアカウントのみ、または不可)をすることができます。
Threadsのデメリット
- アクティビティが分からない
- 投稿の時刻は不明
- メタに送信する情報が多い
リリースされたばかりなので機能は限定的。今後追加されるかもしれません。
Threadsを使っていると色々と情報がメタに送信されます。
インスタグラムと同じ。ただ、安全とかセキュリティ目的のためにデータを有効活用するなら特に文句はないでしょう。
ユーザーはメタに支配されていく?
前述のようにThreadsを使うと色々情報がメタに送信されます笑。
以前「マイクロソフトに支配される」だったのが→「Googleに支配される」→「Appleに支配される」→「メタに支配される」に変わっただけ。
今度はメタ、つまりザッカーバーグに支配される世界に笑。まあ、そこはメタに限った話じゃなし。ChatGPTが使われていけばOpenAIにガンガン情報が送信されていく。
でも、日本人がドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天に情報を日々送信していることを気にするかと言えば、ほとんど話題にしないですけどね。
Threads登場でネット勢力図は変わるのか
Threads登場でインターネットの勢力図は変わるのでしょうか。
日本はSNSもガラパゴスになる?
日本でTwitterが強い理由は相性がいいから。読み書きが好きな日本人は短い文章を投稿するのに相性がいい。
なのでThreadsも使われますが、垢抜けているThreadsよりあえてTwitterで忖度しないでツイートのスタイルが好まれそう。
Threadsは世界で使われていきますが、日本でThreadsに全面移行するユーザーが少なければSNSもガラパゴスになる可能性も。日本は当面Twitterが強いでしょう。
とはいえ、Threadsの方が居心地いいと感じるユーザーが増えるとThreadsの勢力が大きくなるかもしれません。
Threads派・Twitter派・使い分け派
なのでこれからはThreads派とかTwitter派とか、あるいは二つを使い分けるユーザーが出てきます。有名人はすでに2個使い分けですね。
どちらの相性がいいのかユーザーによって違うと思いますが、単純に使いやすい方を使えばいい。
ユーザーのアウトプットの幅が広がる
一般人もクリエイターもアウトプットの幅が広がります。Twitterがなんか発信しにくいな…と感じていたユーザーもThreadsなら発信しやすいと思って活用しますよね。
ビジュアル主体で攻めていたユーザーが思考をアウトプットして自然と語彙力が上がります。
怪しい使い方はおすすめしない
Threadsに裏表は似合わないでしょう。裏アカ作ってどうのとかやめたほうがいいです笑。
別に自由ですけど、自分はこんな感じだよとフランクにThreads使えばいいんじゃないでしょうか。
Threadsの収益化は後から
Threadsは立ち上げたばかりで収益はゼロ。
収益化の方法で考えられるのはフリーは広告あり、有料課金なら機能拡張ですかね。課金すると800字とか画像15枚とか高画質動画10分とか。
いずれにしろ課金すれば表現の幅が広がり、個人含めてビジネスや広報に有利ですよとアピールできる。
課金すればこういうベネフィットがありますよ、と個人にも企業にも訴求するでしょうね。
Threadsを上手く活用しよう
筆者も新鮮な気持ちで始めたばかり。フォロワーは0人です笑。
Threadsなら新しくリセットしてまた始められる、と思うユーザーは多いかもしれません。今はリセット必要ですよ。
もちろんTwitterを使うも自由、やめてThreads一本にするも自由。
Threadsが出てきたタイミングはよかったですけどね。Twitterに閉塞感みたいなものを感じていたユーザーはThreadsに移行できる。
日本のネット勢力図は当面Twitterが強いですが、個人も団体もThreadsを上手く活用して表現の幅を広げるよいチャンスだと思います。