メタ(旧フェイスブック)が米国でファクトチェックを廃止したとの報道。
ファクトチェックは投稿の事実確認を第三者機関が調査するもの。
そんなことやってたのかと驚いたユーザーもいると思います。
筆者も認識しているものの、投稿内容を検閲と表現すると気持ち悪いですよね。
今回は、メタのファクトチェック廃止から情報管理の仕方を改めておさらいしよう、です。
目次
メタのファクトチェック廃止は情報管理をおさらいする良い機会
分かってはいるものの気持ちのいいものではない。
ファクトチェック廃止
特に著名人の政治的な発言が議論されているので今回のような話題が出てきます。
SNSのプラットフォーマーが投稿の事実確認を第三者に依頼する。
やってることは一見良いことのように見えるんですが、それが過熱するとプラットフォーマーは投稿削除やアカウントを凍結。
米国では一つの民間企業が大統領より力を持ち、大統領のアカウントを停止させます。
何が起こっているのか。
一方は発言や表現が恐ろしい、もう一方はその発信元の存在をネット上から消す。
そういうことをメタはやめると言ったわけですね。
そもそも公開する情報は監視される
監視という表現が怖いですが、そもそもネット上に公開するものは不特定多数が見るもの。
それを、力の強い存在が発言を見て存在を消したり危害を加えるとなると話は別です。
かつて日本では戦時下に国が郵便物を検閲していましたよね。
いずれにしろ、クローズドにしないでプラットフォームを使えば監視盗聴されやすいです。
運営がチェックしようと思えばいくらでもできますから。
例えばミクシィが大きな権限で投稿を監視して削除が可能なら、大げさに言えばミクシィが神のようになって何でもできます。
クラウドメールは中身が筒抜けである
広く使われているクラウドメールは中身が筒抜けです。
Gmailはメールを解析して自動的にカレンダーの予定を作る。
グーグルだけじゃなくマイクロソフトもアップルも同じようなことをできますよね。データだから。
なので、本当に知られたくない内容はフリーのクラウドメールを使わないほうがいいです。
世界の情報監視網
世界の代表的な情報機関をWikipediaなどで調べると
- 英国秘密情報部(通称:MI6)
- アメリカ国家安全保障局(NSA)
- UKUSA協定(ファイブ・アイズ)
- ロシア対外情報庁(KGB第一総局の後継機関)
- 中華人民共和国国家安全部
ずらり。うわ…
これってごく一部でしょ。
NSAが仕掛ける監視プログラム「PRISM」の存在を2013年にエドワード・スノーデンが暴露しています。
話のスケールが大きくなりましたが、巨大IT企業も上記のような情報機関に逆らえないようですね…。
米国だけじゃなく日本でもYahoo!ニュースのコメントが削除されることもあります。
Yahoo!だけじゃなし。YouTubeでも言論統制、新聞もテレビも言論統制。
情報管理の方法を提案
GAFAMのようなプラットフォーマーを使っていると情報がたくさん送信されます。
もし扱う情報が重いならプラットフォームを利用しないことがおすすめ。
LINEも情報漏洩しますよね。あれを仕事や自治体・学校などで使うとプライバシーの保証がないですよ。
メールならプロバイダーのメールを使ったり、独自ドメインを取得してレンタルサーバーでメールを運用するとか。
何らかの作品をプラットフォームに上げているとそのプラットフォームが潰れることもあり。
なので情報をアップしたいなら、最終的にはオーソドックスにメーリングリストや個人Webサイトとなります。
適切に情報を閲覧・運用する
何でこんなことになっているのかというと、発言つまりアップする情報が中傷や極端な表現だから。
言論の自由といって人を中傷して攻撃する発言(情報)なら、そこに自由はありません。
最近は道を歩く普通の人がSNSや動画で情報を仕入れる、または情報をアップする。
なので、情報収集のやり方だけでなく何をどう上げるかもユーザーが自分で考える必要があります。
ちょっと今回のような内容は怖いですね。
引き続きインターネット・ユーザーの皆様のために、筆者も頑張りたいと思います。