いやー、最近携帯がすごく安くなってきましたよね!
以前は8,000円とか当たり前でしたけど、上手く格安SIMを利用すれば1,000円前後まで料金を下げることができるようになりました。
いかに携帯キャリアの正規料金が高く設定されているかという話に繋がっていくことなんですが、今回はキャリアの料金についてぐだぐだ書いていく記事ではありません。
今回取り上げるテーマは新しく登場したLINEMOのミニプラン。LINEMOミニプランは、MVNOの格安SIMと比較してどういう特徴で何がすごいのかという点を見ていきたいと思います。
LINEMOのミニプランは990円なので、携帯料金を下げたいと思う人は前向きに検討できるサービスと言えますよね。それでは見てみましょう。
目次
- 1 LINEMOの新しい「ミニプラン」とは
- 2 LINEMOのミニプランとMVNO格安SIMを完全比較
- 2.1 LINEMOミニプランと格安SIM主要7社のスペックを比較
- 2.2 LINEMOのミニプランはサブブランドやMVNOの3GBプランより安い
- 2.3 サブブランドと同様に5Gが使える
- 2.4 LINEMOはMVNOに少ないeSIMが使える
- 2.5 LINEMOはキャリア決済できる
- 2.6 容量超過後速度に差はあまりない
- 2.7 LINEMOのキャリアメールなしはMVNOと同じ
- 2.8 LINEMOの店舗サポートなしはMVNOと同じ
- 2.9 LINEMOはセット割なしだがミニプランはそもそも安い
- 2.10 LINEMOに留守番電話とデータくりこしはない
- 2.11 回線品質を考慮するとLINEMOのアドバンテージが高い
- 3 LINEMOミニプランの総評
- 4 LINEMOのミニプランは新たな第一選択肢
LINEMOの新しい「ミニプラン」とは
LINEMOは20GBのスマホプラン一つだけのシンプルな料金体系で始まりましたが、ここに来て3GBのミニプランが新しく追加されました。
やっぱり3GB程度の低容量プランには需要があり、なるべく容量を小さくして携帯料金をリーズナブルにしたいと思っているユーザーは多いです。
そのような需要に応えるLINEMOのミニプランとはどのようなサービスですか。LINEMOのミニプランが出てきたことによってソフトバンクや格安SIM業界にどのような影響がありますか。
LINEMOに3GBミニプランが登場
ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMOは、ソフトバンク回線をそのまま使うサービスなのにメインブランドのソフトバンクより大幅に安い料金で使えることが特徴になっています。
LINEMOには20GBのスマホプランしかなかったのですが、2021年7月に3GBのミニプランが新しくリリースされました。3GBで990円という圧倒的な安さでサービスを提供しています。
ソフトバンクが運営しているサービスを990円で使えるというのは今までは考えられなかったし、ついに携帯キャリアが自ら価格破壊を仕掛けてきたな、という印象ですね。
正直LINEMOのミニプランは格安SIMより安い
LINEMOと格安SIMの比較は後でじっくりやりますが、例えばmineoの1GBプランは1,298円なので3GB990円のLINEMOとは歴然とした差があります。
正直、MVNOの格安SIMが1GBで1,000円を超えるなら、多くのユーザーはLINEMOのミニプランを選択することでしょう。ソフトバンクの高品質ネットワークを990円で使えるわけですから。
他にも、ビッグローブの3GBプランRは1年目が770円ですけど2年目以降は1,320円なので、やっぱりソフトバンク回線が使えて990円のLINEMOを選びますよね。
携帯キャリアの高品質回線がわずか990円
どうしてLINEMOのミニプランに注目すべきなのかというと、前述の通りソフトバンクのメイン回線を990円で使えるからですね。6,000円とかするメイン回線と同じものが1,000円以下になるからです。
もちろん、LINEMOはサポートがオンラインのみなどの制約があるので安く提供できます。メイン回線と全部同じではありません。しかしデータ通信の品質は同じ。MVNOでよくあるランチタイムの速度低下はありません。

上記はランチタイムでのLINEMOの速度。70Mbpsを超えていますよね。使い方はメイン回線と同じでデータ容量だけが3GBなわけです。
LINEMOはヘビーなVR映像などを再生すると速度制御の対象になるようですが、普通に動画を再生する分にはまったく問題ありません。安心して高速通信できましたよ。
ソフトバンクは儲かるのか
正直儲からないでしょうね…。キャリアは基地局や回線の運用にコストがかかっていますし、研究開発にも投資をしています。LINEMOの料金で回線を運用する経費を回収することはできないのではないでしょうか。
LINEMOのミニプランは、やはり小容量の需要に応えるためなのと、格安SIMに流れているユーザーを自社に取り込む狙いがあるでしょう。
小容量の需要でMVNOに顧客を奪われていることは事実。どんどんMVNOに顧客が流れていくよりは顧客を自社の小容量プランに囲い込んでおきたいと思っているはず。
とはいえ、20GBプランの2,728円という料金は適正と思うので、3GBで足りないユーザーが20GBを選択してくれればソフトバンクの中の人も喜ぶと思います。
MVNOの中の人は悲鳴を上げているかもしれない
対照的にMVNOの中の人はわりと悲鳴を上げているかもしれません。今までは自分たちが安さを売りにしてユーザーを獲得してきたわけで、それを通信キャリアにやられたら勝ち目がないですよね。
IIJmioやOCNモバイルONEといったメジャーなMVNOは生き残るかもしれませんが、ビッグローブやLIBMO、DTI SIMなどの中堅プロバイダがやってる格安SIMは打撃を受ける可能性が高いです。
ただ、MVNOにはデータ通信専用プランなどのメニューが多いので、MVNOを使うユーザーはいなくならないと思います。音声通話を安くするといったこともしているので、MVNOを求めるユーザーは一定数維持されるでしょう。
安いニッポンを心配する必要はありません
最近は「デフレガー」とか「物価が安いと賃金も安くなるガー」と言って、日本人の安いものばかり消費する行動を批判する人がいますが、デフレはユーザーが心配することではないので安い値段を気にする必要はありません。
安いニッポンは世界の先進国と比較して異常という意見もありますが、シンガポールのMVNOであるCircles.Lifeの料金はMNPで20GBだと18SGD(シンガポールドル)、日本円で1,460円ほどです。
Circles.Lifeは20GBで1,460円なので、LINEMOの20GB 2,728円よりかなり安いですよね。日本の通信費は世界と比べても高いか似たような水準になっています。
安いニッポンを心配するより、自分の懐を心配しましょう。もし3GBで足りないなら20GBを選択すればいいですし、家や職場でWi-Fiを使うなら3GBにして料金を抑えた方がお財布に優しいです。LINEMO公式で申し込みましょう。
LINEMOのミニプランとMVNO格安SIMを完全比較
いよいよLINEMOミニプランとMVNOの格安SIMを完全比較していきましょう。
格安SIMはキャリアのサブブランドを含めた主要7社を取り上げ、料金やデータ容量だけでなく通信方式やデータくりこしがあるかなど、機能性の違いについても比較しています。
LINEMOミニプランと格安SIM主要7社のスペックを比較
LINEMOミニプランと、MVNOの格安SIM(3GBレベル)主要7社のスペックを比較しました。
LINEMO | ワイモバイル | UQモバイル | IIJmio | OCNモバイルONE | ビッグローブ | mineo | b-mobile | |
月額料金 | 990円 | 2,178円 | 1,628円 | 858円 | 990円 | 1,320円(1年間770円) | 1,518円 | 1,529円(従量制) |
データ容量 | 3GB | 2GB | 3GB | 5GB | 3GB(従量制) | |||
通話料 | 22円/30秒 | 11円/30秒 | 9.9円/30秒(アプリ) | 10円/30秒(アプリ) | 11円/30秒(アプリ) | |||
容量超過後速度 | 300Kbps | 200Kbps | ||||||
通信方式 | 4G/5G | 4G | 4G/5G(オプション) | 4G | ||||
容量くりこし | × | 〇 | × | |||||
eSIM | 〇 | × | ||||||
セット割 | × | おうち割/家族割 | 自宅セット割 | mio割 | OCN光モバイル割 | ビッグローブ光/家族割 | eo×mineoセット割 | × |
キャリア決済 | 〇 | × | OCNペイオン | × | △(Google Playのみ) | × | ||
キャリアメール | × | 〇 | 〇(有料) | × | mineoメール | × | ||
留守番電話 | × | 〇 | 〇(有料) | 〇(有料、一部無料) | ||||
店舗サポート | × | 〇 | × | |||||
その他 | LINEギガフリー | Yahoo!プレミアム無料 | 節約モード | 容量シェア機能 | エンタメフリー6ヶ月無料 | フリータンク | 従量制1GB=220円 |
上記の表から分かることを以下の項目で順に解説していきます。
- LINEMOのミニプランはサブブランドやMVNOの3GBプランより安い
- サブブランドと同様に5Gが使える
- LINEMOはMVNOに少ないeSIMが使える
- LINEMOはキャリア決済できる
- 容量超過後速度に差はあまりない
- LINEMOのキャリアメールなしはMVNOと同じ
- LINEMOの店舗サポートなしはMVNOと同じ
- LINEMOはセット割なしだがミニプランはそもそも安い
- LINEMOに留守番電話とデータくりこしはない
- 回線品質を考慮するとLINEMOのアドバンテージが高い
かなり多くのことが分かりました。LINEMOの価格はIIJmioやOCNモバイルONEと同水準ですが、その他のサブブランドやMVNOより安いですね。
くりこしなしやセット割なしといったデメリットもありますが、5Gが使えたりキャリア決済ができるというメリットもあります。そしてLINEMOはMVNOではまだ一般的でないeSIMも使えます。
LINEMOはメリット・デメリットがはっきりしているので、サブブランドやMVNOと比較して何が良くて何が良くないのか分かりやすい結果となります。では見てみましょう。
LINEMOのミニプランはサブブランドやMVNOの3GBプランより安い
LINEMOミニプランの料金990円はキャリアのサブブランドより安いのはもちろん、MVNOより安い場合もありますね。
人気のワイモバイルは、家族割やおうち割光セットで3GBが990円になるんですが通常は2,178円。ダブルスコア以上にLINEMOミニプランが安いことが分かります。UQモバイルでも3GBが1,628円で、自宅セット割を使って990円。
要は、LINEMOはセット割なしにも関わらずサブブランドの割引した料金と同じなんですよね。
メリット
ソフトバンク光やauひかりを使っているのにセット割がないからLINEMOは…と思っても実際には990円という割引価格で使えます。
そしてLINEMOはMVNOより安い。LINEMOミニプランと同容量のOCNモバイルONEが990円でIIJmioは2GBプランが安いですが、それ以外のビッグローブは2年目以降1,320円、mineoやb-mobileは1,500円超えますよね。
ソフトバンクのメイン回線を使えるLINEMOがMVNOより安いのなら、前向きに検討できると思います。
サブブランドと同様に5Gが使える
LINEMOはワイモバイルなどのサブブランドと同じように5Gが使えます。5Gは対応エリアが狭いですが、スマホ側で対応していればSIMも5Gが使えるようにしておきたいですよね。
メリット
MVNOでは対応が少ない5GがLINEMOは標準対応
MVNOだとまだ5Gに対応していないこともあります。いずれ対応するでしょうが、全国に拡大してから対応するかもしれません。
早めに安く5Gに対応しておきたいと思ったら、LINEMOミニプランは良い選択肢になりますね。
LINEMOはMVNOに少ないeSIMが使える
比較した結果分かることは、MVNOはeSIMが使えないことが多いけれどもLINEMOはeSIMが使えるということ。eSIMは今後主流になっていくと思うので、eSIMに今のうちから慣れておくことをおすすめします。
メリット
LINEMOはMVNOでは対応が少ないeSIMが使える
MVNOでは、eSIMに対応している事業者はIIJmioだけなんですよね。ワイモバイルなどのサブブランドは対応していますがMVNOだとまだまだ。
安いMVNOを選択してeSIMを使おうと思っても、今のところできないです。eSIMをダウンロードして安く速くSIMを使ってみたいと思ったら、わりとLINEMOは強いですね。
LINEMOはキャリア決済できる
比較して分かることは、MVNOにはないLINEMOのメリットとしてキャリア決済ができることが挙げられます。LINEMOの場合はソフトバンクまとめて支払い。
メリット
LINEMOはキャリア決済(ソフトバンクまとめて支払い)が利用できる
地味に便利ですよね。クレジットカードがなくてもキャリア決済によって使うことができるサービスがあり、例えばradikoやWOWOWなどの放送をネットで視聴するにはクレジットカード必須ですがキャリア決済にも対応しているんです。
もしカードがない場合にはキャリア決済を使いましょう。ネットサービスはクレジットカードがなくても何とかなる場合が多くあります。LINEMOならその点便利ですね。
容量超過後速度に差はあまりない
そして、比較して分かることは容量超過後速度に大した差はないということ。LINEMOは超過後300Kbpsなので低画質の動画がかろうじて見られます。
もちろん200Kbpsと300Kbpsでは違うのですが、大きく違うわけではないです。200Kbpsでは動画が快適に見られないかもしれませんが、とはいえ300Kbpsが快適とは言えません。
低容量プランは300Kbpsで1Mbpsにしないっていうのは本当にイヤらしいですよね。ハンデをつけて超過後1Mbpsのプランにして欲しいっていうことでしょうけど、いまだにユーザーに不便を強いる通信事業者の態度は目に余るものがあります。
LINEMOのキャリアメールなしはMVNOと同じ
LINEMOにキャリアメールはありません。これはMVNOと同じ。ワイモバイルはキャリアメールが付くんですけどね。
とはいえ、筆者は携帯のキャリアメールは使っていません。OutlookやGmail、そしてiCloudのメールを使っています。クラウドのメールを使っていて困ったことはないですし、解約すると無くなるキャリアメールをメインで使えないと思います。
LINEMOの店舗サポートなしはMVNOと同じ
LINEMOはオンライン専用ブランドなので店舗サポートはありません。これはMVNOも同じですね。
ワイモバイルは店舗ありますけどね。そういう意味ではワイモバイルは強いです。UQモバイルも少し店舗があるので、もしリアルなサポート重視ならワイモバイルかUQモバイルでしょう。
ただ、ほとんどのMVNOはリアル店舗を持たないWebベースなので、人がサポートする概念はありません。なので、店舗サポートなしであるLINEMOは、むしろMVNOの格安SIMに近づけたサービスであると言えます。
LINEMOはセット割なしだがミニプランはそもそも安い
LINEMOには家族割や光回線との割引はありません。ですが、3GBのミニプランはそもそも安いのでノープロブレム。先述した通り、LINEMOミニプランはワイモバイルやUQモバイルで割引したときの990円と同じです。
なのでソフトバンク光を使っているからおうち割光セットのワイモバイルにしないといけない…ということはありません。3GBなら価格が同じなので、LINEギガフリー目当てでLINEMOにするというような使い方ができます。
LINEMOに留守番電話とデータくりこしはない
MVNOはオプションで留守番電話を使えることが多いですが、LINEMOに留守番電話オプションはないです。そしてMVNOの格安SIMでは一般的なデータ容量のくりこしもLINEMOにはありません。
筆者は電話をほとんどしないので留守番電話オプションはあまり使わないですね。留守電がなくても不便を感じません。ここは人によって違うので検討してください。
そしてくりこし。ワイモバイルが最近データくりこしに対応したので、データ容量の余裕はワイモバイルの方がいいですね。他のMVNOもくりこしできるケースが多いです。
LINEMOはくりこしなしですが、もしミニプランで余裕がなければ20GBのスマホプランにしておきましょう。
回線品質を考慮するとLINEMOのアドバンテージが高い
LINEMOとサブブランドを含めたMVNOの格安SIMを比較してきましたが、メリットをまとめると以下の通り。
- 価格が安い
- ソフトバンクのメイン回線を使える
- 5G対応
- eSIM対応
- キャリア決済対応
- LINEギガフリー特典
上記は明確なメリットになっていますよね。
サブブランドはともかくMVNOはキャリアから回線を借りているのでトラフィックが優先されることはありません。速度低下のリスクがあります。
LINEMOならランチタイムでも高速通信できるので、品質は重視するけれどもデータ容量は小さくてもいいという需要に応えることができますね。
そしてMVNOでは少ない5GやeSIM、そしてキャリア決済に対応しているのが嬉しいですよね。これだけキャリアにある機能が使えてミニプランだと990円なので、サービスとしてはわりと強いかなと思います。
LINEMOミニプランの総評
LINEMOミニプランと格安SIMの比較をした結果、LINEMOミニプランはアドバンテージが高くて高コスパであることが分かりました。データ容量が小さくても品質にこだわりたい人にはうってつけですよね。
ここではLINEMOミニプランに対する総評を記しておきたいと思います。
安い小容量の需要に応えるミニプラン
LINEMOは当初20GBのスマホプランのみで展開されましたが、小容量の需要に応えるために3GBプランを仕掛けてきました。3GB程度で安く抑えたい層が多いことの表れと言えるでしょう。
3GBで990円というのはちょうどワイモバイルで割引を受けたときの値段なんですよね。LINEMOには割引がないので、ミニプランを追加することによって3GBで990円の需要を取り込むことができます。
このLINEMOミニプランの登場で、競合他社であるpovoやahamoも3GBプランを追加するようになりました。povoはトッピングで3GBを追加でき、ahamoはOCNモバイルONEとの提携で3GBプランを投入するようです。
データ容量の低下と月額料金の低価格といったトレンドは当分続くかもしれません。いままで携帯料金が高かったことへの反動とも言えるでしょう。
キャリア回線をそのまま使えて低価格なのが嬉しい
LINEMOミニプランを使う最大の理由は、やはりソフトバンクのメイン回線をそのまま使うことができるのに安いことでしょう。通信品質に対するコスパの良さが圧倒的なんですよね。

いままではMVNOを使って安くするしか方法がありませんでした。ドコモのMVNOの3GBを1,500円レベルで使う方法が一般的で、そのくらいしか方法がなかったのです。
ですが、楽天モバイルの登場で状況が一変して、3大キャリアが本気になって料金の値下げを始めました。この流れは本当に良かったですよね。
もちろんメインブランドではなく、オンライン専用ブランドであるLINEMOで値下げが実現しているので機能は限定されます。それでも音声やデータ通信の品質はそのままですからね。
ユーザーとしては品質の高い小容量プランが追加されたことは素直に喜ぶことができます。
価格に対して使える機能が多い
MVNOだと機能が限定されることが一般的ですね。○○はできないというのが多い。例えば5GだったりeSIMだったりキャリア決済だったり。
しかしLINEMOは5G、eSIM、キャリア決済全部できます。メールがなかったり留守番電話がなかったりしますが、今それらの機能を求める人がどれほどいるのか。LINEでメッセージや通話をしますからね。
なので、ガラケー時代の機能よりもLINEギガフリーだったりeSIMのような機能を優先する方がいいですね。今はコミュニケーションがアプリを通して行われるので、よりソフトウェアが重視されます。
990円で5GやeSIM、キャリア決済が使えるシンプルで品質の高いLINEMOミニプランなら、MVNOに変わる新たな選択肢になると思います。
サブ回線としても使える
LINEMOミニプランは990円で音声SIMが使えるので、サブ回線やバックアップ回線として、または仕事用の2回線目として気軽に契約できますよね。
もしeSIMが使える端末なら、eSIMをダウンロードしてすぐに検証することができます。縛りなしなので解約も自由。990円で試しに検証して、それから20GBのスマホプランにするのもアリ。
楽天モバイルとデュアルで使うという技もあります。主回線は楽天モバイルで通話無料を使い、副回線をLINEMOにして小容量のデータ通信で料金を節約する。
楽天モバイルとデュアルで使えば安いニッポンが加速しそうですが、日本は相変わらず通話料が高いですからね。電話代は賢く減らしていきたいです。
相変わらず通話料が高い
LINEMOを褒めることはできますが、もちろん不満点もあります。LINEMOに限った話ではありませんが、通話料がいまだに高いですよね。
MVNOでは、例えばIIJmioやOCNモバイルONEがアプリなしで11円/30秒と半額にしているのは評価できます。それでも高いと思うので、理想は楽天モバイルの、アプリで通話無料。
通話無料はできないことはないと思いますが、キャリアはやる気がないですね、もちろん。通話無料は彼らのビジネスモデルが一部崩壊するようなものですから。
ただ、LINEMOはLINEを使えば通話無料とデータ通信ノーカウントが実現できます。LINEは友達などに限られると思いますが、よく電話する相手だけでも通話無料にできた方がいいですよね。
今後はキャリアも通話料の無料化を検討してもらいたいところです。
LINEMOのミニプランは新たな第一選択肢
以上、LINEMOのミニプランと格安SIMの比較を見てきました。高品質なソフトバンク回線を990円で使えるのはメリットだし、MVNOでは少ない5GやeSIMが使えるのはアドバンテージが高いですよね。
20GBでは多すぎるというユーザーはいるんですよ。自宅や職場でWi-Fiが使えるからそれほどデータ容量を必要としない場合が結構多いです。
筆者も15GBのプランを使ってますが、今のところ使い切ることはありませんね。もし外で使う機会が少ないなら3GBのLINEMOは第一選択肢になると思います。
安いニッポンは気にしなくていいです。それは、高いものを買ってほしいから言ってるのであって、消費者は普段通り消費すればいいだけ。
品質を下げずに通信料金を賢く下げたいなら、LINEMOのミニプランはうってつけのサービスと言えるでしょう。