X(旧Twitter)に対するサイバー攻撃が起こっています。
そしてテスラとマスク氏に対するデモ、スターリンクを巡って口撃も。
目次
Xへのサイバー攻撃と反テスラデモとスターリンク
SNSへサイバー攻撃
3月10日、Xに対するサイバー攻撃が発生。閲覧しにくい状況でした。
大規模なDDOS攻撃だったようで、イーロン・マスク氏は大規模で組織化されている何か、あるいは国家的なものとしています。
マスク氏が「発信元IPアドレスはウクライナ」と発言
マスク氏はテレビのインタビューで「ウクライナが発信元のIPアドレスによるサイバー攻撃」と述べています。
DDOS攻撃は世界のどこにいても出来るので、ウクライナのIPアドレスを「使って」いる可能性もあります。
つまりアメリカ人であってもウクライナの端末を使う、またはウクライナのIPアドレスに偽装することも可能。
実際の発信元はどこであれ、戦争を終わらせようとしている現在の米政府に批判的な個人やグループあるいは国家があります。
イーロン・マスク氏は現在DOGE(政府効率化省)のトップであり、言論の自由を訴えてネットでもリアルでも政治的に活動中(DOGEは活動が不透明なUSAIDあるいはCIA等諜報機関の解体を目指している)。
当サイトはどちらかを支持することはできませんが、停戦や和平を好まない考えが一連の事件を起こしている可能性があります。
米国では反テスラのデモが起こっている
米国ではテスラとイーロン・マスク氏に対する抗議デモが多発。理由は「実業家は政治に口を出さないで車やロケットを作っていろ」だから。
政府職員の”大量粛清”が反感を買っているようです。報道によると、DOGEにより解雇される政府職員の数は100万人に上るとの指摘もあります。
大量解雇の理由は政府の財政が逼迫しているから。日本と同じように米国も債務超過しています。
その額は35兆ドルを超えると言われている。日本円にして5000兆円以上。なので、無駄な歳出を削減するためにも「コストカット」している最中。
カットされる側としてはデモも起こしたくなる、というわけ。
問題はこの債務超過によって米国政府が閉鎖の危機にあること。SNSで「米政府閉鎖問題は議会のプロレス」とのポストを見かける時がありますが、それは「現実から目を背ける空気」をネット上で作っているものです。
スターリンクで”争う”
直近ではマスク氏とポーランド外相がスターリンクを巡ってバトル。ウクライナ軍は衛星通信であるスターリンクを2022年2月の開戦以来使っています。
マスク氏はウクライナ向けのスターリンクをいつでも止められる立場であり、SNS上の論争でも引き合いに出されます。
こうしたことは、インターネットとその上で動くサービスがいかに戦争で使われているかを確認できる事象。
ITとネットが国際情勢の主要な役割に
TwitterXがダウンするとユーザーに影響があり大きく報道されます。世界中で使われているし、今はマスク氏が持っていて言論の自由の危機ですからね。
一方で、日本ではXが言論統制の標的になっています。インスタグラムもスレッズもヤフコメも政府に批判的なポストは削除される事例が相次いでいます。
そのことをマスク氏にリプライして助けを求めるユーザーも出現。日本でも実はかなり情報統制されていますよね。
そのことは次回また書きます。
ネット上のサービスがテロや戦争と大きく関わり、国際情勢を左右するツールになっている昨今。
ネットユーザーとしては落ち着いて情報収集したい。現在起きていることから何が分かるのかよく推論し、正しく情報をインプットアウトプットしたいですね。