「最近のインターネッツって…」
と81%のアメリカ人は思っているようです。
筆者は意外に思いましたが、IT先進国の米国でも「昔はよかった」と思うユーザーは多いらしい。
今回は「昔のインターネッツはよかった…」と思うアメリカ人が意外と多い件について。
目次
米国「昔のインターネッツはよかった…」と感じるユーザーが81%
そもそも「昔のインターネッツ」とは?
「初期のインターネッツにノスタルジーを感じる」
米国人ユーザーの81%が初期のインターネットにノスタルジー。戻れたら使いたいのは「MySpace」
「米国人を対象とした調査で、初期のインターネットにノスタルジーを感じているユーザーが81%に上る」と。
調査によると、そう感じたのはミレニアル世代(1980年代〜1990年代半ば生まれ)が63%と一番多いらしい。
次いでジェネレーションXが30%。
つまり日本でいうところのジェネレーションYや、ゆとりと言われる世代が米国で一番昔を懐かしんでいると。
「MySpaceが復活したら利用したい」
復活したら利用したいサービスの1位はMySpaceで、以下AOL/Instant Messenger、Napster、Limewire、Yahoo!と続くようです。
マイスペースやナップスターは有名ですが、日本ではWinMXやWinnyが流行りましたね。
筆者もWinnyの他に、Kazaaというファイル共有ソフトを使ったことがあります。
ピア・ツー・ピアのファイル共有ソフトは権利関係の問題でイメージが悪くなったため下火になりました。
そしてメッセンジャーは懐かしいですね。筆者も名前は忘れましたがIRCを使ったことがあります。
現在のテレグラムのように、ネットワーク技術そのものは良いものですよね。
「商業化が進んでいないインターネッツを切望」
元記事:Survey Finds Myspace is America’s Most-Missed Website(マイスペースが米国で最も見逃されているウェブサイトとの調査結果)
英語の元記事には「一貫して商業化が進んでいない」インターネットを切望している。スパムと最近のAI生成コンテンツは迷惑であると回答。
そして以前の政治的あるいは何か売り込もうとするものがないインターネットを望んでいます。
初期のインターネットの方が有意義な交流ができたと。
確かに以前はもっとシンプルでした。Webデザインは簡素、何かのテーマについてチャットで議論するなど、現在の混沌として複雑なものではなかったです。
記事を読んでいて、あるいは動画を見ていたら「続きは会員登録して」が溢れるならちょっと引いてしまうインターネット。
日本ではどうか
日本ではハッシュタグ「インターネット老人」があります笑。
世代的にはジェネレーションXである40代〜50代なんですかね。米国と同じように30代でも懐古的かもしれない。
それらの世代じゃなくても、SNSなどで「何かを売り込む」インフルエンサーの声が大きければ微妙に思うかも。
趣味の個人サイトに接続して掲示板やチャットを楽しむ…というあの時代には回帰できないか。
ただ最近はミクシィ2とかリバイバルなものが出てきたので、ファッションのように流行を繰り返すかもしれません。
懐古か前進かーあなたはどうする?
米国で初期のインターネットを懐かしむ声が多いのは意外でした。
それだけ最近のWebが政治的かつ商業的過ぎるんでしょう。つまり過剰だから辟易してるんだと。
しかも詐欺やフェイクニュースが多い。情報の信憑性を疑わないといけない。
確かに分かります。
まあ面倒ですね。
とはいえ、時代が進めばZ世代が「昔のインターネッツはよかった…」と懐かしむようになるんですかね…。