どうも、こんにちは!コンフィグネットワーク管理人の大江です。
ついに楽天モバイルが0円廃止を発表しましたね。
楽天モバイルと言えば、2020年に先着300万人限定でプラン料金が1年間無料になるキャンペーンを大々的に実施したことが記憶に新しいです。
当時はコロナ禍が始まり日本経済も著しく影響を受けたので、渦中のインターネットユーザーは0円から始められる楽天モバイルをこぞって契約して楽天回線をネタに様々な議論を展開しました。
とはいえ、0円で始めることができて正直助かったというユーザーは結構いたのではないでしょうか。職場も学校もリモート環境が推奨されたので、楽天モバイルで初めてリモートを実施したユーザーもいるでしょう。
そんな絶大なインパクトを残した楽天モバイルが、2022年ついに0円キャンペーンを廃止し新たなフェーズに向かおうとしています。
そこで今回は楽天モバイル0円廃止の理由に触れた後、楽天モバイルを継続するかどうか考え、やめる場合に役立つ乗り換え先のおすすめを解説していきます。
楽天モバイル0円プラン廃止の理由とは
いやー、やっぱり厳しかったみたいですね。
もちろんユーザーはいくらでも0円で回線を維持できます。でも楽天としては、0円はこれ以上無理だと音を上げることになりました。
なぜ楽天モバイルは0円プランを継続できないのでしょうか。
楽天モバイル0円廃止後の料金プランはどうなりますか。
今使っている既存ユーザーはどうなりますか。
楽天モバイルが1GB未満0円廃止の決定を発表
2022年5月13日、楽天モバイルの決算発表で三木谷氏が「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」という趣旨の本音を吐露し、0円廃止が発表されました。
楽天モバイルは自ら0円戦略を始めてユーザーも「それなら」と言って契約が順調に進んでいたのですが、突如発表された0円廃止にSNS上ではユーザーの悲しみが爆発。
楽天モバイル0円廃止だって~~
めっちゃ悲しい、、 pic.twitter.com/ObDCDqOv5e— たらそん (@zfdk97zkwgg91) May 13, 2022
この日は祭り状態になっていましたよね。 ライバルのahamo、povo、LINEMOのアカウントは0円廃止で煽り始める始末…笑
楽天モバイルが0円廃止して死んだ瞬間、3社が煽ってて草 pic.twitter.com/K3hi99JWUb — Big (@Big_5G) May 13, 2022
2022年5月13日は多くのインターネットユーザーが驚いた1日になりました!
なぜ0円プランを継続できないのか
楽天モバイルはなぜ0円プランを継続できないのでしょうか。
理由は単純に赤字。楽天モバイルとしては0円でユーザーをかき集めて少しでも回線を使ってもらい課金に結びつけることを考えましたが、ユーザーに以下の使い方をされました。
- メインは自宅Wi-Fiで楽天回線はデータ量を1GB未満に抑える
- Rakuten Linkの通話かけ放題が主目的
- ポイントアップが目的のサブ回線
想定以上に0円で使われたようです。お金を払わないユーザーが増えれば、当然事業者としてはやってられなくなるわけです。
楽天モバイル0円廃止後の料金設定
今までは1GB未満なら0円でしたが、2022年7月1日からRakuten UN-LIMIT Ⅶとなり0~3GBまで最低でも税込1,078円がかかるようになります。
データ量 | 0~3GB | 3GB~20GB | 20GB~ |
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
月額1,078円必ずかかるようになりますが、今後もお得になるように以下のキャンペーンが用意されています。
- 1GBまで実質最大4か月無料
- 楽天市場ポイント最大6倍
- 標準通話アプリで15分通話かけ放題3か月無料
- コンテンツ最大3か月無料
- Rakuten UN-LIMIT初めて申し込みで3,000ポイント還元
最大4か月無料の2か月分は期間限定ポイントでキャッシュバックするとのこと。→詳しくは楽天モバイル公式サイトへ
0円プランはなくなりますが、実質最大4か月無料や楽天経済圏ユーザーに嬉しいポイント6倍などの特典がまだありますよ!
既存会員は新プランに自動的に移行する
既に楽天モバイルを使っている既存会員は2022年7月1日から自動的にRakuten UN-LIMIT Ⅶに移行されます。
つまり、7月8月は1GB未満0円のまま、9月10月はポイント還元で実質無料、11月1日から正式に課金開始となります。
0円廃止で楽天モバイルをやめるべきか
すでに多くのユーザーが楽天モバイルを解約して他のサービスに乗り換えていますが、今後どうするか検討中のユーザーもいるでしょう。
既存ユーザーが楽天モバイルを継続するかどうか判断する基準は以下の通り。
- 月額1,078円払って楽天モバイルのサービスを使いたいか
- 楽天回線を少しでも利用する使い方か
サブスクと同じで、もし月額1,078円払っても楽天回線を使いたいと思うなら継続ですね。そして楽天回線を少しでも利用する使い方をしていれば尚更。
筆者は1,078円払ってバックアップ回線として継続しますよ。メインで使っているソフトバンク回線がもし障害やトラフィック増で繋がらなくなった場合、楽天回線に繋がる可能性を残せます。Rakuten Linkで通話かけ放題も魅力的ですしね。
なので、月額1,078円以上の価値は十分あると思うので個人的には契約続行は確定。楽天回線への投資にもなり、将来の品質向上に役立たせることもできる。
人によっては品質がいまいちの楽天回線にお金を払う価値がないと言ってやめるかもしれません。
一方で、楽天モバイルには仮想化ネットワークによるトラフィック増への対応や運用コスト削減、Rakuten Linkで通話かけ放題、データ通信無制限などの3大キャリアにはない魅力があるので、楽天モバイルをやめるかどうかはよく検討して決断しましょう。
楽天モバイル0円廃止!乗り換え先のおすすめは
楽天モバイル0円廃止の経緯がよく理解できました。
では、あなたは本当に楽天モバイルを解約しますか。まず一旦よく考えてから解約手続きをしましょう。
先述したように筆者はバックアップ回線として楽天モバイルを運用します。そして楽天には通話かけ放題とデータ通信無制限というメリットがありますね。
しかし、もしメリットより品質的なデメリットを取って解約する場合、どの格安SIMがおすすめかよく吟味して乗り換える必要があります。
ここで取り上げるおすすめ格安SIMは以下の通り。
- 高品質低価格①
LINEMOミニプラン
- 高品質低価格② 日本通信合理的プラン
- 高品質低価格③
OCNモバイルONE
- 老舗MVNO
IIJmio
- 月額209円から
b-mobile 190PadSIM
- 0円で契約可能 povo2.0
- 1.5Mbpsで使い放題 mineo
- 1GB220円の従量制
b-mobile 990ジャストフィットSIM
- 3GBデータ専用が格安な NURO Mobile
先に結論書くとこうなります↓
- 高コスパ→
LINEMOミニプラン、日本通信合理的プラン、
OCNモバイルONE、
IIJmio
- 格安で音声を維持→povo2.0
- 格安でデータを維持→
b-mobile 190PadSIM、NURO Mobile
- 安く使い放題→mineo
- ソフトバンク回線を3GB以上20GB以下で使いたい→
b-mobile 990ジャストフィットSIM
最近は安くて便利な格安SIMが増えましたよね。それでは一つ一つ見てみましょう。
高品質低価格① LINEMOミニプラン
現状おすすめできる品質と料金のバランスが取れた高コスパSIMと言えばLINEMOミニプランになるでしょう。

高品質ソフトバンク回線をそのまま使いながらも、3GB月額990円というMVNO並みの価格設定が売り。むしろMVNOより安い場合があります。
ソフトバンク光を使わない場合はワイモバイルよりLINEMOの方がお得になるんですよね。しかも今はPayPayポイント付与で半年間実質無料になります。
LINEMOミニプランのメリットは以下の通り。
LINEMOミニプランのメリット
- PayPayポイント990円相当を6か月間付与で半年間実質無料
- ランチタイムの速度低下なし
- LINEギガフリーでLINE無料通話が使い放題
- 5G対応
- eSIM対応
- PayPayポイントが充当できる
- キャリア決済(ソフトバンクまとめて支払い)対応
- 5分以内通話無料オプションが1年間無料
- テザリング対応
- LINE ID検索可能
- 縛り・事務手数料・解約金なし
ソフトバンク回線をそのまま使ってLINE無料通話はデータフリーを実現。さらに5GやeSIM対応でトレンドは抑えています。
回線速度は以下の通り。左(上):通常 右(下):ランチタイム
速度は高速。ソフトバンク回線そのままですからね。この時はたまたまランチタイムの方が高速な結果になりました。
そしてPayPayポイントを月額料金に充当できるので、充当する金額によってはLINEMOの料金を0円にすることもできます。これがなかなか美味しいんですよね。
LINEMOミニプランのデメリットは以下の通り。
- データくりこし未対応
- 容量超過後速度は300Kbps
- 留守番電話なし
- 家族割やおうち割光セット未対応
- LINEスタンプ プレミアムポイントバックキャンペーン対象外
- PayPayポイントあげちゃうキャンペーン対象外
- スマホ取り扱いなし
特に、データくりこしは未対応なので気をつけてください。
自宅Wi-Fi中心で外であまりデータ通信しないなら、LINEMOミニプランで済んでしまうユーザーは多いでしょう。
PayPayポイント還元で6か月間実質無料。
高品質低価格② 日本通信の合理的プラン
日本初のMVNOである日本通信は、どちらかというとコアなインターネットユーザーに支持されているかもしれません。
日本通信はb-mobileブランドで昔から有名で、元をたどるとPHSのDDIポケットまで遡るようです。ソフトバンク回線を安く使えることで一定の知名度を誇ってきましたよね。

合理的プランのシンプル290は、ドコモ回線で1GB月額290円から始められる圧倒的高コスパな回線。
1GB220円単位でデータ量を追加できる従量制です。音声SIMでここまで価格を下げられるのは正直驚き。
日本通信合理的プランのメリットは以下の通り。
日本通信合理的プランのメリット
- シンプル290は1GB290円で運用できる圧倒的高コスパ
- 専用アプリ不要で通話料11円/30秒
- ドコモ4G LTE
- eSIM対応
- テザリング対応
- 留守番電話(有料)
- 縛りなし・解約金なし
安すぎじゃないの…?大丈夫?という声も聞こえそうですが、6GBのみんなのプランや20GBプランもあります。
圧倒的高コスパな日本通信SIMの速度は以下の通り。左(上):通常 右(下):ランチタイム
MVNOなのにランチタイムの昼12時40分過ぎで8Mbps…!超高コスパですよね。もちろん通常も高速。
テザリングや留守番電話も対応してますし、通話料が11円/30秒というのも嬉しいです。
デメリットは以下の通り。
- 初期費用3,300円
- 通話かけ放題は高い(1,600円)
- データくりこし未対応
- 5G未対応
- LINE ID検索不可
- 支払い方法はクレジットカードのみ
MVNOは初期費用がいまだに3,300円かかるのが地味にキツいですね…。5Gも使えません。
とはいえ、シンプルにドコモ音声SIMを使おうと思ったら元祖MVNOの日本通信にするのは良い選択ですね。破格の安さで音声SIMを維持したいユーザーにおすすめ。
高品質低価格③ OCNモバイルONE
OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが運営しているMVNOですが、一番の特徴はランチタイムに速度低下しないこと。

速度は以下の通り。左(上):通常 右(下):ランチタイム
ランチタイムに下り40Mbps近くで高速。これなら品質に厳しいコアなモバイルユーザーでも満足できますよね。
MVNOなのにドコモ回線をそのまま使う感覚の速度。まあ、NTTコムはNTTドコモの完全子会社になったので、MVNOというよりサブブランドのような感じです。
月額料金は以下の通り。
データ量 | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | |
月額料金 | 音声 | 550円 | 770円 | 990円 | 1,320円 | 1,760円 |
SMS | ― | ― | ||||
データ | ― | ― | 858円 | 1,188円 | 1,628円 |
3GB990円だけじゃなく1GB以下で格安に運用できます。もしLINEMOミニプランより容量と価格を下げたい場合、OCNモバイルを選択するのはアリ。
OCNモバイルONEのメリットは以下の通り。
OCNモバイルONEのメリット
- MNPでスマホが激安
- MVNOなのに高速
- データくりこし対応
- 5G対応(音声SIMのみ)
- 専用アプリなしで通話料11円/30秒
- アプリが充実(OCNアプリ等)
- 容量シェア機能
- 留守番電話(有料)
- OCN光モバイル割
- 縛りなし・解約金なし
スマホは相当安いです。→OCNモバイルONE公式サイトを見る
スマホのためにMNPするユーザーも多数いるでしょうね。とはいえ、スマホ買ったからと言ってすぐ解約しないようにしましょう。
さすがNTT系と思わせるのは格安SIMでも難しくないようにサポートしているところ。OCNアプリでプロファイルをダウンロードさせたり作りこんでいます。
電話機能に優れているところも評価できます。ただ、5Gが音声SIMのみなのでご注意を。
デメリットは以下の通り。
- 初期費用3,300円+SIMカード発行手数料433円
- eSIMなし
- データは5G未対応
- 支払い方法はクレジットカードのみ
どうしても初期費用はかかります…。eSIMなしでデータ通信は5G未対応、そして支払い方法がクレジットカードのみ。
しかし、安定のデメリットはありますが費用対効果を考えるとOCNモバイルONEが人気なのも頷けます。
老舗MVNO IIJmio
IIJと言えば日本のインターネットの草分け。まさに日本でインターネットのイニシアティブを取ってきたのがIIJですよね。
IIJmioはIIJの個人向けサービスであり固定回線で老舗でしたが、ISPとしていち早くMVNOも始めました。

今ではコアネットワークを含むフルMVNOになっています。つまりドコモ回線の無線部分のみを使ってあとは自社(IIJ)でやるというわけですね。なので、eSIMもIIJmioが日本初。
月額料金は以下の通り。
データ量 | 2GB(1年3GB) | 4GB(1年5GB) | 8GB(1年9GB) | 15GB(1年16GB) | 20GB(21GB) |
音声 | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
SMS | 820円 | 970円 | 1,470円 | 1,780円 | 1,980円 |
データ | 740円 | 900円 | 1,400円 | 1,730円 | 1,950円 |
eSIM | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |
IIJmioギガプランのメリットは以下の通り。
IIJmioのメリット
- MNPでスマホが110円から買える
- 2GB~20GBまで料金プランの選択肢が多い
- eSIM対応(日本初)
- 5G対応
- 1年間1GB増量
- データくりこし対応
- au回線も使える
- 専用アプリなしで通話料11円/30秒
- 留守番電話(有料)
- データシェア機能
- 縛りなし・解約金なし
- 光回線660円割引
スマホから料金プランまでとにかく安いのがIIJmioの魅力。XiaomiやOPPOのスマホがMNPで滅茶苦茶安かったりするんですよね。2022年5月現在だとOPPO A73が110円。
→IIJmio公式サイトを見る
IIJはあまり値引きしないプロバイダだったのですが、最近の大盤振る舞いは目を見張るものがあります笑。機能もほとんどそろっていて不満に思う人は少ないかもしれません。
とはいえ、IIJmioのデメリットは以下の通り。
- ランチタイム速度低下
- 初期費用3,300円(キャンペーンで半額)+SIMカード発行手数料
- 支払い方法はクレジットカードのみ
IIJmioの速度は↓左(上):通常 右(下):ランチタイム
問題なく快適に使えますが、昼の12時半頃は速度低下します。しかし2~3Mbpsは出ることを確認しているので動画視聴も問題ありません。
あとは気分の問題。絶対にランチタイム速度低下を許せないならIIJmioは無理ですが、実用上問題ないのでシンプルに高コスパな回線ならIIJmioはおすすめですね。
月額209円から b-mobile 190PadSIM
日本通信のb-mobile 190PadSIMを使って回線を維持するやり方もあります。190PadSIMはデータ通信専用で税抜190円、税込209円から始めることができます。
ドコモ回線はマルチカットSIMですが、ソフトバンク回線はiPhone・iPad用のナノSIM(AndroidもOK)。4G LTEのデータのみで縛りなし・解約金なし。

月額料金の仕組みは以下の通り。
データ量 | ~100MB | 1GBまで | 3GBまで | 6GBまで | 10GBまで | 15GBまで |
月額料金 | 209円 | 528円 | 935円 | 1,595円 | 2,409円 | 3,608円 |
使い方は色々あって、タブレット用でもいいですし障害用のバックアップ回線にしてもいいでしょう。格安で回線を維持できるので安心感がUPします。
速度は速いですが、ランチタイムは速度低下あり。左(上):通常 右(下):ランチタイム
デメリットは初期費用3,300円、5G未対応、eSIMなし、支払い方法はクレジットカードのみ。
安いので気軽に申し込めますよ。
0円で契約可能 povo2.0
povo2.0は0円で契約可能なので楽天モバイル解約からの流出先で真っ先に思い浮かんだユーザーも多いでしょう。流出先トップだったかもしれませんね。
povo2.0はネットリテラシーの高いユーザーに支持されていて、60GB(90日間)が6,490円→20GB30日あたり2,163円とかなりお得になる計算。

データトッピングの種類は以下の通り。
データ量 | 使い放題(24時間) | 1GB(7日間) | 3GB(30日間) | 20GB(30日間) | 60GB(90日間) | 150GB(180日間) |
料金 | 330円/回 | 390円/回 | 990円/回 | 2,700円/回 | 6,490円/回 | 12,980円/回 |
1GBは7日間なので注意。1GB~150GBまで柔軟に変更でき、場合によっては330円払って24時間使い放題にすることも可能。フレキシブルに使えますね。
もちろん0円ではデータ通信できません。電話は使えます。180日間にトッピングを購入しなければ回線停止になるので何か買いましょう。
他に注意点としては、トッピングは買い続ける必要があること。自動で延長しないのでデータが切れたらトッピングを購入してください。少し面倒なのです。
そしてau回線は上りに難あり。

下りは速いですが上りは速度が出にくい。データのアップロードを多用するユーザーは気をつけてください。
他にもキャリア決済なしなどのデメリットがありますが、シンプルにデータ通信がしたいユーザーにはおすすめ。5Gにも対応してます。
1.5Mbpsで使い放題 mineo
mineoは言わずと知れた電力系のオプテージ(前身はケイ・オプティコム)が運営する格安SIM。もはや老舗感あります。
ユーザーがパケットをシェアするフリータンクが一世を風靡したmineoは、災害時に役立つ回線として一定の存在感を示してきました。
最近のmineoの売りは1.5Mbpsでデータが使い放題になるパケット放題 Plus。月額385円を追加してmineoスイッチONにすると1.5Mbpsで使い放題が実現。
例えばマイピタのデータ通信1GB880円にパケット放題 Plus385円を追加すれば、1,265円で無制限環境が構築できます。
1.5MbpsはADSLレベルなので動画視聴もOK。大きなファイルを扱うことがなければ十分使えます。ドコモauソフトバンクのマルチキャリアで5G対応、データくりこし対応で使い勝手よし。
注意点は初期費用3,300円+SIMカード発行手数料、eSIMなし、支払い方法はクレジットカードのみ。
初期費用がかかるので気軽にはいきませんが、パケット放題 Plusが使いたいなら検討してみてください。
1GB220円の従量制 b-mobile 990ジャストフィットSIM
日本の元祖MVNOである日本通信はb-mobile 990ジャストフィットSIMがメインで、ドコモかソフトバンク回線を安く使ってもらう趣旨で運営しています。
ただ、他のMVNOやキャリアのサブブランドに押されている現状。b-mobileブランドではなく日本通信合理的プランの方がお得になってますね。
990ジャストフィットSIMは音声1GB990円(税込1,089円)から始まって1GB220円の従量制。例えば5GBなら1,969円です。
もしソフトバンク回線を安く運用したい場合、990ジャストフィットSIMを選択できます。LINEMOミニプランでは足りない、でも20GBも必要ない→b-mobile 990ジャストフィットSIM。
ドコモ回線はマルチカットSIM、ソフトバンク回線はナノSIMです。4G LTEのみで、縛りなし・解約金なし。
注意点は初期費用3,300円、5G未対応、eSIMなし、支払い方法はクレジットカードのみ。
データ通信専用の190PadSIMではなく、音声SIMで特にソフトバンク回線を使いたい場合におすすめです。
3GBデータ専用が格安な NURO Mobile
NURO光で有名なNURO Mobile。ドコモauソフトバンクのマルチキャリアで、データ通信3GBのVSプランが627円で運用可能。
データ3GBだと、IIJmioが2GB(1年間3GB)で740円、OCNモバイルは858円なので、NUROモバイルの627円はかなり安い部類になります。
NUROモバイルもb-mobileと同じようにバックアップ回線のような感じで維持する使い方ができますね。むしろ3GBはb-mobileより安いです。5Gにも対応。縛りなし・解約金なし。
注意点は初期費用3,300円+SIMカード発行手数料、eSIMなし、支払い方法はクレジットカードのみ。
もし3GBレベルでデータ通信専用SIMを維持したい場合は検討してみましょう。
で、実際何がいいの?
何がいいか断定することは難しいですが、格安SIMの使い方で選ぶサービスが異なります。ざっくりとした傾向は以下の通り。
- 高コスパ→
LINEMOミニプラン、日本通信合理的プラン、
OCNモバイルONE、
IIJmio
- 格安で音声を維持→povo2.0
- 格安でデータを維持→
b-mobile 190PadSIM、NURO Mobile
- 安く使い放題→mineo
- ソフトバンク回線を3GB以上20GB以下で使いたい→
b-mobile 990ジャストフィットSIM
速度を求めるならLINEMOミニプランとOCNモバイルONE、高コスパなら日本通信合理的プランとIIJmio。
特に日本通信合理的プランのコスパの高さは特筆すべきものがあります。老舗のIIJmioやOCNモバイルONEも高コスパですよね。
そして、LINEMOミニプランはPayPay還元で6か月実質無料キャンペーンをやってるので契約しやすいですよ。
あとは使い方や使うデータ量を考えてMVNOを契約しましょう。
世界一の通信環境を誇る日本のネット回線を使いこなせ
今回は楽天モバイル0円廃止で乗り換え先はどこにするをテーマに見てきました。
事業者も人間がやってますからね。ユーザーが0円で運用するのは簡単ですが、事業者は「ぶっちゃけキツい」ことを認めざるを得なかったようです。
ユーザーは楽天モバイルをやめることができますが、一方で使い続けることも可能。通話かけ放題やバックアップ用途でこれからも楽天回線が重宝すると考えることもできます。
なのでよく考えましょう。日本のネット環境は世界一であり、楽天はその環境に挑戦してきたわけです。
高コスパな格安SIMがたくさんあるので世界トップレベルの通信環境を活用しつつ、これからの楽天モバイルの動向も注目と言えるのではないでしょうか。