モノの話題が続きますが今回はSamsung Galaxy S24について。
iPhoneが強い日本であまり販売に力を入れにくいサムスンですが、グローバルでは13年連続スマホシェア1位。
2023年の世界シェアはAppleが初の1位になって、2024年1月現在はアップル、サムスン、シャオミの順序。
なのでサムスンとしては反転攻勢を仕掛けたい状況なんですね。
そこに来たのがGalaxy S24で、この端末は一体何でしょうか。
目次
Samsung Galaxy S24グローバル版が発表される
一足早く発表されたのはS24のグローバル版。日本版じゃないです。
日本仕様はこれにFelicaを付けてどんな展開するかと、日本法人は検討してるでしょう。
AI路線に走るサムスン
最近のトレンドはガジェットにAIを付けること。
DELLもCopilotキーを搭載したAI強化のXPSノートを出します。スマホやPCは成熟したモノなので「イノベーション」を売りにするにもAIが必要なんです。
Galaxy AIはカメラのズームやHDR撮影のプレビューなど写真にAI活用。
あと注目は翻訳ですね。すでにGoogle Pixelで話題になってましたが、S24もLive Translateで通話を翻訳したり、Chat Assistでメッセージの口調を「礼儀正しく」するとか。
人が伝えたいニュアンスがAIで正確になるならAIは歓迎ですよね。
ただ、すべての人がAIを活用するかというと多分すべてではないでしょうね。
Galaxy S24の仕様と特徴
S24の仕様は簡単に書くと、
- S24 →8GBメモリ、SSD128/256GB、6.2インチ、50MPカメラ、バッテリー4000mAh/25W充電
- S24+ →12GBメモリ、SSD256/512GB、6.7インチ、50MPカメラ、バッテリー4900mAh/45W充電
- S24 Ultra →12GBメモリ、SSD256/512GB,1TB、6.8インチ、200MPカメラ、バッテリー5000mAh/45W充電
チップはSnapdragon 8 Gen 3で共通。
Ultraはチタン製でタッチペン内臓とのこと。仕様にこだわるヘビーユーザー向け。
無印iPhoneで満足する人は無印S24でいいんじゃないでしょうか。
日本でAndroidに乗り換えるユーザーは少ないでしょう。なので、カギは新規ユーザーをどう取り込むか。
日本での販売経路と価格
日本での販売経路と価格は不明。
携帯キャリアではないオープン市場で販売するか。公式からは直接買えるでしょう。
グローバル版は
- Galaxy S24 →799ドル(約12万円)
-
Galaxy S24+ →999ドル(約15万円)
-
Galaxy S24 Ultra →1299ドル(約19万円)
→Galaxy S24シリーズ発表まとめ! 価格や「AI時代」到来告げる新機能の数々とは (ケータイWatch)
日本でFelica付きならそれだけで高額になります。
筆者はキャリアから購入しません。日本版も購入しないですね。グローバル版一択。
ユーザーはAIを使いこなせる?
結論を言うとユーザーはAIを使いこなせません。
AIが搭載されたPCやスマホを持ったとしても、やることは結局SNSとネットサーフィンとネット通販だから。
もちろん生成AIを使ってクリエイティブなことを始めるユーザーも出てきます。翻訳も便利。
でも路上やエレベーターで「Hey! Siri」と言ってAIと会話するユーザーは少ない。なので、AIで創造的なことをしたり問題を解決するユーザーは限定的。
逆に企業や公共団体はAIを使ってどう問題を解決するか課題山積となります。AIならプログラム開発のスピードは上がりますよね。
ギャラクシーは日本で拡大できるか
ギャラクシーが日本で拡大するかはサムスンさんのやる気次第。
世界シェア1位の座をAppleに奪われたので、ある意味やる気がある状態と思われます。
じゃあ日本でiPhoneからギャラクシーに乗り換えるユーザーが増えるのか。それは前述の通り厳しいでしょう。なぜなら「よく分からないから」。
なので、これからスマホを買おうと思っている新規ユーザーにどうやってギャラクシーの魅力を伝えるのか。
Androidを持っている家族がギャラクシーの良さを説明して親、兄弟、子供に薦めて(つまりギャラクシーを推して)、あるいは友人に口コミで拡大するかもしれません。
提言:充電を高速に
アップルさんもサムスンさんも充電速度が遅い。
シャオミさんは最大120W充電。それ以上のメーカーもあるようです。
最低でも65Wはないと厳しいと思ってしまう。
ですが、Galaxy AIが良さそうだったら45WのS24+もいいなと思うかも。で、なんだかんだ時期Galaxy Z Flipまで待つことになりそう。
日本でギャラクシーの拡大に期待
日本ではApple1強のようなところがあって、Android端末はサムスンもシャオミもあまり使われていない。
とはいえギャラクシーはガジェットマニアに高評価。トータル的な満足度が高いんでしょうね。
あとは価格。インフレ収束が見えない中で日本円で10万円以上の端末をどうやって売るのか。
そこは、海外でS23 FE(Fun Edition)という廉価版があるので、日本でもFEを投入してもいいと思いますけどね。
いずれにしろAIを搭載しても売れる理由にはならず、そこはやはり価格になります。
今後はそれも含めて日本でのギャラクシー拡大に期待。