さあ!ワイモバイルとUQモバイルの新プランが出そろいましたね。
ワイモバイルが値下げプランを出したんですけど、そのあとにUQが後出しで値下げして、ワイモバがさらに後出しで値下げして追随するという。
ユーザーを見るんじゃなくてライバルだけを見ているような気がしますが、どんな新料金プランになっているんでしょうか。
特に今回は、料金が比較的高めだったワイモバイルの安さに注目しています。ワイモバイルは店舗があるので運営コストもかかりますし、サポートも定評がありますからね。
対してUQモバイルはどんなユーザーが使えばいいのかという点にも言及し、ワイモバイルとUQモバイル双方の新プランを比較検証してお得な使い方を解説したいと思います。
ワイモバイルとUQモバイルの新プランを比較検証 お得なのか?
ワイモバイルとUQモバイルはキャリアのサブブランドなので、メイン回線を使いながらも月額料金が安いのが魅力的。その2つのサブブランドが、携帯料金値下げの流れに乗って新料金プランを相次いで発表しました。
今回は、ライバル同士のワイモバイルとUQモバイルの新プランを比較して、携帯ユーザーにとってどのようなメリットがあるのか検証したいと思います。
結論はワイモバイルのシンプルMを割引で使う
下に結構色々書いてあるんですが、両ブランドの新プランのおすすめは、ワイモバイルのシンプルMを家族割かおうち割(+学生ならワイモバ学割)で使うのがお得です。
もちろんUQモバイルを学割で使うのも安いです。単身かまたは学生ならUQモバイルのくりこしプランSかMがいいですが、ワイモバイルだと割引の種類が多いのでメリットありますね。
ワイモバイルが新プランを改訂
ワイモバイルは2020年12月に新プランを発表し、その時に700円以上値下げしました。しかし、そのあとにUQモバイルがさらに値下げしたプランを発表し、ワイモバイルとしては容量が多くないのに高いというプランになってしまった経緯があります。
年が変わり2021年1月に新しく改訂して発表された新プランは、UQモバイルと同じデータ容量にして割引額を増額するものになりました。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
月額料金 | 税込2,178円 | 税込3,278円 | 税込4,158円 |
おうち割or家族割適用時 | 税込990円 | 税込2,090円 | 税込2,970円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
超過後速度 | 300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
ネットワーク | 4G/5G | ||
国内通話 | 税込22円/30秒 |
以前あったスマホベーシックプランS(2,680円)はシンプルSに変わり、1,980円(税込2,178円)になりました。これは1回5分の無料通話をオプション扱いにして700円安くしたものです。
後述しますがデータ容量も多くなっており、シンプルMが15GBなので使いやすくなっていますね。2,980円(税込3,278円)なのですが、家族割(2回線目以降)かおうち割光セットで1,080円(税込1,188円)引きで、月額1,900円(税込2,090円)になります。15GBが割引で約2千円なら適正な料金になっていると思います。
LINEMOが20GBで2,980円(税込3,278円)なので、ワイモバイルのシンプルMはLINEMOと同額なのですが、割引を上手に使えばLINEもよりお得になります。
ワイモバイルとUQモバイルの新プラン比較
ワイモバイルとUQモバイルの新プランを比較してみます。
ワイモバイル | UQモバイル | |||||
シンプルS | シンプルM | シンプルL | くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額料金 | 税込2,178円 | 税込3,278円 | 税込4,158円 | 税込1,628円 | 税込2,728円 | 税込3,828円 |
家族割(おうち割)適用時 | 税込990円 | 税込2,090円 | 税込2,970円 | × | ||
学割適用時 | × | 税込990円 | 税込1,870円 | 税込990円 | 税込1,628円 | 税込2,178円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB | 3GB | 15GB | 25GB |
超過後速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大300Kbps | 最大1Mbps | ||
ネットワーク | 4G/5G | |||||
国内通話 | 税込22円/30秒 |
上記を見ると以下のことが分かります。
- UQモバイルは家族割を適用できない
- ワイモバイルのワイモバ学割はシンプルSに適用できない
- 超過後速度、5G対応、国内通話料は同じ
UQモバイルは家族割が対象外で学割のみです。ただ元々が安いのでくりこしプランSだと学割適用で990円ですね。ワイモバイルのワイモバ学割はシンプルSに適用はできず、シンプルMからになります。
一番安くなっているプランは以下の通り。
- 家族割(2回線目以降)またはおうち割を適用したワイモバイルのシンプルS
- 家族割(2回線目以降)またはおうち割とワイモバ学割を併用したワイモバイルのシンプルM
- UQ学割を適用したUQモバイルのくりこしプランS
ワイモバイルは家族割(おうち割)と学割の併用ができるのですが、まさに顧客囲い込みの戦略で安くしていますね。家でソフトバンク光を使っていて、尚且つ学生でワイモバイルだと15GBのシンプルMでも税込990円になるんですよ。
家族割は2回線目以降が割引対象なので、一番お得なのはソフトバンク光を使うおうち割光セットです。かつ、学生の場合にシンプルMを使うのがおすすめになりますね。
とはいえ、割引の併用とは関係ない人も多数いるので、単身で固定回線を引かない人はUQモバイルでもいいと思います。
ワイモバイルのデータ容量は大幅アップしてUQモバイルと同じに
ワイモバイルはシンプルMが元々10GB、シンプルLが20GBだったのですが、UQモバイルに合わせる形でそれぞれ15GB、25GBに調整してきました。これは上記の表にある通りです。
さらにワイモバイルはデータ増量無料キャンペーンをやっているので、1年間限定で下記のデータ容量になります。
プラン | 標準データ容量 | 増量後データ容量 |
シンプルS | 3GB | 4GB |
シンプルM | 15GB | 18GB |
シンプルL | 25GB | 28GB |
ワイモバイルは前から期間限定の割引や増量が好きなので、データ容量が増量されると言っても1年間だけです。でも、新プラン自体はシンプルになったので増量はないのかなと思いまいしたが、1年だけでも使えるデータ容量が増えるのはお得ですね。
ワイモバイルは割引を使うとUQモバイルよりお得になる
これも先述しましたが、ワイモバイルは割引を併用できるのでUQモバイルより安く使えることになります。家族割とおうち割が1,188円引きになったので、家族割またはおうち割の安さは圧倒的ですよね。
ワイモバイル | UQモバイル | |||||
シンプルS | シンプルM | シンプルL | くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額料金 | 税込2,178円 | 税込3,278円 | 税込4,158円 | 税込1,628円 | 税込2,728円 | 税込3,828円 |
家族割(おうち割)適用時 | 税込990円 | 税込2,090円 | 税込2,970円 | × | ||
学割適用時 | × | 税込990円 | 税込1,628円 | 税込2,178円 |
単純にSIMだけを使うならUQモバイルの方が安いのですが、ワイモバイルは家族割が使えて、さらにソフトバンク光のおうち割光セットも適用の対象です。
そしてワイモバ学割を使うことによって15GBのシンプルMが990円になるので、家の光回線をソフトバンク光にしてワイモバイルを使うのは結構おすすめですね。
さらにワイモバイルはおうちでんき(ソフトバンクでんき)のセット割で、2年間税込110円引きになるんですよ。2年後からは55円なんですけど、それでも2年間合計で税込2,640なのでお得ですね。
UQモバイルはUQでんきでPontaポイントが貯まるようになっています。
データくりこしは共通
以前はUQモバイルがデータくりこしに対応していてワイモバイルはくりこし未対応でした。
しかしワイモバイルもデータくりこしに対応。UQもワイモバイルも差がなくなりましたね。
UQモバイルの注意点は家族割なしとギガMAX月割なし
UQモバイルのくりこしプランに家族割を適用できないのは前述の通り。
ギガMAX月割というのは主にWiMAXとのセット割です。WiMAXやビッグローブ光とセットだとUQモバイルが税込550円安くなるというものですが、くりこしプランはギガMAX月割の対象外です。
キャッシュレス決済との連携
キャッシュレス決済は断然PayPayユーザーが多いので、ポイントやキャッシュレスといった観点でもワイモバイルに分があります。
ワイモバイルユーザーだと特にPayPayモールを使ったショッピングで最大22%還元されます。22%になるには条件があるのでその通りにはならないかもしれませんが、ポイントアップする日曜日は特にお得になりますね。ワイモバイルとPayPayを連携させて、PayPay残高でワイモバイルの料金を払うということも可能になります。
UQモバイルはau PAYとの連携になります。こちらもPontaポイントが貯まるようになっていて、最大20%ポイント還元を実施しています。
ワイモバイルとUQモバイルの速度を比較
ワイモバイルとUQモバイルの速度比較は別の記事でも書きましたが、ここでは一例として比較したデータの一部を紹介します。
ワイモバイルは下りと上りのバランスが取れている速度を出します。

対してUQモバイルは、下りはすごく速いのですが、上りが10Mbpsいかないことが多いですね。

UQモバイルは上りが弱いので、画像や動画データをよくアップロードするなら注意が必要です。一般的には下りの速度が重視されるので問題ないですが、現在は上りも非常に重要なので、どちらかと言うとバランスのいいワイモバイルがおすすめになります。
今はライブ配信をやることもありますよね。インフルエンサーだけでなく、普通の人でも気軽にライブ配信できたりするので、上りは結構大事です。
両方に共通しているのはお昼時の速度で、12時半頃でも安定して高速通信ができます。
ワイモバイルはこんな人におすすめ
ワイモバイルをおすすめできるユーザーは以下の通り。
- サービス品質にこだわりたい
- 上りも含めたバランスの良い速度がいい
- 店舗を含めたサポートを重視する
- 家族割を使いたい
- PayPayを使い倒したい
概ねこんなところですかね。ワイモバイルは小中容量ブランドとしてバランスがいいので、学生だけでなくどんな世代でも使えるブランドになっています。
電波の繋がりやすさはトップレベル、サポートも店舗で受けられますし、格安SIMの範疇で言えば高コスパブランドと言っていいですね。
今回の新プランで特にセット割が強化されたので、家族割、おうち割、ワイモバ学割を上手く活用して、自分好みのモバイル環境を構築して欲しいです。
申し込みはどこでももらえる特典にエントリーしてから公式オンラインストアを利用しましょう。公式オンラインストアは事務手数料無料、PayPayポイントも10,000円相当もらえます。
どこでももらえる特典にエントリーしたらワイモバイル公式オンラインストアへ。
UQモバイルがメリットになる人とは
UQモバイルがメリットになるユーザーは以下の通り。
- 単身者
- 学生
- 下りの爆速なスピードを求める
- データ容量を繰り越したい
UQモバイルの新プランは家族割が適用できないので、どちらかと言うと単身の人に向いています。学割は適用できるので学生でもいいですね。UQはブランディングが上手くて、特に若年層にウケのいいCMでイメージ戦略が功を奏しています。
UQモバイルはもちろんイメージだけでなく、下りの速度が速い、データ容量をくりこしできる、安い、というメリットもあります。
ワイモバとUQの新プランを使いこなして快適モバイルライフにする
以上、ワイモバイルとUQモバイルの新プランを解説してきました。両ブランドに共通するのはキャリアのメイン回線をそのまま使えることであり、質の高い回線を安く利用できる点にあります。
特にワイモバイルはソフトバンクの高品質ネットワークを安く使えて、割引の種類も豊富、店舗でのサポートもあるという、わりと強いブランドですね。特にソフトバンク光と組み合わせてワイモバイルを使うとかなり強いです。
UQもブランディングがしっかりできているので、いわゆる10代、20代にウケがいいブランドになっています。安いですしね。
両ブランドのここがいい、というポイントをよく見極めて、高コスパな快適モバイルライフにすることが最終的なゴールとなります。あなたはどっちにしますか?