1月に発足した米国政府のDOGE(政府効率化省)。イーロン・マスク氏主導で物議を醸しています。
あまり詳細が報道されていないので、改めてコンフィグネットワークでもお伝えします。
マスク氏主体のDOGEは何をやっている?成果と今後
米政府はDOGEで何をやっている?
実業家でTwitterXのオーナーでもあるイーロン・マスク氏が米国政府に切り込んでいる。プロジェクトチームはDOGEと言い、日本語だと政府効率化省。
DOGEは何をやっているのか。
- システムを近代化し効率と生産性を上げる
- 不要な政府職員の削減
- 不要な歳出の削減
- 活動が不透明な政府機関の閉鎖
政府に関するシステムの効率化、そして逼迫した財政を立て直すために不要な政府機関の廃止や職員の削減を目標としています。
チームの人員は20名ほどと言われていて、ITエンジニアも含めたプロフェッショナルが稼働している。あくまでも民間人のチームなんですね。
中にはボランティアでやっている者もいるらしい。
拠点はホワイトハウスの隣りにあるアイゼンハワー行政府ビル。そこにDOGEの本部があり、イーロン・マスク氏はそこで寝泊まりしていると報じられています。
政府効率化とITは密接に絡んでいるんですね。
報告された成果
執筆時点で3月ですが、既に成果を上げているようです。連邦政府職員に対する希望退職を募り7万5千人、そして2万5千人を解雇または停職。
政府機関としては、活動が不透明で人身売買にも絡むと言われているUSAIDの閉鎖(解体)。消費者金融保護局(CFPB)、NASAにも介入しているとのこと。
DOGE直接ではないかもしれないが、政府として米国国土安全保障省(DHS)所管の連邦緊急事態管理庁(FEMA)が適切に活動していなかった(仕事しない)のを正常化した。
DHSそのものは米国国境付近で人身売買を取り締まるのが仕事ですが、逆に人身売買を促進していたと言われています。
USAIDやDHSの支援や安保は表向きと言われ、CIAなどの諜報機関が背後にあり人身売買などの犯罪行為が横行していると国際情勢に詳しい専門家は述べています。
そしてDOGEとしてではなく政府としての成果かもしれないが、最近、ジョン・F・ケネディ暗殺の未公開資料を公開しました。
今後何をするのか
活動の要旨は大体分かったと思いますが、では今後DOGEと米政府は何を目標にしているのか。
米国ではDEIと呼ばれる多様性の尊重が行き過ぎていて、仕事の現場で技術レベルの低下が見られることが報告されている。
具体的には航空管制で人種差別撤廃のために資格試験のレベルを下げるなどして航空機事故が多発している、と国際情勢アナリストの石田和靖氏や及川幸久氏が指摘しています。
なので今後米政府は過度なDEIをやめる方針。
そしてFRB(連邦準備制度)の解体にも切り込むことが「噂」されています。なぜそんなことが噂されているのか。
FRB創設の中心的役割を果たしたのはユダヤ人の国際金融資本。ロスチャイルド、JPモルガン、ロックフェラーなどが株式を持っています。
FRBは民間であり、基軸通貨としてのドルを独占的に発行している。国際金融資本は戦争を引き起こしてドルを稼ぎます。
そういった国際的な金融にメスを入れようとしている(と言われている)のです。
これらはDOGEが直接というより米政府としてやりたいことだと思われます。
政治的動向にどんな見方をすればいいのか
どちらの側につくといった見方ではなくなるべく公正中立に、何が起こっているのか、何が分かるかという見方を推奨します。
なぜどちら側を支持といった見方が推奨されないのか。
争いだからです。
とはいえ自分の周りで起きている問題を自ら改善するのはいいことだし、国内外の社会情勢が改善される様子をチェックできるのはいいこと。
これからも自分にできることをやっていきたいですね。